ジューシーオレンジってどんな果実?旬な時期や食べ方を紹介!

ジューシーオレンジってどんな果実?旬な時期や食べ方を紹介!

ジューシーオレンジはさっぱりとした甘酸っぱさとみずみずしさで人気がある果実です。暑さが増す春先から初夏にかけて店に出回り、汗ばむ季節にぴったりの果実です。ジューシーオレンジは「甘さ」と「酸っぱさ」のバランスがよいのでとても食べやすいです。

記事の目次

  1. 1.ジューシーオレンジとは
  2. 2.旬な時期と収穫時期による味の違い
  3. 3.ジューシーオレンジの美味しい食べ方
  4. 4.ジューシーオレンジの簡単オリジナルレシピ
  5. 5.ジューシーオレンジの保存方法
  6. 6.まとめ

ジューシーオレンジとは

出典:筆者撮影

ジューシーオレンジの魅力は、皮を剥いたらときのさわやかな香りとたっぷりの果汁が味わえるところです。「甘い」と「酸っぱい」のバランスが絶妙で人気があります。収穫の時期によって、味が少しずつ変わるのも楽しみのひとつです。香りのよい皮を調理してマーマレードなどにすれば、まるごと全部食べられる果実なのです。ここでは、収穫時期によっての味の違いやおいしく食べる方法などをご紹介します。

ジューシーオレンジの特徴

ジューシーオレンジの特徴は、果汁が多く含まれていることです。皮は黄色く、少し下膨れした形をしています。大きさはオレンジよりもやや大きく直径約10cmです。味は甘酸っぱく、後味に苦味が残ることがないので子どもからお年寄りまで幅広い年代で人気があります。春先から食べられるようになり、旬の時期にはみずみずしいジューシーオレンジを楽しめます。

おもな生産地

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ジューシーオレンジの生産地は、50%以上が愛媛県愛南町です。続いて熊本県、高知県、鹿児島県などで栽培されています。「河内晩柑」や「美生柑」ともいわれ、生産地によって他にもさまざまな名称がつけられています。熊本県河内吉野村で偶然発見された香り豊かな黄色の柑橘が「河内晩柑」と名付けられ、ジューシーオレンジのことをいいます。

カワチバンカン(河内晩柑)の産地 栽培面積 収穫量 出荷量|果物統計 グラフ
カワチバンカン(河内晩柑)の出荷量や栽培面積、輸入量や輸出量などをまとめて比較できるページです。

ジューシーオレンジの選び方

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ジュ―シーオレンジを選ぶときは、皮の表面に張りと艶があり、ずっしりと重さが感じられるものを選びましょう。重いジューシーオレンジは水分を多く含んでいるため、果汁がたっぷり入っているといえます。多少の細かい傷は、味には影響しないので、家庭用として安く仕入れることができます。

旬な時期と収穫時期による味の違い

出典:筆者撮影

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旬な時期

ジューシーオレンジの旬の時期は、4月下旬~6月です。春先に開花して冬を越し、翌年の春から夏にかけて収穫されます。4月下旬~6月上旬の初夏に収穫されたものと、7月中旬~8月の盛夏に収穫されたものでは水分量が変わるため味わいが異なります。食べる時期を選んで、ジューシーオレンジを楽しむのはいかがでしょうか。

収穫時期による味の違い

5月~6月上旬

この時期のジューシーオレンジは、果肉がやわらかく、果汁がたっぷり味わえます。「甘い」と「酸っぱい」が強くとても濃い味です。皮がやわらかいので、手で剥いてひと房ずつ食べるのがおすすめです。また、皮もきれいな状態のものが多く出回るので、マーマレードにするには最適です。

6月中旬~7月中旬

徐々に甘さと酸味・果汁も減少し、バランスのとれた味わいになります。さらに果肉が柔らかくなり、食べやすくなります。この時期のジューシーオレンジは、包丁で半分に切ってスプーンですくって食べるのがおすすめです。果肉が柔らかいので、果汁までしっかりと味わえます。

7月下旬~8月

この時期のジューシーオレンジは、実が引き締まり、後味のすっきりとした甘みが増します。また、実のプチプチとした触感も味わえます。そのまま食べるのもよいですが、ジューシーオレンジを絞って、炭酸で割って飲むとすっきりとした甘さのジュースが楽しめます。ぜひ冷やして飲んで、暑い夏にはぴったりの爽やかなジューシーオレンジの風味を味わってください。

ジューシーオレンジの美味しい食べ方

出典:筆者撮影

ジューシーオレンジの一番の魅力は、みずみずしさです。他の柑橘類に比べて、一粒一粒につまった甘酸っぱい果汁が多いです。食べ方によって香りや触感、果汁の味わい方が異なります。ジューシーオレンジは、中身だけではなく、ひと工夫すれば皮もまるごと全部食べることができます。

①ひと房ごとに食べる

ひと房まるごと食べるには、まず包丁で皮に薄く切り込みを入れると食べやすいです。ジューシーオレンジは皮が厚く、皮の内側の白い部分がふわふわとしているので剥きやすいです。次に、手で剥いたあとに、ひと房ずつていねいに取り外します。房の内皮の先端をそっと手で剥くと、プリプリとした果肉がでてきます。ひと房まるごと食べることによって果汁を余すことなく全て味わえます。

②輪切りにして食べる

出典:筆者撮影

ジューシーオレンジのへたを左右どちらか寝かせ、中央で2等分します。断面が花模様になり、瑞々しい黄色い果肉を目で見て楽しめます。そのままスプーンですくって食べるのもおすすめです。お子様の場合は、食べやすいようにスプーンで大きさを調整しましょう。さらに、1/2の大きさに切ったものを3~4等分して横にさいて食べると食べやすいです。

③調理して食べる

ジューシーオレンジの皮の色と香りを生かしてマーマレードを作ったり、クッキー、パウンドケーキなどのお菓子に入れて焼いたりもできます。ジューシーオレンジの皮は、熱を加えると歯ごたえがよくなり香りが増すので、他の素材と組み合わせて食べるとおいしいです。他にも、紅茶やハーブティーとの相性がよく、互いの味を引き立ててくれます。

ジューシーオレンジの簡単オリジナルレシピ

出典:筆者撮影

ジューシーオレンジは、マーマレードや柑橘ピールとしておいしく食べられます。ここでは15分でできるジューシーオレンジのオリジナル簡単レシピをご紹介します。中身を十分に味わった後に残った皮で作れます。ジューシーオレンジは、苦味が少ないので皮の内側の白い部分も一緒に調理するとできあがりがきれいになります。柑橘類の苦味が苦手な人は白い部分を取り外して作ることをおすすめします。瓶に入れて冷蔵庫で保存可能なので、おやつにもぴったりです。

材料

  • ジューシーオレンジの皮(水できれいに洗ったもの)
  • 砂糖(オレンジの皮と同じ分量1:1になるように準備をする)
  • レモン汁(レモン1/4、または市販のレモン汁でもよい)

手順

  1. 8等分に短冊切りした皮をきれいに洗い、まな板に並べる
  2. 縦横に好きな大きさに切る(縦横0.5mmくらいの厚さの方が歯ごたえがよく、香りが残りやすいです)
  3. 鍋に切った皮と砂糖を入れて中火で煮る
  4. 焦げないように混ぜる
  5. 皮から水分が蒸発して全体にとろみがついてきたらレモン汁を絞る
  6. 蓋をして弱火で5分ほど煮たら完成
  7. 少し冷ましてから瓶に入れる

出典:筆者撮影

完成したら瓶にうつします。冷蔵庫で冷やして食べるとおいしいです。ジューシーオレンジの皮の表面が砂糖で柔らかくコーティングされるので、歯ごたえはカリっと中はふわっとしていて、食べるとジューシーオレンジの香りが口に広がります。他にも暑い夏にバニラアイスにのせたり、炭酸水に浮かべたりしても色のアクセントになります。風味を生かして他の材料と組み合わせて味わう楽しさもあります。

ジューシーオレンジの保存方法

出典:筆者撮影

通常の保存方法

最適な保存方法は、室内の風通しのよい冷暗所です。買ってきて3~4日であれば、冷暗所でも問題ありません。食べる2時間前には、冷蔵庫で保管して冷やしておくのがベストです。ジューシーオレンジの甘味成分である果糖は、程よく冷やすとより甘味が強くなります。半分に切って残しておくジューシーオレンジは、水分が出てしまわないようにラップなどで覆って冷蔵庫に保管してください。その場合は、できるだけ早く食べましょう。

長期間保存する場合

ジューシーオレンジを長期間保存しておくには、マーマレードなどにして冷蔵庫に保管することをおすすめします。ジューシーオレンジで最も香りがあるのは「皮」なので、熱を加え調理をしても皮の香りは落ちません。いつでも食べられて、長くジューシーオレンジの味と香りを楽しみたい方は、このような保存方法を試してみてください。

まとめ

ジューシーオレンジにはたくさんの魅力がつまっています。初めて食べるかたや毎年食べているかたも、いつどのように食べるかで味わいが変わってきます。初夏の暑い季節や梅雨の時期に、食べ方を工夫してジューシーオレンジをぜひお楽しみください。

Himeka
ライター

Himeka

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