青パパイヤの食べ方
青パパイヤの食べ方は生食と加熱調理が基本です。また、青パパイヤに含まれているパパイン酵素には肉類をやわらかくする効果があるため、肉類といっしょに漬け込む調理法もあります。青パパイヤの効能の要の成分でもあるパパイン酵素は、加熱に弱い成分です。このため肉をやわらかくするときは、必ず生の青パパイヤを使いましょう。加熱調理も、炒め物のように加熱時間が短い調理法がおすすめです。
青パパイヤの生産地であるタイのサラダ料理「ソムタム」は、青パパイヤの代表的料理の1つです。
沖縄の家庭料理にも、青パパイヤを使った炒め物があるんだよ。「パパイヤイリチー」というんだ。
青パパイヤのおいしいレシピ3選
レシピ①サラダ
タイの青パパイヤ料理ソムタム風のサラダです。本場のソムタムは唐辛子、ナンプラー、ライム、干しエビを使って調理しますが、このレシピではレモン汁などの身近な材料で、より手軽に作れる料理に仕上げました。おいしく作るコツは、青パパイヤの下ごしらえで水にさらした後、水気をしっかり切ることです。辛い味が好みの場合は、ラー油を少量加えましょう。
材料 (2人分)
青パパイヤ1個
炒りごま小1
■ 合わせ調味料
ごま油大1
レモン汁小2
酢小1
鶏がらスープの素小1
醤油小1/2
にんにく(チューブ)2cm
作り方
- 青パパイヤは洗って上下を切り落とし、縦半分に切って種をワタを除去する
- ピーラーで皮をむいたら、千切りにして水にさらす
- ボウルに調味料をあわせ、水気をきった青パパイヤを加えて和える
- 仕上げに炒りごまをふったらできあがり
青パパイヤを食べるときは、アク抜きのための下ごしらえが必要です。
青パパイヤを薄切りや細切りにするときは、ピーラーやスライサーを使うと、きれいに切れるよ。
レシピ②炒め物
炒め物は青パパイヤの食べ方として、おすすめの料理です。青パパイヤのパパイン酵素は加熱に弱いですが、炒め物なら短時間ですむので減少を抑えられ、生のシャキシャキ食感も残ります。このレシピはウィンナーを加えることで、ボリュームのある料理に仕上げました。みりんとしょうゆの甘辛い和風味で、ご飯にぴったりのおかずです。
材料 (2人分)
青パパイヤ1/4個
皮なしウインナー8本
にんじん1/3本
サラダ油大さじ1
万能ねぎ適量
かつお節適量
■ A
水1/4カップ
和風だしの素小さじ1
みりん大さじ1と1/2
しょうゆ大さじ1
作り方
- 青パパイヤは皮をむいて種を取り、千切りにして水にさらす
- ニンジンは千切り、ウィンナーは斜め薄切りにする
- フライパンにサラダ油をひき、ニンジン、ウィンナー、青パパイヤの順に入れて炒める
- Aの調味料を加えてさらに炒め、水分を飛ばす
- 器に盛りつけ、小口切りにした万能ネギとかつお節をトッピングしてできあがり
レシピ③漬物
青パパイヤの浅漬けは手軽に作れて、サラダ感覚で食べられる料理として人気があります。瓜に似ている青パパイヤとも相性がよい料理です。薄切りにするとき、長さは短めにすると食べやすく仕上がります。浅漬けは通常の漬物よりも時間と手間がかからないぶん、保存がききません。冷蔵で2日~3日のうちに食べきってしまいましょう。
材料 (2人分)
青パパイヤ50g
塩昆布大さじ2
胡麻油大さじ1
作り方
- 水洗いした青パパイヤの皮をむき、縦半分に切って種を取る
- 薄切りにして、5分間水にさらす
- 水気を取った後ビニール袋に入れ、塩昆布とゴマ油を加えてもみ込む
- 1時間以上置いて、味がなじんだらできあがり
青パパイヤの保存方法
基本の保存方法
青パパイヤは熱帯性植物なので、常温保存が基本です。気温が低すぎると、低温障害を起こす恐れがあるため注意しましょう。青パパイヤの常温保存方法は、まず乾燥を防ぐために新聞紙などで1つずつ包み、ビニール袋などに入れます。その後は冷暗所に置いて保存しましょう。保存期間は1週間が目安です。
冷蔵保存方法
夏場など常温保存に適した冷暗所が確保しにくい場合は、冷蔵保存を用います。青パパイヤを新聞紙などで包んでから密閉袋に入れて、二重包装で乾燥と冷気を遮断しましょう。その後、冷蔵庫のなかでも低温障害が起こりにくい野菜室に保存します。保存期間は1週間が目安です。味と食感が落ちるので、できるだけ早く食べきりましょう。
青パパイヤは美容と健康の強い味方!
青パパイヤは美容・健康両面ですぐれた効能があることから、近年人気が高まっている野菜です。通販やスーパーでも手に入りやすくなりました。完熟したパパイヤもおいしいですが、機会があれば、野菜の青パパイヤも堪能してみましょう。
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出典:写真AC