7月に咲く・咲いている花⑩~⑫
⑩タチアオイ
基本情報
- 科名:アオイ科
- 属名:アルテア属
- 形態:一年草・二年草
- 原産地:東ヨーロッパ~アジア
- 開花時期:6月~8月
- 花色:白・赤・ピンク・黄・オレンジ・紫・複色
- 耐暑性:強い
タチアオイの特徴
タチアオイは、暑さや乾燥に強く丈夫なため、夏の庭に植えるのに向いている植物です。花穂は下から順番に咲き始め、次々と花開き、2カ月ほど楽しめます。梅雨の始まりに咲きだし、咲き終わる頃に梅雨が終わることから、季節を知らせてくれる花としても人気です。
タチアオイの花言葉
タチアオイは夏空に向かって茎をまっすぐに伸ばし、まっすぐピンと姿勢よく咲きます。その姿から「気高く威厳に満ちた美」「高貴」「あなたの美しさは気高い」などの花言葉がつけられました。タチアオイは花が終わると、1つの花から20~30個の種が取れます。そのことからついた花言葉が「豊かな実り」「大志」「大きな望み」などです。
⑪蓮(はす)
基本情報
- 科名:ハス科
- 属名:ハス属
- 形態:多年草
- 原産地:インド
- 開花時期:6月下旬~8月
- 花色:白・ピンク
- 耐暑性:強い
蓮の特徴
蓮は水底で発芽し、水中に茎を伸ばす水生植物です。花は水面より高い位置で咲き、開花時には上品な香りを放ちます。早朝に花開いた蓮は、昼には閉じてしまうのが特徴です。花の美しさと上品な香りから、仏教では「極楽浄土に咲く花」として大切にされています。
蓮の花言葉
蓮は泥水を吸いながらも、水面に美しい花を咲かせることから「清らかな心」「神聖」という花言葉がつけられました。1日の中で咲く時間が短いことから「休養」、雄弁なエジプト神に捧げられた花であることから「雄弁」という花言葉も持っています。ほかの花言葉には「沈着」「離れ行く愛」などがあります。
⑫ヒマワリ
基本情報
- 科名:キク科
- 属名:ひまわり属
- 形態:一年草
- 原産地:北アメリカ
- 開花時期:7月~8月
- 花色:黄・オレンジ・白・赤・茶・紫
- 耐暑性:強い
ヒマワリの特徴
ヒマワリは夏の季語にも使われる、この季節にピッタリの植物です。花は太陽の光の進む方向に向きを変えながら咲くため、「日廻り」と表記されたことが名前の由来です。別名「日輪草(にちりんそう)」「日車草(ひぐるまそう)」とも呼ばれます。太陽が大好きなヒマワリは、夏の季節の代表的な存在です。
ヒマワリの花言葉
ヒマワリは、太陽の光を追いかけて向きを変えることから、「憧れ」「あなただけを見つめる」「情熱」「愛情」「崇拝」などの花言葉を持っています。夏の贈り物にふさわしい花の1つですが、花色や大きさによって花言葉が変わるため、贈る相手に合ったものを選びましょう。
色・大きさ別の花言葉
- 白「程よき恋」
- 赤「冷静な判断」
- 紫「悲哀」
- 大輪「偽りの富」「にせ金持ち」
- 小輪「愛慕」「光輝」
ボタニ子
まとめ
7月に咲いている花は、カラフルで力強く、見ているだけで元気をもらえるものばかりです。今回紹介した花のほかにも、ハイビスカスや朝顔、ダリアやトケイソウなど、夏を彩る草花はまだまだたくさんあります。好みの花を見つけて、庭やベランダで育ててみてはいかがでしょうか?
ヒマワリは、本数や品種によって花言葉もさまざま!贈るときは気をつけてね!