ブルーアイスの育て方
ブルーアイスは、庭のシンボルツリーや花壇のアクセントなどに利用されている植物です。成長スピードが速く新芽を次々と伸ばし、樹高が5mほどまで大きくなるため適度に剪定しながら育てましょう。そんなブルーアイスの水やりや肥料の与え方など、庭木としての管理方法を紹介します。
育て方①環境
ブルーアイスは日当たりと風通しのよい環境で育てましょう。耐暑性は強いですが、夏の直射日光に長く当てると葉焼けを起こしてしまいます。鉢植えの場合は半日陰に移動させ、地植えの場合は寒冷紗などを使用して遮光するのがおすすめです。また、根が浅いのが特徴で、強い風が当たると倒れてしまう恐れがあるため注意してください。
育て方②用土
ブルーアイスは多湿が苦手なため、排水性の高い用土を使用して育てます。市販されている草木用の培養土を使用しても構いません。自分で配合する場合は、赤玉土と腐葉土をよく混ぜ込んだ用土に、少量のピートモスを加えた用土を使用してください。地植えにする場所の土が粘土質の場合は、腐葉土をよく混ぜ込んで水はけをよくしてから植え付けましょう。
育て方③植え付け・植え替え
ブルーアイスの苗の植え付けや植え替えを行うのは、3月〜5月が適期です。常緑樹のため、冬場に植え付けや植え替えをして根を傷めると、枯れてしまう恐れがあります。苗がしっかりと根付くまでは、強風で倒れてしまわないように支柱を立てておくと安心です。鉢植えの場合は水はけをよくするために、鉢底石を鉢底ネットを入れてから植え付けましょう。
育て方④水やり
地植えの場合は雨水のみで十分で、水やりの必要はありません。しかし、水切れを起こしてしまうと葉が茶色く枯れ込んでくるため、あまりにも雨が降らない日が続くようならば、様子を見ながら水を与えてください。鉢植えの場合は、土の表面が乾いてからたっぷりと水やりをします。受け皿に溜まった水はすぐに捨てて、用土が多湿になってしまうのを防ぎましょう。
育て方⑤肥料
ブルーアイスは比較的丈夫な植物で、肥料を与えなくてもすくすくと育ちます。しかし、成長が滞っていたり、葉付きが悪かったりする場合は、春と秋に固形肥料や液体肥料を規定の量を株元に施してください。また、植え付けの用土に元肥として、緩効性の化成肥料を混ぜ込んでおいても構いません。
次のページでは、剪定や病気と害虫についてご紹介します。