冬至におすすめレシピ7選
おすすめレシピ①かぼちゃのいとこ煮
冬至の七種であるかぼちゃと厄除けのあずきを煮た料理「いとこ煮」です。名前の由来には、材料をおいおい(甥と甥でいとこ)入れるという説やめいめい(姪と姪でいとこ)入れるからという説があります。
材料(4人分)
- かぼちゃ:300g(1/4個程度)
- ゆであずき:100g
- 水:300mL
- 砂糖:小さじ2(10g)
- しょうゆ:小さじ2(10g)
作り方
- ワタを取り、ところどころ皮をむいたかぼちゃを食べやすい大きさに切る
- 鍋にかぼちゃの皮を下にして入れ、水と調味料を加える
- 鍋を火にかけて沸騰したら、落し蓋をしてかぼちゃが動かない程度の弱火で4分程度煮る
- あずきを加え、さらに10分程度煮てかぼちゃに火を通す
- 火からおろし、冷ましながら味をしみこませる
- 盛り付けたらできあがり
おすすめレシピ②れんこんのきんぴら
れんこんのきんぴらは、れんこんとにんじんという冬至の七種が2つも入った大変縁起のよい料理です。手間がかからず時短になるうえに、日持ちもするので常備菜にもぴったりですよ。
材料(4人分)
- れんこん:250g(大きめのもの1節)
- にんじん:150g(1本)
- しょうゆ:大さじ2
- 料理酒:大さじ1
- みりん:大さじ1
- 砂糖:小さじ2
- 白ごま(お好みで):少々
- 鷹の爪(お好みで):少々
- ごま油:適量
作り方
- れんこんは、皮をむいて縦に切り、半月切りにする
- にんじんは、皮をむいてそぎ切りにする
- フライパンにごま油(分量外)を熱し、1と2を入れて炒める
- 火が通ってきたら、調味料を入れ、さらに炒める
- 器に盛り付けてできあがり
おすすめレシピ③ゆずなます
おせち料理でよくみかける紅白なますですが、普段づかいの常備菜としても食べられます。冬野菜の代表格であるだいこんと冬至の七種であるにんじんに、冬の味覚であるゆずを加えます。保存期間は、冷蔵庫で1週間程度です。
材料(4人分)
- だいこん:300g(1/4本程度)
- にんじん:100g(2/3~1本程度)
- ゆず:1個
- 酢:大さじ3(ゆず果汁とあわせて)
- 砂糖:大さじ2
- 塩:少々
- きんかん(あれば):2~3個
ゆずの皮のかわりに、冬至の七種である金柑を輪切りにして加えてもいいですよ。
作り方
- ゆずを半分に切り、果汁を絞る
- ゆずの皮は、白い部分を残して薄くそぎ、せん切りにする
- 大根とにんじんは皮をむいて、斜めに薄く輪切りにしてからせん切りする
- 大根とにんじんは塩もみをして水分を抜き、柚子の皮は水にさらす
- 酢、砂糖、ゆず果汁をボールに入れ、よくかき混ぜる
- 4をしっかり水切りしてから、5に加えて合わせる
- 盛り付けたらできあがり
おすすめレシピ④ぎんなんご飯
ぎんなんは秋が旬で、冬至のころには見られなくなってしまうため、冬至で使うときには薄皮をむいたものを冷凍保存しておくのがおすすめです。ぎんなんご飯はきのこや油揚げなど、ほかの具材を加えてもおいしいですよ。
材料(4人分)
- 米:3合
- ぎんなん:20~30粒
- 塩:小さじ1
- 酒:大さじ1
作り方
- 米を研ぎ、30分程度吸水させたらザルにあげる
- ぎんなんは、殻と薄皮をむき、大きいものは食べやすい大きさに切っておく
- 炊飯器の中に1を入れ、酒を入れてから3合の目盛りまで水を入れる
- 塩を加え、軽く混ぜてとかす
- ぎんなんを加え、平らになるようにならしてスイッチを入れる
- 炊きあがったら、しゃもじでご飯の上下を返してできあがり
おすすめレシピ⑤野菜煮込みうどん
寒い冬に、身体を温めてくれる野菜たっぷりのうどんです。冬至の七種であるうどんに、同じく冬至の七種であるにんじんなど冬野菜をたっぷり加えれば、栄養バランスもよくなりますよ。かぼちゃを加えてほうとう風にするなど、さまざまなバリエーションも楽しめます。
材料(4人分)
- ゆでうどん(もしくは冷凍うどん):4玉
- 豚肉(もしくは鶏肉):200g
- 白菜:葉4枚
- にんじん:1/2本
- 大根:3cm
- しめじ:1/2株
- ねぎ:1本
- だし汁:1L
- 醤油:1/2カップ
- みりん:1/2カップ
- 塩:少々
ボタニ子
ほかにも、ごぼうや油揚げなどの具や、青ねぎやゆずの皮などの薬味を入れてもおいしいです。
作り方
- 豚肉は食べやすい大きさに、白菜はざく切りに、にんじんや大根は皮をむいて短冊切りにする
- しめじは石づきをとって小分けにし、ねぎは斜め切りする
- 鍋にめんつゆの材料を入れて、煮立てる
- 1と2を3に入れて、アクをとりながら煮る
- 野菜に火が通ったら、うどんがを加えてやわらかくなるまで煮る
- 器に盛り、好みで薬味をちらしてできあがり
おすすめレシピ⑥かぼちゃ汁粉
かぼちゃ汁粉は北海道の郷土料理で、餅のかわりにかぼちゃを入れたおしるこです。近年では、ミルクを加えたり、かぼちゃを入れた白玉をいれたりするかぼちゃ汁粉もあります。今回はあずきとかぼちゃでつくる昔ながらのかぼちゃ汁粉を紹介します。
材料(4人分)
- かぼちゃ:300g(1/4個)
- ゆであずき:400g(2缶)
- 水:300mL
- 塩:少々
ボタニ子
お好みで、餅や白玉を加えてもおいしいですよ。
作り方
- かぼちゃは、食べやすい大きさに切って、ところどころ皮をむく
- 鍋に水(分量外)を張り、かぼちゃを入れて30分程度煮る
- 別の鍋にゆであずきと水を入れて煮る
- 3に塩を入れて味をととのえる
- 器にかぼちゃと汁粉を盛ってできあがり
おすすめレシピ⑦羊羹
おなじみの羊羹は、寒天を使った冬至にぴったりのスイーツです。あずきはもちろん、冬の代表的な食材のゆずや、冬至の七種のかぼちゃを使うと季節感あふれる羊羹になります。にんじんやきんかんなどで、色鮮やかできれいな寒天ゼリーにしてもよいでしょう。
材料(4人分)
- あんこ:400g
- 水:200g
- 粉寒天:4g
- 砂糖:150g
ボタニ子
砂糖は目安量です。あんこの甘さによって調節してくださいね。
作り方
- 鍋に水を入れ、粉寒天を入れてふやかす
- 鍋を火にかけて、寒天をしっかり溶かす
- 2に砂糖を入れ、1~2分程度弱火で混ぜながら煮る
- 3にこしあんを入れてさらに練り上げる
- 鍋底をなでたときに、筋が残るようになったら火からおろす
- 型に入れて、冷蔵庫で1時間程度寝かせる
- 型を外し、切り分けて盛ったらできあがり
「ん」がひとつだけの食べ物も縁起がいい
こんにゃくやごんぼ(ごぼう)、だいこん、みかん、りんごなど、「ん」がひとつつく食材も縁起がいいとされています。冬至の七種と組み合わせても食べやすく、使われる「ん」の数も多くなり、さらに運を呼び込めるでしょう。また、中国では冬至に「ワンタン」を食べる習慣があります。「ん」がつく食べ物はまだまだあるので探してみてくださいね。
冬至の七種を食べて冬を乗り切ろう
冬至には、かぼちゃをはじめとした「冬至の七種」と呼ばれる縁起物があります。冬至の七種は非常に栄養価が高く、それを取り入れた料理を食べることで、体調を崩しやすい冬を乗り切ろうとした先人たちの知恵です。そして、栄養面もさることながら、季節感もたっぷりの料理ばかりです。そんな冬至の七種を食べて、寒い冬を元気に乗り切りましょう。
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使うあずきの種類によって、砂糖の量を調節しましょう。また、白だしや薄口醤油を使うと、醤油の色がつかず、きれいな仕上がりになります。