果実酒におすすめの果物10選
おすすめの果物①ウメ
爽やかな香りが特徴のウメは、果実酒の定番といっていい果物です。下処理もほとんど必要なく、材料も揃えやすので、初心者でも簡単においしい果実酒が作れます。果実酒向きのウメが市場に出回るのは6月頃です。ホワイトリカーと氷砂糖で作る果実酒が一般的ですが、ブランデーや日本酒など、そのほかのお酒で作ってもおいしいですよ。
おすすめの果物②パイナップル
パイナップルも、果実酒におすすめの果物です。さわやかな香りと味で、トロピカルなお酒ができあがります。ホワイトリカーだけではなくブランデーやウイスキー、ワインとの相性もいいので、お好みのお酒で作るといいでしょう。パイナップルの果実酒は、そのままロックで飲むだけではなく、炭酸割りや紅茶割りにしてもとてもおいしいです。また、お菓子作りの香りづけとしても重宝します。
おすすめの果物③アンズ
アンズもウメと同じように、昔から果実酒としてよく使われていた果物です。さっぱりとした香りのウメよりも、とろりとした甘い香りが楽しめます。お酒特有の苦みが苦手な方も飲みやすい果実酒です。漬け込んだあとの果実で作ったジャムも絶品ですよ。
おすすめの果物④サクランボ
甘酸っぱい香りが楽しめるサクランボも、果実酒におすすめの果物です。ホワイトリカーなどの透明なお酒で漬ければ、サクランボの果実の色がお酒に移り、とても鮮やかな赤色が楽しめます。また、ほかの果物との相性もいいので、レモンやブルーベリーなどとあわせて漬け込むとより味わい深いお酒ができあがります。
おすすめの果物⑤レモン
さっぱりとした味わいのレモンも、果実酒におすすめの果物です。そのまま漬けこむと苦みが出てしまうため、皮を外した後に白いわたの部分を取り除き、皮と果実のみを漬けこみましょう。下ごしらえに少し時間がかかりますが、とてもさわやかですっきりした味が楽しめます。
おすすめの果物⑥リンゴ
秋の味覚リンゴも果実酒におすすめの果物です。特にワインとの相性がよく、1~2日漬け込むだけで、とても軽やかな味わいのサングリアが作れます。お好みでシナモンやナツメグ、カルダモン、ブラックペッパーなどを一緒に漬け込んでもおいしいですよ。
おすすめの果物⑦カリン
秋が旬のカリンも、古くから果実酒に使われている果物です。酸味と渋み、香りのバランスがいいので、食前酒としてもおいしく飲めるお酒ができあがります。渋みが苦手な場合は、レモンと一緒に漬け込むと和らぎますよ。漬け込み目安期間は6か月ほどです。
おすすめの果物⑧イチゴ
イチゴを漬けた果実酒は、鮮やかなルビーレッドの色合いが楽しめます。味、香りともに甘くまろやかなので、お酒があまり得意ではない方も飲みやすい果実酒です。漬け込みから1~3週間ほどで飲み頃を迎えます。早く果実酒を楽しみたい方にもおすすめですよ。果実がやわらかく、気温の高い季節はやや腐敗しやすいので注意しましょう。漬け込んだ後はできるだけ涼しい場所で保管し、夏場にさしかかる前に果実を取り出してください。
おすすめの果物⑨ブルーベリー
夏に旬を迎えるブルーベリーも、果実酒におすすめの果物です。ホワイトリカーなどの透明なお酒に漬け込むと、ワインのような深い紫色になるため見ためも楽しめますよ。漬け込みからだいたい4か月ほどで飲み頃です。また、漬け込んだあとの果実はパウンドケーキの具にしたり、ジャムにしたりなどお菓子作りにも使えます。
おすすめの果物⑩ユズ
冬に果実酒を楽しみたい方は、ユズを使うことをおすすめします。ユズの旬は晩秋です。漬け込んでひと月ほどで飲み頃を迎えるので、真冬でもおいしい果実酒が楽しめますよ。ユズを漬け込むときは、皮をむき、白いわたの部分を丁寧に取り除きましょう。また、皮を一緒に漬け込むときは苦みが出やすいので、果実よりも少し早めに取り除きます。
果実酒の簡単レシピ3選
果実酒レシピ①梅酒の作り方(ホワイトリカー)
初夏のウメをたくさん使った基本の梅酒レシピです。ヘタを取る作業が少し大変ですが、初心者でもチャレンジしやすい果実酒です。漬け込み期間が長いため、お酒を育てる楽しみも味わえます。きちんと煮沸消毒した容器で保存すれば、漬け込みから10年以上たってもおいしく飲めるのも、梅酒づくりの楽しみのひとつです。
材料
- 密閉可能な保存容器:1本(4リットル用)
- 青ウメ :1~1.2kg
- ホワイトリカー :1800mL
- 氷砂糖 :400~600g
作り方
- 保存容器は煮沸消毒し、よく乾かしておく
- 青ウメを水洗いし、ひと粒ずつ拭いて水気を取る
- 青ウメのヘタを竹串や楊枝で取り除く
- 1の保存容器に青ウメと氷砂糖を交互に入れる
- ホワイトリカーを注ぎ、3か月冷暗所で保存して完成
果実酒レシピ②パイナップルのブランデー漬け
ブランデーで作る果実酒は、漬け込み期間が短いことが特徴です。その分早く楽しめるため、旬の果物を旬のうちに味わえる楽しみがあります。奥深い香りはそのまま飲むだけでなく、お菓子や料理の香りづけにも使えますよ。
材料
- 密閉可能な保存容器:1本(500mL用)
- ブランデー :1/2本
- パイナップル :150~200g(果実のみ)
作り方
- 保存容器は煮沸消毒し、よく乾かしておく
- パイナップルをひと口大の大きさに切り分ける
- 2を1の保存容器に入れ、上からブランデーを注ぎ入れる
- 冷暗所に保存し、1~2日で完成
果実酒レシピ③リンゴのサングリア
リンゴで作ったサングリアは、軽やかな味わいが特徴です。さっぱりしていて飲みやすく、口当たりも軽いので、食前酒としても楽しめます。また、漬け込み期間が短いことや、見た目も華やかなことから、急な来客やホームパーティーのウエルカムドリンクなどでも重宝します。
材料
- 保存用ピッチャー :1本
- リンゴ :1個
- シナモン :1本
- ブラックペッパー(粒):3~5個
- ワイン(白、赤どちらでも):1本(750mL)
作り方
- リンゴをよく洗い、芯と種を取り除いてひと口大に切り分ける
- ピッチャーにリンゴ、シナモン、ブラックペッパーを入れる
- 2に赤ワインを注ぎ入れ、冷蔵庫で1時間~半日ほどなじませ完成
果実酒を作るときのコツ
コツ①瓶はしっかり煮沸消毒する
漬け込み期間が長い果実酒を作るときは、保存用の瓶をしっかり煮沸消毒しましょう。煮沸消毒を怠ると、雑菌が入りカビが発生する原因になります。長く果実酒を楽しむためにも、徹底しましょう。
コツ②果物の下ごしらえは丁寧に
果実の下ごしらえは丁寧にしましょう。ウメのヘタを取る、柑橘系の皮をむいたら、白いわたを取るなど、作るお酒の種類によってそれぞれ下ごしらえの必要があります。面倒くさがって怠ってしまうと、雑味が出てしまいせっかくの風味を最大限楽しめません。
コツ③漬け込み期間が終わったら果物を取り除く
果実酒の漬け込み期間が終わったら、果実は取り除いておきましょう。特にイチゴやサクランボなどの柔らかい果実は、漬け込みが長いと形が崩れてしまい、お酒が濁ったり雑味が出たりします。漬け込んだあとの果実は煮込んでジャムにしたり、パウンドケーキの材料にしたりできるので、いろいろ試してみてくださいね。
まとめ
果実酒は、材料さえ手に入れば家で簡単に作れます。お好みの果物やお酒で、ぜひいろいろ試してみてくださいね。