タラゴンの効能
タラゴンの香りの主成分は「エストラゴール」です。香りのよさから料理に用いられるだけでなく、精油としても人気があります。どのような効能が期待できるのでしょうか。
効能①口臭予防・消臭効果・殺菌効果
タラゴンは古くから口臭予防に効果があるとされています。肉料理の臭み消しなどにも使われるのも納得ですね。アロマオイルやルームフレグランスとして消臭効果も期待できます。また、さまざまなハーブにいわれることですが、タラゴンにも殺菌効果があるとされます。
効能②鎮静作用
タラゴンの香りには鎮静作用もあるとされます。リラックスして神経をなだめる力が強く、不眠症に効果が期待できるハーブティーもあります。
効能③消化増進・整腸作用
フランス料理のソースに非常によく用いられるタラゴンですが、それは香りや味の変化をもたらすだけではなく、消化増進と整腸効果も期待できるからです。
どんな風に育っていくのか、自分の庭でも栽培してみたくなるね。料理に使えるフレンチタラゴンが日本で育てられるのかな?育て方を見てみよう!
タラゴンの育て方
タラゴンは日本の高温多湿な環境は少し苦手です。耐寒性はある程度ありますが、夏の高温は特に注意が必要です。温度と湿度、水はけに注意しながら管理しましょう。
育て方①植え付け
フレンチタラゴンは、ほとんど花を付けず種の収穫は難しいハーブです。苗を手に入れて植え付けましょう。植える場所は水はけがよく、半日陰の環境を選びます。
植え付けのときは根を観察してみよう
タラゴンをポットから出す際にはぜひ根も観察しましょう。ドラゴンという名がつけられたのも納得の、まるで竜や蛇がとぐろを巻いたような根をしていますよ。
育て方②用土
土はとにかく水はけのよいものにします。あらかじめブレンドされているハーブ用の土などを使うと簡単です。さらに水はけがよくなるように川砂なども混ぜ込みます。プランター栽培の場合は、プランターの底に軽石などを敷いておきます。
育て方③水やり
タラゴンは多湿な環境を嫌います。土がスポンジのようになり、いつまでもジメジメいしている環境は苦手です。水やりは控えめにして、やや乾燥気味に管理しましょう。冬場は地上部の葉は枯れてしまいますが、根は生きています。水やりを忘れないようにしてください。
育て方④肥料
肥料は、本格的な暑さを迎える前に与えます。植え付ける際にマグアンプなどの緩効性肥料を混ぜ込むのも有効です。梅雨時期に力を蓄えられるようにハイポネックスなどの液体肥料を与えます。
育て方⑤収穫
タラゴンの成育が旺盛になり、葉が茂るのは涼しい3~6月ごろにかけてです。この時期に若い柔らかい葉を収穫すしましょう。真夏は成育が落ち込むため、様子を見ながら収穫します。
タラゴンはとにかく水はけを気にして育てることがポイントなのね。はじめは管理しやすい小さな鉢ではじめるのがよさそうね。
うまくいって、収穫のときを迎えるのが楽しみだね。次はそんなタラゴンのおすすめの食べ方を見ていこう。
タラゴンって料理がおいしくなるだけじゃなくて、こんなにたくさんの効能があるのね。