12月に植え付けるおすすめの花⑦〜⑩
プラチーナなど、カラーリーフはうまく取り入れれば花の少ない庭も明るくできますね。さらにどんな植物があるのか見ていきましょう。
12月に植え付けるおすすめの花⑦サクラソウ
植物名(学名) | サクラソウ(Primula sieboldii) |
植物分類 | サクラソウ科サクラソウ属(プリムラ属) |
植え付け時期 | 10月上旬~2月下旬 |
開花時期 | 4月上旬~6月ごろ |
耐寒性 | 強い。-3℃ほどまで耐える。 |
特徴
サクラソウは多年草なので、毎年花を咲かせます。桜と同じく、春の訪れを告げてくれる季節の花です。耐暑性もあるので関東以西の地域では特におすすめです。八重咲はもちろん、花びらの表と裏で色が異なる品種なども販売されており、その数は300品種を超えるといわれています。
花言葉は「初恋」「純潔」「無邪気」「青春」
サクラソウの茎は細く、花も小さいものです。群生していれば目立ちますが、本来は山野草であったため人知れず山の中でひっそりと咲いていたのでしょう。そんな健気な姿から「初恋」や「純潔」といった花言葉がつけられました。
12月に植え付けるおすすめの花⑧カレンデュラ
植物名(学名) | カレンデュラ(Calendula) |
植物分類 | キク科キンセンカ属(カレンデュラ属) |
植え付け時期 | 9月下旬~4月下旬 |
開花時期 | 1月上旬~5月 |
耐寒性 | 強い |
特徴
カレンデュラはハーブとしても扱われる植物です。ポットマリーゴールドやキンセンカなどとも呼ばれますが、園芸品種のマリーゴールドとは違うものです。温暖な地域では12月や1月といった冬にも花を咲かせてくれます。カレンデュラの明るいオレンジ色の花が庭をにぎわせてくれるでしょう。
花言葉は「別れの悲しみ」「悲嘆」「寂しさ」「失望」
カレンデュラの花言葉は、その明るい見た目に反してどれも悲しいものです。これは水の精クリティの恋心を描いたギリシア神話がモチーフとなっています。
カレンデュラはハーブとしても有名です。効能について詳しくまとまった記事はこちらです。
12月に植え付けるおすすめの花⑨ムスカリ
植物名(学名) | ムスカリ(Muscari) |
植物分類 | ユリ科ムスカリ属 |
植え付け時期 | 10月下旬~12月上旬 |
開花時期 | 3月下旬~4月上旬 |
耐寒性 | 強い |
特徴
ムスカリは耐寒性が強く、植えっぱなしでも毎年春に花を咲かせてくれる花です。背丈は小さく、10cmほどですが青くブドウの実のようなかわいらしい姿をしています。長い冬を超え、季節の変化を感じさせてくれる花でしょう。ムスカリは、あまり早く植え付けると葉が伸びすぎてしまうので、11月~12月ごろの植え付けがおすすめです。
花言葉は「失望」「失意」
ムスカリの花の色は美しい青です。最近では白や青と混ざった品種も販売されていますが、もともとは青い花をつける植物です。この美しい青い色から、「失望」や「失意」という花言葉がつけられました。
ムスカリは品種が豊富です。花の色や開花期が異なる品種もあります。
12月に植え付けるおすすめの花⑩ヒヤシンス
植物名(学名) | ヒヤシンス(Hyacinthus orientalis) |
植物分類 | キジカクシ科ヒヤシンス属 |
植え付け時期 | 10月上旬~11月下旬 |
開花時期 | 3月下旬~4月上旬 |
耐寒性 | 強い |
特徴
ヒヤシンスは水耕栽培のイメージが強いですが、庭での地植えや鉢植えでも育てられます。春を感じる美しい香りも特徴の1つです。春先に花をつけ、季節の訪れを感じさせてくれます。
花言葉は「スポーツ」「ゲーム」「遊び」「悲しみを超えた愛」
ヒヤシンスの花から「スポーツ」などという花言葉がついていることを意外に思う方もいらっしゃるでしょう。これは次のギリシア神話にちなんでいます。ヒュアキントスとアポロンが円盤投げ(スポーツ)をしていると、その様子にゼピュロスが嫉妬し、風を起こしました。軌道が変わってしまった円盤がヒュアキントスの額あたり、たヒュアキントスは血を流して死んでしまいました。この血から紫のヒヤシンスの花が咲いたといわれます。
ヒヤシンスの水耕栽培に興味のある方はこちらの記事をご覧ください。
まとめ
12月は寒さを感じる季節ですが、そんなときにも植え付けられる花がたくさんあることがわかりました。植え付けてすぐに花の楽しめるもの、冬を越して春の訪れとともに花を咲かせてくれるものもありましたね。お住まいの地域に合った植物を選び、庭づくりを楽しみましょう。
サクラソウは苗からでも種からでも育てられます。サクラソウの育て方を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。