貴陽(きよう)とはどんな果物?スモモ品種としての特徴や食べ方を紹介!

貴陽(きよう)とはどんな果物?スモモ品種としての特徴や食べ方を紹介!

貴陽は1996年に生まれた新しいスモモです。栽培がとても難しいかわりに果汁が多く、とても濃厚な味となっています。また他のスモモよりも大きく、食べ応えのある果肉です。この記事では、貴陽の特徴やおすすめの食べ方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.貴陽とは
  2. 2.貴陽の特徴
  3. 3.貴陽の食べごろは
  4. 4.貴陽のおすすめの食べ方
  5. 5.まとめ

貴陽とは

貴陽は、山梨県中巨摩郡の農家で交配されて生まれました。親には「太陽」というスモモ(プラム)と、交雑実生の品種が使われ、親に似て味はとてもジューシーです。この項目では、貴陽がどんなものなのか、基本情報などについて見てみましょう。

基本情報

科名 バラ科
属名 サクラ属
原産地 山梨県
開花時期 3月〜4月
花の色

名前の由来

プラムは果物の中でも栽培が難しく、貴陽が生まれるまでに20年もかかっています。他の品種に比べてとても大きかった貴陽は「貴族のようなプラムになってほしい」という願いをこめられて名づけられました。実をあまりつけない気難しい果物でもあるため、まさにぴったりの名前です。

花言葉

貴陽の花言葉は「誠意」「誠実」です。貴陽は育てているときに実が割れてしまうことがあり、丁寧に世話をしないと枯れてしまいます。また実をつけるのも一苦労なため、本当に育てるのが大変な果物です。誠意や誠実さを持って世話をしないといけない、という点からこの花言葉がついたようです。

貴陽の特徴

貴陽は通常の品種に比べてとても大きく、果汁が多いです。香りは少ないですがその分甘いため、濃厚な味となっています。また幻のスモモとも呼ばれるほど希少で、本格的な栽培はとても難しいものです。この項目では、貴陽の特徴などについてご紹介します。

新しく交配された品種

貴陽は新しく交配された品種で、20年かけて交配したものです。なんども交配をくり返した結果、スモモ品種の中でも大きく美味しいスモモができあがりました。新しい品種として話題になり、少しずつですが全国で栽培もされています。

太陽とスモモの交雑種

貴陽の親となった品種は太陽といい、スモモの中で3番目に多く作られている品種です。太陽は150gほどとスモモの中でも大きく、酸味が少ないためまろやかな味わいを楽しめます。貴陽はその特徴を受けつぎ、大きく甘いスモモになりました。

栽培が難しい

貴陽は栽培がとても難しく、全国でも少しの農家でしか栽培していません。実がなりにくく、親の太陽と並んで「ならずの貴陽・太陽」と呼ばれることもあります。またその栽培の難しさから流通量も少なく、幻のスモモとも呼ばれています。

実が大きい

平均的なスモモの重さは60gほどですが、貴陽の重さはなんと300gです。通常品種の5倍もの大きさがあり、熟すとさらに大きくなるものもあります。その大きさはギネス世界記録に認定されるほどで、「世界一大きなスモモ」として登録されています。

糖度が高い

スモモの糖度は平均15〜17度ですが、貴陽の糖度は最高で18度にもなります。他のスモモよりとても甘いため、子供でも食べられると人気です。スモモの糖度は低くありませんが、独特の酸味が甘さを消してしまいます。しかし、貴陽は甘みのほうが強いため、酸味を気にせず甘さだけを楽しめます。

ボタニ子

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次は貴陽の食べごろを見ていきましょう。

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貴陽の食べごろは

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