ハクロニシキ(白露錦)とは?特徴や剪定方法・挿し木などの育て方を紹介!

ハクロニシキ(白露錦)とは?特徴や剪定方法・挿し木などの育て方を紹介!

ハクロニシキは、葉色がピンク色や白色、クリーム色や黄緑色に変化しながら成長していきます。その美しさから「五色柳(ゴシキヤナギ)」とも呼ばれている植物です。庭のシンボルツリーや生垣としても利用されているハクロニシキの、特徴や育て方などを紹介します。

記事の目次

  1. 1.ハクロニシキ(白露錦)とは
  2. 2.ハクロニシキ(白露錦)の育て方
  3. 3.ハクロニシキ(白露錦)の害虫
  4. 4.まとめ

ハクロニシキ(白露錦)の育て方

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ハクロニシキは成長すると樹高が3mほどになります。庭木として育てる場合は広い場所を確保して育てていきましょう。また、横にこんもりと広がっていく性質を利用して、生垣として育てるのもおすすめです。そんなハクロニシキの育て方や剪定方法、挿し木での増やし方などを紹介します。

育て方①環境

ハクロニシキは日当たりと風通しのよい環境で育てると、葉付きがよくなり健康的に育ちます。また、やや湿った場所を好むため、半日陰で育てても構いません。葉の美しさが魅力ですが、直射日光に長く当ててしまうと葉焼けを起こしてしまうため注意しましょう。耐寒性が強く、とくに対策をしなくても地植えでの冬越しが可能です。

育て方②用土

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ハクロニシキは水もちがよく、栄養分を豊富に含んだ用土で育てましょう。ホームセンターや園芸店などで市販されている花木用の培養土を使用しても構いません。自分で配合する場合は、赤玉土と腐葉土をよく混ぜ込んだ用土を使用してください。地植えにする場合は、腐葉土や堆肥を混ぜ込んでからよく耕し、土壌改良をしてから植え付けるのがポイントです。

育て方③植え付け・植え替え

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真夏日を避ければいつでも植え付けや植え替えが可能です。庭植えにする場合には、あらかじめ30cmほどの深さの穴を掘って起き、株が倒れないように土でしっかりと固定しながら植え付けていきます。鉢植えの場合は、根詰まりを防ぐために毎年植え替えが必要です。根が複雑に絡みながら伸びていくことから、庭植えにすると植え替えは難しいため注意しましょう。

育て方④水やり

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地植えで育てている場合は雨水のみで十分で、水やりの必要はありません。しかし、やや湿った環境が適しているため、雨が降らないようならば様子を見ながら水を適量与えてください。鉢植えの場合は、土の表面が乾き始めたら水やりをします。ハクロニシキは成長スピードが速く、水をたくさん吸うので水切れを起こさないように管理するのが重要です。

育て方⑤肥料

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ハクロニシキは肥料を与えなくても十分育ちます。しかし、大株にしたい場合や葉付きが悪いようならば、2月と9月に油粕や堆肥を株元に与えてください。また、植え付けの用土に元肥として緩効性の化成肥料を混ぜ込んでおいても構いません。肥料の与えすぎは、肥料やけを起こしてしまう恐れがあるため注意しましょう。

育て方⑥剪定

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ハクロニシキを放任で育てると新芽の付きが悪くなり、葉が緑色のみになってしまう場合があります。そのため、適度に剪定をしながら育てるのがポイントです。落葉期の12月〜1月にかけて、伸びすぎた枝や込み入っている部分を切り戻してください。丈夫な植物のため、自分の思い描く樹形に剪定しても構いません。春になると剪定した部分から新芽が伸びてきます。

剪定した枝で「挿し木」をする方法

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剪定した枝から若くて健康な部分を選び、挿し木をして増やしていくのがおすすめです。枝の先端から10cm〜15cmほどの長さで切り取り、下についている余分な葉を取り除きます。赤玉土などの挿し木用の用土に挿し、風通しのよい日陰で管理してください。発根するまでは、水切れを起こさないように毎日たっぷりと水を与えましょう。

ハクロニシキ(白露錦)の害虫

ハクロニシキは耐寒性が強いだけでなく、病気にかかりにくいのも魅力です。しかし、風通しの悪い場所で育てていたり、剪定を怠ったりすると害虫が発生してしまう恐れがあります。ハクロニシキの受けやすい害虫被害は以下のとおりです。

アブラムシ

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葉や茎の汁を吸って成長するアブラムシは、年間を通して発生しやすい害虫で、発見が遅れると大量発生してしまう恐れがあります。ハクロニシキに必要な栄養分が吸い取られて、株が弱ってしまうため注意しましょう。光るものが苦手な性質を利用して、園芸用のシルバーテープを張り巡らせておくと予防できます。

テッポウムシ

テッポウムシは茎を食害し、ハクロニシキが水を吸い上げるのに重要な「道管」の部分に穴を開けてしまう害虫です。樹勢の弱っている木や老木に発生しやすいため、適度に剪定をして株を更新しながら育てていきましょう。被害にあった部分は薬剤などを散布しても治せません。早めに切り取って処分してください。

まとめ

ハクロニシキの特徴や栽培方法、剪定の仕方や挿し木での増やし方などをご紹介しました。育て方も簡単で、生垣やシンボルツリーとして育てると、葉色がピンク色や白色に次々と変化していく様子を楽しめるのが魅力です。そんな素敵なハクロニシキを、ぜひ自宅の庭で育ててみてくださいね。

Alisa.
ライター

Alisa.

よろしくお願いします。

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