世界中にある珍しい野菜
野菜は人々の食生活に欠かせないものです。ありとあらゆる種類の野菜が市場に出回っています。また野菜の中には面白くて変わった見た目や味のものもあります。あまりの変わり種で、入手しにくいふしぎな野菜などは、実際に栽培が可能なのでしょうか?今回は、世界中のおもしろい野菜についてのご紹介です。
日本の珍しい野菜
世の中に出回っている野菜が幾つぐらいあるのかご存知でしょうか?実際の数量は定かではありませんが、実に600種類は越えているだろうといわれています。また、旬の時期、産地、その食べ方から栄養価と効能に至るまで、それぞれに違いがあります。では、日本国産の野菜の中でも、珍しい変わった部類の野菜をご紹介しましょう。
①金時にんじん
金時にんじんとは、別名「京人参」とも呼ばれている野菜です。関西方面ではかなり出回っていて定番と化していますが、全国区としてはあまり出ていません。小ぶりなのでそのまま丸ごと食べられます。金時にんじんの感触は柔らかくて、普通の人参よりも食べやすいという評判の高さがあります。一般的な店舗ではなかなか見る機会が少ないので、購入は通販などを利用するとよいでしょう。
②紅おくら
紅おくらは、外見の大きさは通常のおくらもとさほど変わりがなく、普通に調理して食べても美味しくいただける野菜です。通常の緑色のおくらとは違って、目立った赤い色をしていることが特徴的ですが、そのため、料理の彩りを演出するのに使えます。味とともに見た目に引き立つということで人気がある品種です。紅おくらも種から販売されているので栽培できます。
③からし菜
からし菜とは、その名前が示すとおりに、すこし辛い味が後を引く美味しさの野菜です。時折、直売所で見かけることもありますが、店舗での販売もあまり出回らず、珍しい葉物野菜とされています。お浸しにしたり炒めものにしたりしても美味しくいただける野菜です。サラダなどに辛さを足したいという場合に、アクセントとして使えます。栽培もかなり楽にできます。
外国の珍しい野菜
日本産の野菜だけでもたくさんの種類があるのですから、世界中を見渡した場合には、まだまだ日本にも紹介されていない外国産のふしぎで変な野菜、高級品種がたくさんあります。では世界でも稀で珍しいとされている変わった野菜には、どのようなものがあるのでしょうか?外国の珍しいマイナーな野菜をいくつかご紹介します。
①キワーノ
世界中の野菜の中でも、見た目もかなり変な品種なのがキワーノです。原産地はアフリカで、正確にはウリ科に属しています。その味もふしぎで、まるで熟す前のバナナのようだという声が多く聞こえます。しかしその見た目の強烈さとは反対に、味はとてもおとなしめで食べやすいです。ハチミツと一緒に食べるとより味が引き立ちます。日本国内での栽培も可能です。
②アイスプラント
名称はアイスプラントですが、原産地は南アフリカです。シャキシャキした食感に塩味が利いているふしぎな野菜ですが、そのまま水洗いをしても、あるいは茹でることもできるので、調理にも使えて意外と活躍する野菜です。高級そうに見えて、値段も1パック400円前後で購入できます。日本でも家庭菜園などで栽培することが可能です。栄養素も高く血糖値を下げる効果が期待できます。
③ロマネスコ
ロマネスコはイタリア原産の変わった野菜で、見た目でもわかるようにカリフラワーの一種です。幾何学的な模様になるのが特徴で、本当に食用なのかと疑ってしまいます。しかしその味には変なクセがなくて、ほんのり甘みも感じさせるおいしさだと評判が高い野菜です。外国ではサラダの具材で定番化されています。日本でも栽培が可能で、家庭菜園で育てる方も増えつつある品種です。ビタミンCや鉄分が多い野菜として知られています。