月下美人の育て方!切り戻し剪定の仕方や挿し木での増やし方をご紹介!

月下美人の育て方!切り戻し剪定の仕方や挿し木での増やし方をご紹介!

月下美人は夜になるとひっそりと咲き始め、朝が来る頃にはしぼんでしまう一日花です。ジャスミンに似た強い香りを放つのが特徴で、フレグランスやお香としても利用されています。そんな月下美人の特徴や花言葉、育て方や増やし方などをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.月下美人とは
  2. 2.月下美人の育て方
  3. 3.月下美人の増やし方
  4. 4.月下美人の病気と害虫
  5. 5.まとめ

月下美人の増やし方

Photo by ai3310X

月下美人を増やすには「挿し木」と「種まき」の2つの方法があります。どちらも簡単なので、ぜひ月下美人を増やしてみてくださいね。それぞれの増やし方に適した時期や方法をご紹介します。

増やし方①挿し木

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挿し木は5月〜9月が適期のため、剪定で切り落とした茎を使用しても構いません。若くて健康な茎を15cm〜20cmほどの長さで切り取り、土に挿す部分をしっかりと乾燥させます。切り口が乾いてから、赤玉土などの挿し木用の用土に挿してください。発根するまでは水切れに注意しながら、直射日光の当たらない場所で管理しましょう。

増やし方②種まき

Photo by frontriver

月下美人は花後に種子をつける性質があるため、立ち枯れるまでそのまま育てて種を採取します。開花時期が終わり、花後の種子が完全に黒くなってから、茎ごとハサミで切り取ってください。種子を軽く振って中から種を採取します。種まきに適した時期は4月〜5月のため、それまでは新聞紙などに種を包んで、風通しのよい日陰で管理しましょう。

月下美人の病気と害虫

Photo by HIRAOKA,Yasunobu

月下美人はやや湿った環境を好みますが、風通しの悪い場所で育てると、病気や害虫被害を受けやすくなるので注意が必要です。切り戻し剪定を行って余分な葉を減らしたり、水やりの量を工夫したりして対策をしてください。月下美人のかかりやすい病気や害虫被害をご紹介します。

すす病

すす病は湿度の高い環境で育てると発生しやすい、カビが原因の病気です。感染した部分はすすがかかったように黒くなるのが特徴で、光合成ができなくなり成長が妨げられるため、月下美人が枯れてしまうおそれがあります。感染した部分は薬剤を散布しても治せないので、他の部分への感染を防ぐためにも、早めに切り取って処分してください。

カイガラムシ

カイガラムシは葉の裏などの見つけにくい場所に寄生するため、発見が遅れると大量発生してしまう可能性があります。水やりのときに葉の裏までチェックして、カイガラムシがついていたらすぐに歯ブラシなどを使って払い落としましょう。放っておくと排泄物からすす病を誘発する恐れがあるので、こまめに手入れしながら育てるのが大切です。

アブラムシ

Photo byMabelAmber

アブラムシは年間を通して発生しやすい害虫で、集団で寄生する特徴があるため早めの対策が必要です。葉や茎の汁を吸って成長するため、月下美人が弱ったり枯れてしないよう注意しましょう。数が少ない場合はガムテープなどに貼り付けて駆除しますが、大量に発生した場合は殺虫剤を散布して駆除してください。

まとめ

Photo by HIRAOKA,Yasunobu

月下美人の特徴や切り戻し剪定の方法、花言葉や増やし方などをご紹介しました。上級者向けの植物といわれていますが、季節ごとに置き場所を変えたり、しっかりと寒さ対策をして冬越しさせたりすれば、自宅でも育てられます。挿し木での増やし方も剪定した茎を使用して気軽にできるのが魅力です。素敵な香りが楽しめる美しい月下美人をぜひ育ててみてくださいね。

Alisa.
ライター

Alisa.

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