12月に植え付けるおすすめの花①〜③
最初の3つの植物は12月に植え付ける定番のものです。いずれも品種が豊富なので、住んでいる地域の最低温度や、作り上げたい庭の雰囲気などと照らし合わせながら好きなものを選んでみてくださいね。
12月に植え付けるおすすめの花①クリスマスローズ
植物名(学名) | クリスマスローズ(Helleborus × hybridus) |
植物分類 | キンポウゲ科クリスマスローズ属(ヘレボルス属) |
植え付け時期 | 10月~12月 |
開花時期 | 1月上旬~3月下旬 |
耐寒性 | 地植えであれば-15℃程度まで可。 鉢植えの場合は室内へ取り込む。 |
特徴
「クリスマス」と名前についているように、クリスマスローズは冬の季節を感じさせる花です。名前からも季節を感じますね。色や花びらの枚数も非常に豊富で、愛好家も多い花です。半八重咲や八重咲など珍しい品種も販売されています。
花言葉は「私の不安をやわらげて」「慰め」「中傷」
古代ヨーロッパでは、クリスマスローズの香りが病人たちを癒すものとして信仰されていた歴史を持ちます。このことから、「私の不安をやわらげて」「慰め」といった花言葉がつけられたといわれています。また、クリスマスローズの根には毒があることから派生して、「中傷」といった花言葉も持ちます。
愛好家が多いのもうなづける美しさよね。そんな冬の季節を迎えた庭を彩るクリスマスローズは品種がたくさんあります。品種の特徴などをまとめたおすすめの記事はこちらです。
12月に植え付けるおすすめの花②クレマチス
植物名(学名) | クレマチス(Clematis) |
植物分類 | キンポウゲ科センニンソウ属(クレマチス属) |
植え付け時期 | 10月~5月下旬 |
開花時期 | 11月上旬~5月下旬(品種によって大きく異なる) |
耐寒性 | 多くの品種が高い耐寒性を持つ。 北海道などの寒冷地でも冬越し可。 |
特徴
クリスマスローズに並び、愛好家が非常に多い花がクレマチスです。植え付けの時期も、開花時期も秋から初夏と品種によってばらつきがあります。つる性のものや常緑のものなど植物生態も品種によってさまざまです。お気に入りの品種を見つける喜びが大きい植物といえるでしょう。
花言葉は「精神の美」「旅人の喜び」
クレマチスのつるは非常に細く、しなやかな姿をしています。そんな繊細なつるから咲かせる花は美しく鮮やかな色をしています。こういった姿から「精神の美」という花言葉がつけられました。また、宿で旅人を迎える花として使われた歴史もあり、「旅人の喜び」という花言葉も持ちます。
多く人に愛されているクレマチスですが、品種ごとにも根強いファンが存在します。花言葉も色によって違うものがつけられていますよ。
12月に植え付けるおすすめの花③パンジー・ビオラ
植物名(学名) | パンジー・ビオラ(Viola) |
植物分類 | スミレ科スミレ属 |
植え付け時期 | 10月下旬~12月中旬 |
開花時期 | 10月中旬~5月下旬 |
耐寒性 | 高い。霜にあたっても枯れない品種も。 |
特徴
パンジー(ビオラ)の特徴はその長い開花期といえるでしょう。9月下旬から市場に出回り始め、冬を越して翌年の5月まで次から次へと花をつけます。準寒冷地では霜にあたって枯れてしまうこともありますが、それも品種によります。うまく冬越しさせれば冬の庭を彩ってくれる力強い味方です。
花言葉は「もの思い」「私を思って」
パンジー(ビオラ)の花言葉は「もの思い」「私を思って」です。健気に小さくな花をいつまでも次から次へとつける姿からつけられたのでしょう。花の見た目が考え事をしているような表情にも見えますね。
パンジー(ビオラ)の花を長い季節に渡って楽しむにはお手入れにコツがあります。以下の記事を参考にしてみてくださいね。
「クリスマス」の季節に「バラ」のような花をつけるから「クリスマスローズ」と呼ばれるようになったそうだね。