ふしぎな味の野菜⑧チャラピタ
基本情報
- 原産地…ペルー北部
- 旬…夏~初秋
- 栄養素…カプサイシン・ビタミン・カロテン
チャラピタの特徴と食べ方
チャラピタは、ほかのチリペッパーとは比較にならないほど辛く、1kgあたり約290万円する高級野菜です。大きさは約5~8mmで、黄色やオレンジ色をしています。生で食べることはまずなく、乾燥させて香辛料として使います。非常に高級で珍しいため、なかなか手に入らない食材ですが、目にする機会があればぜひ食べてみてください。
ふしぎな味の野菜⑨タマリロ
基本情報
- 原産地…南アメリカ
- 旬…7~8月
- 栄養素…ビタミン・食物繊維・鉄分
タマリロの特徴
タマリロは、マオリ語の「tama(リーダーシップ)」とスペイン語の「amarillo(黄色)」を合わせて名づけられた、ナス科の植物です。見た目がトマトに似ており、木になることから「ツリートマト」とも呼ばれています。さっぱりとした酸味と、トマトとは違った変わった甘さを持っています。トマトとパッションフルーツとキウイの間のような、おもしろい味の野菜です。
タマリロの食べ方
タマリロはそのおもしろい風味から、ソースやスープ、ジャムやジュースに加工しても美味しく食べられます。初めて食べる方は、半分にカットして中身をスプーンですくって、そのまま食べてみてください。柔らかく熟しているものほど、甘みが増して美味しいです。
ふしぎな味の野菜⑩ビーツ
基本情報
- 原産地…ヨーロッパ・地中海沿岸・アフリカ北部
- 旬…6~7月・11~12月
- 栄養素…リン・ナトリウム・マグネシウム・カルシウム・鉄分・カリウム・ビタミン・ナイアシン・ビオチン・食物繊維
ビーツの特徴
ビーツはロシアの代表料理「ボルシチ」に欠かせない、真っ赤な色が特徴の野菜です。見た目はカブのようですが、ほうれん草の仲間です。「食べる輸血」といわれるほど栄養豊富で、少し土臭さはありますが、味は甘みが強く美味しいです。生でも食べられますが、一般的には火を通して使います。皮は固いため、皮ごとゆでてからカットすることをおすすめします。
ビーツのおすすめの食べ方
ビーツは、鮮やかな色と変わった甘みを楽しめる料理方法がおすすめです。スープやホイル焼き、酢漬けやサラダにして食べましょう。おすすめはポタージュです。作り方を紹介します。
ポタージュスープの材料(4人分)
ビーツ | 1個(200~300g) |
にんにくみじん切り | 小さじ1 |
牛乳 | 300mL |
バター | 大さじ1 |
コンソメ顆粒 | 小さじ1 |
塩コショウ | 少々 |
ポタージュープの手順
- ビーツを皮ごと30分ほど下茹でし、皮をむき1口大にカットする
- 小鍋にバターを入れ中火で温め、ビーツを炒める
- 2にコンソメとひたひたの水を入れ、ビーツがやわらかくなるまで煮込む
- 3と分量の牛乳を少し加えて、ミキサーにかける
- 4と残りの牛乳を小鍋に戻し温め、塩コショウで味を調える
まとめ
世界には、たくさんの変わった見た目やおもしろい味の野菜があります。日本で栽培許可されているものや、外国から輸入できるものも多く、手に入れやすくなってきました。生で食べたり、調理したり、観賞用に育てたりするなど、食べ方や楽しみ方は豊富です。珍しい野菜に出会ったらぜひ手に取って、色や形、味などを楽しんでみてください。