ピンク色の花図鑑（12種類）各種の名前・特徴・花言葉などをご紹介！

紅葉のイメージをもたれがちな秋ですが、涼しくなってくるにつれて、暑さに弱い種類の草花が次第に勢いを取り戻し始めます。お月見や、重陽の節句、ハロウィンなどの季節のイベントにも秋の花は大活躍です。ピンク色の花もアンティークの色合いなものや、和風のイメージの紫がかったピンクなどいろいろあります。用途にあわせて寄せ植えなどに取り入れてみてくださいね。

細い茎の先に大輪の花を咲かせるコスモスは、秋の草花の代名詞ともいえる花でしょう。秋にかわいい桜色の花を咲かせることから、漢字では「秋桜」とも書かれます。見た目の繊細さとはうらはらに、環境に強く、育てやすい種類のため、ガーデニングなどにはぴったりの草花です。

ピンク色のコスモスの花言葉は「乙女の純潔」です。秋風にそよぐ繊細な花のようすが、清楚な乙女のイメージにつながり、この花言葉が生まれたといわれています。

紫に近いピンク色の花を咲かせるシオンの歴史は古く、平安時代から観賞用として育てられていたといわれています。原産地は日本です。はかなげな色合いで、和風の寄せ植えなどに人気があります。学名の「Aster」はギリシャ語で星を意味します。シオンの花びらが星のように見えることから、そのように名づけられました。

シオンの花言葉は「追憶」「君を忘れない」です。今昔物語に「兄弟二人、萱草（わすれぐさ）、紫苑（しをん）を植ゑし語」という話がありますが、その父を悼む話にちなんでこの言葉が生まれたといわれています。

一輪で存在感バツグンのダリアは、晩夏から秋の季節に咲くキク科の草花です。花のサイズは人の顔ほどある巨大なものから、子どもの手のひらサイズの小さなものまでさまざまです。牡丹の花に似ていることから、和名を「天竺牡丹」といいます。天竺と名がついているためインドの花かと思われがちですが、原産地はメキシコです。

ダリアの花言葉は「栄華」「華麗」です。大きな存在感バツグンの花が咲き誇るようすから連想され、この言葉が生まれたといわれています。