日本では珍しい野菜の育て方!変わった野菜11種類の栽培方法を解説!

日本では珍しい野菜の育て方!変わった野菜11種類の栽培方法を解説!

世界には無数に野菜の種類が存在します。日本に輸入されているのはそのほんの一部です。今回は、世界の珍しい野菜の中から、日本や世界の珍しい野菜を6種類、また実際に家庭菜園での栽培も可能なおすすめ品種を5種類に厳選してご紹介します。

記事の目次

  1. 1.世界中にある珍しい野菜
  2. 2.日本の珍しい野菜
  3. 3.外国の珍しい野菜
  4. 4.珍しい野菜5種類の栽培方法
  5. 5.まとめ

珍しい野菜5種類の栽培方法

Photo byislammdshahin61

世界を見渡すと、当然ながら日本では見たこともない、ありとあらゆる種類の珍しい野菜があります。希少価値だというものもあれば、大手スーパーなどに行って注意しながら見ていくと、たまに出回っている野菜もあるようです。珍しい野菜なので栽培方法が難しいのでは?日本国内には輸入されてこないのでは?と思われています。しかし、種や苗が入手できて、比較的に栽培方法が簡単な種類もあります。

①ビーツ

真っ赤な実をして食感でも人気なビーツですが、なかなか近所の野菜売り場では見かけることが少ない、実は珍しい品種です。ビーツの栽培は3~4月ごろ、もしくは9月に種を撒きます。

発芽させる方法

種が硬いので、水に漬けて濡れたキッチンペーパーで発芽させてから植えるとスムーズです。9月に撒けば、遅くとも12月中旬には収穫ができるというスピーディーな成長を遂げます。そのため初心者でも育栽培がしやすくプランター栽培でも十分に育ちます。

②ピュアホワイト

ピュアホワイトは真っ白なとうもろこしです。しかもその味がまるでフルーツのような甘さとジューシーさを持っている品種として知られています。生でも食べられるのが特徴です。家庭菜園でも育つので、収穫したらそのまま味わえます。

日当たり重視しながら水やりもすること

ピュアホワイトの栽培は、一般的なトウモロコシの育て方とほぼ一緒です。ただし1点だけ注意事項があります。それは「他品種と交配させない」ことです。純白の実が成らなくなります。ピュアホワイトの栽培ポイントは日当たりです。生育適温が高いため、とにかく陽が当たる場所で積極的に育てると同時に、乾燥にも注意していきましょう。水やりを怠らず規則正しく行うことが大切です。

③ロッサビアンコ

ロッサビアンコとは、イタリア産の伝統的ナスの1種です。日本のナスと比較すると、一見丸々として色つやが薄くて形状が違うので、ナスではない別の品種のように思われています。しかしとても実が肉厚で、くせがほとんどなく、クリーミーでおいしいと評判です。ロッサビアンコもナスの仲間なので、一般的なナスと同じような栽培方法で育ちます。

水やりと肥料を十分に与えること

ただしナス全般は成長がゆるやかです。種から育てられますが、早く収穫したいのであれば、苗から育てていくほうがよいでしょう。また、水と肥料をしっかり与え続けるのがポイントです。雌しべと雄しべが元気そうに飛び出ていれば問題ありません。もし元気がなさそうな感じであれば追肥してあげましょう。

④マイクロトマト

トマトは食生活に欠かせない野菜の1つですが、その中でも珍しい部類に属するのがマイクロトマトです。元々は南米で野生の植物として動物たちの食料になっていたもので、それが色々と派生し現在のトマトになったともいわれています。つまりマイクロトマトこそ、トマトのオリジナルです。

普通のトマトやミニトマトと同じように育つ

ミニトマトは一般的に出回っていますが、それよりさらに小粒なのがマイクロトマトです。種から育てることもでき、その蒔く時期(3月初旬~4月末)や収穫時期(6月下旬~10月中旬)も基本的にはミニトマトと同じと考えてよいでしょう。最近では苗から育てるほうが効率的なので、家庭菜園などでは苗を植えている方も見られます。

⑤コールラビ

コールラビとは、地中海地方原産でアブラナ科の植物です。栄養価がとても高く、カブのように丸く膨らむ変わった茎の形状がおもしろい野菜として知られています。日本ではあまり見かけないのですが、実は歴史が古く、明治時代にはすでに輸入されていました。和名では「蕪甘藍(かぶかんらん)」と呼ばれています。

変な形だけど日本の気候に合う

地中海育ちということもあって、日当たりがよい風通しのある場所で栽培するのがポイントです。生育に適した温度も20℃くらいなので、日本の家庭菜園はまさに栽培にうってつけな場所といえます。プランターなどで栽培も可能です。乾燥には弱い野菜ですから、水やりに十分に気を配りながら育てるといいでしょう。

まとめ

Photo byTeeFarm

現在のところ世界中で市場に出回っている野菜は、実に600種類を上回っていて、その正確な数は誰にもわかっていないといわれています。常に新しい品種も改良されたり発見されたりしているので、今後もますますワールドワイドに、珍しくて変わった野菜は日本にも紹介されてくるはずです。珍しいにもかかわらず栽培に適している種類もたくさんありますので、ぜひチャレンジしてみてください。

kuritch
ライター

kuritch

オールマイティに書いております。

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