ハニーサックルの育て方
ハニーサックルは、珍しい形状やよい香りで見る者を楽しませてくれる植物ですが、育てていく上で注意しなければならない点もあります。それは、繁殖力がとても強いため、きれいに管理するには必ず剪定をしなければならないということです。剪定方法など、育て方のポイントをご紹介します。
ハニーサックルの育て方①植付け場所(または管理する場所)
ハニーサックルは日当たりのよい場所を好みます。ただし、乾燥し過ぎた状態は苦手であるため、根元に直射日光が当たり続けるような場所は避けましょう。半日陰でも枯れませんが花数は少なくなります。たくさん花を咲かせたいのであれば、乾き過ぎない日当たりのよい場所がおすすめです。
ハニーサックルの育て方②植付け
庭植えするときには、掘った穴の中にたい肥や腐葉土などを入れて植え付けます。鉢植えで育てたい場合は、赤玉土、腐葉土、鹿沼土を同程度の割合で混ぜたものを使用してもよいですが、市販されている草花用培養土を利用すると簡単で便利です。
ハニーサックルの育て方③水やり・肥料
水やり
- 地植えの場合、夏の乾燥時を除き水やりは不要です。
- 鉢植えの場合は、表面が乾いていたら十分な水やりが必要です。
肥料
- 2~3月頃に液体肥料を施します。
- その後の施肥は、蕾をつけるまで月に1~2度行います。
- 開花時期の5月以降は、月に1度緩効性化成肥料を施します。
ハニーサックルの育て方④病害虫
ハニーサックルは病気には強いですが、ハダニやアブラムシの被害にあうことがあります。ハダニは葉水をすると予防効果があります。その際は葉の裏にも、しっかり行うのがポイントです。アブラムシは発生初期であれば、テープなどに貼りつけ取り除くことも可能です。数が多い場合には、できるだけ早く薬剤散布等で駆除しましょう。
ハニーサックルの育て方⑤剪定方法と剪定時期
ハニーサックルは、ツルが勢いよく伸びるため剪定して形を整える必要があります。剪定に適した時期は12~2月頃で、混み合っている箇所や不要な枝を切り落とします。コンパクトな仕上がりにしたい場合は、強めの剪定も可能です。ハニーサックルは樹勢が強いので、剪定後もツルが伸び過ぎるようであれば、整える程度の剪定を行うとよいでしょう。
ハニーサックルの育て方⑥仕立て方
樹勢が強いハニーサックルは放っておくとツルがいろいろな方向に伸びてしまいます。樹形の崩れやツルが他のものに絡まるのを防ぐには剪定だけでなく誘引も必要です。地植えではツルをフェンスやトレリスに麻ひもなどで結びつけるとよいでしょう。鉢植えはあんどん仕立てがおすすめです。また、ハニーサックルの仕立て方法としてはアーチにツルを絡ませる方法も人気が高くおすすめです。