あやめの花言葉って怖いの?色別や種類別に由来や意味をご紹介!

あやめの花言葉って怖いの?色別や種類別に由来や意味をご紹介!

日本らしい美しさで人気の「あやめ」は、アヤメ科の植物の総称です。初夏~梅雨時に開花する、涼しげな花が人気ですね。たくさんある仲間の中には、怖い花言葉を持つ品種もあります。色別・種類別に分けながら、あやめの花言葉の由来や意味を見ていきましょう。

記事の目次

  1. 1.あやめの概要
  2. 2.あやめの怖い花言葉
  3. 3.あやめの花言葉【色別】
  4. 4.あやめの花言葉【種類別】
  5. 5.あやめの代表品種
  6. 6.全国のあやめの名所
  7. 7.あやめの「怖い花言葉」はごく一部

あやめの概要

出典:写真AC

あやめ(菖蒲)とは一般的に、アヤメ科の植物の総称です。英語では「アイリス(iris)」と呼ばれます。古くはサトイモ科のショウブを指していましたが、現在はハナショウブ(花菖蒲)やカキツバタ(杜若、燕子花)などの植物も「あやめ」と呼ぶのが一般的です。すっきりとした和の趣がある美しい花で、庭植えや鉢植えはもちろん、盆栽仕立てにも向きます。品種や花色別に、異なる花言葉を持つのも特徴です。

基本情報

花名 アヤメ(菖蒲)
品種 ジャーマンアイリス、カキツバタなど
分類・形態 草花・多年草
原産地 ヨーロッパ、アジア、日本 ※品種による
開花期 5月~6月
花の色 白、紫、黄色など ※品種による
特徴 落葉性、盆栽向き

あやめの怖い花言葉

花言葉が怖いのは「イエローアイリス」

出典:写真AC

数多く存在するあやめの仲間のうち、怖い花言葉を持っているのは「イエローアイリス」という品種です。イエローアイリスは西アジア~ヨーロッパ原産の帰化植物で、日本では明治ごろから栽培が始まりました。明るいイエローの花がさわやかな印象で、花の中央に赤みがかった模様があります。花言葉は「復讐」という、とてもネガティブなフレーズです。美しい花ですが、誕生日や記念日のギフトには不向きですね。

怖い花言葉がつけられた理由

出典:写真AC

中世ヨーロッパでは、裏切り者の家の玄関を黄色く塗ったり、黄色い服を着せたりして迫害していました。そうしたネガティブなイメージから、ヨーロッパでは現在も黄色はよくない色とされることが一般的です。イエローアイリスに怖い花言葉がつけられたのもそのためでしょう。「嫉妬(バラ)」「私の元へ戻って(スイセン)」「望みなき愛(チューリップ)」など、ほかの花も黄色は悲しい花言葉のことが多いですよ。

あやめの花言葉【色別】

出典:写真AC

カラーバリエーション豊富なアヤメ科の植物の中には、その色特有の花言葉を持つものもあります。どちらもギリシャ神話や花色のイメージにちなんだ、明るい雰囲気のメッセージですよ。大切な人へのお祝いに、花言葉を添えて贈りたくなりますね。鉢植えや切り花が難しい場合には、あやめの柄の雑貨を贈ったり、一緒にあやめの名所に出かけたりするのも、思い出に残って素敵ですよ。

色別の花言葉①紫色のあやめ

出典:写真AC

紫色のあやめには、「いい便り」という花言葉がつけられています。これはギリシャ神話に登場する女神・イリスにちなんだフレーズです。メッセンジャーを務めていたイリスは、たくさんの手紙を届けるために七色の虹を飛び回っていました。そうした華やかなイメージが、「いい便り」というポジティブな意味の花言葉がついた理由です。同じ紫色といっても、赤みがかった紫やパステル調の紫など、色合いによっても印象が変わりますね。

色別の花言葉②白色のあやめ

出典:写真AC

白色の花は清らかさを意味する花言葉を持つことが多いですが、白のあやめにも「純粋」「あなたを大切にします」というフレーズがつけられています。どちらも誕生日や記念日の贈りものにぴったりの、華やかで優しい花言葉ですね。清楚な雰囲気の白いあやめは、紫や青などの寒色系の花とあわせるとすっきりとしたアレンジメントになりますよ。鉢植えや切り花はもちろん、和の魅力を全面に出した盆栽仕立ても素敵ですね。

あやめの花言葉【種類別】

ジャーマンアイリスの花言葉

出典:写真AC

ジャーマンアイリスは別名「ドイツアヤメ」とも呼ばれ、1800年代にヨーロッパで盛んに品種改良が行われました。開花期は5月~6月で、花の中央部にひらひらとした花びらが2枚ついているのが特徴です。アイリスの仲間の中でも特にたくさんの花色を持つ品種で、黄色や白、オレンジ、薄い赤や青紫などのバリエーションがありますよ。花言葉は色別にはなく、「燃える思い」「情熱」です。

ダッチアイリスの花言葉

出典:写真AC

ダッチアイリスは「オランダアイリス」とも呼ばれ、名前のとおりオランダで品種改良された球根花です。開花期は4月~5月で、紫や青、黄色などのあざやかな花を咲かせます。ガーデニングにも人気があります。外側の花びらの中央基部に突起がないことが、ジャーマンアイリスと見分けるポイントですよ。「使命」や「伝令」といった花言葉は、紫色の花言葉と同様、ギリシャ神話のイリスにちなんでいます。

カキツバタの花言葉

出典:写真AC

カキツバタは湿地に生息する植物です。幅広で表裏の葉脈の目立たない葉と、花びらの根元の白い模様が特徴です。漢字の「燕子花」は「ツバメ(燕)の子の花」という意味で、花姿が空を舞うツバメに似ていることにちなんでいます。花言葉の「幸せは必ず来る」も、幸せをもたらすというツバメの言い伝えによるものですよ。英語では「Rabbitear Iris:うさぎ耳のアイリス」とも呼ばれます。

ハナショウブの花言葉

出典:写真AC

ハナショウブ(花菖蒲)は葉の表に1本、裏に2本の葉脈を持ちます。花びらの根元に黄色の模様があり、すっきりと涼しげな印象です。乾燥地・湿地のいずれでも生育します。花言葉は「嬉しい知らせ」「優しい心」「優雅」です。恋人はもちろん、友人や家族へのプレゼントにもおすすめの花言葉ですよ。

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あやめの代表品種

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