楽屋花とは?贈り方のマナーや気をつけたいポイントについてご紹介!

楽屋花とは?贈り方のマナーや気をつけたいポイントについてご紹介!

コンサートや舞台が開催されたとき、出演者の楽屋に届けられるのが楽屋花です。贈り方のマナーや贈るときに気をつけたいポイントを、くわしく解説しましょう。応援やお祝いの気持ちも、美しい楽屋花とともに贈ればより深く心に残りますね。

記事の目次

  1. 1.楽屋花とは
  2. 2.楽屋花のスタイル
  3. 3.楽屋花の贈り方・マナー
  4. 4.楽屋花を贈るときに気をつけたいポイント
  5. 5.楽屋花でエールを届けよう

楽屋花とは

出典:写真AC

「楽屋花」は、習いごとの公演やライブ、舞台、コンサートなどの開催を祝って、出演者の楽屋にあてて配送する花のことです。「舞台見舞い花」とも呼ばれます。会場の外やロビーに並べられる「コンサート公演祝い花」や「ライブスタンド花(フラワースタンド)」などの会場を彩るものと違い、楽屋花は出演者に楽しんでもらうことが目的の花です。サイズや予算に融通が利くこともメリットで、公演後には出演者が持ち帰ることもありますよ。

楽屋花のスタイル

スタイル①花束

出典:写真AC

生花を束ね、セロファンや色付きの包装紙でラッピングしたものが花束です。出演者個人に渡すのに最適なスタイルで、軽くて持ち運びやすいのも嬉しいポイントです。予算の幅も広く、注文から公演当日までの期間が短くても用意しやすいというメリットもあります。楽屋に直接訪問できる間柄なら、予約せずに公演直前に購入することも可能ですよ。色とりどりの花束を抱えた出演者の写真は、SNS映えも抜群ですね。

花束

  • メリット…軽い、安い、贈り方が簡単、ラッピングで雰囲気が変わる
  • デメリット…長期間の保管は不可能、花瓶に飾り直す必要がある

スタイル②アレンジメント・鉢植え

出典:写真AC

アレンジメントは吸水スポンジに花を挿しているため、長期間飾れることがメリットです。数日に渡る公演期間のあいだ、受け取った出演者の目を楽しませ続けてくれますよ。花瓶に生け直す手間もなく、花の手入れが苦手な人でも扱いやすいのも魅力ですね。相手の好きな色や好きな花を知っている場合は、それをオーダーに組み込むのもおすすめですよ。また胡蝶蘭やアンスリウムの鉢植えも、楽屋祝い花として人気があります。

アレンジメント・鉢植え

  • メリット…いろいろな形が作れる、比較的安い、長期間飾れる
  • デメリット…水分を含むため重い(特に鉢植え)、持ち運びしづらい

スタイル③バルーンアレンジメント

出典:写真AC

アイドルや子役へのお祝いなら、かわいいバルーンアレンジメントも人気です。キャラクターや動物のバルーンを使ったアレンジは、ポップな華やかさで喜ばれますよ。写真映えもばっちりで、SNSに載せてくれることもあります。ほかの人と差をつけたいとき、かわいいプレゼントにしたいときにおすすめです。ただしめずらしい形態のため、取り扱っていない生花店もあります。インターネットの専用ショップで購入するのが確実ですよ。

バルーンアレンジメント

  • メリット…めずらしいので目を引く、子どもにも喜ばれる
  • デメリット…贈り方がやや複雑、時間が経つとバルーンがしぼむ

スタイル④プリザーブドフラワー

出典:写真AC

プリザーブドフラワーは生花を特殊な方法で加工したものです。生花と違って枯れることもなく、水やりや施肥などの手間もないので、花の扱いに不慣れな人にも安心して贈れます。公演終了後に自宅に持ち帰ったあとも、おしゃれなインテリアとして活躍しますよ。また着色も可能で、生花には存在しない花色があるのも魅力です。

プリザーブドフラワー

  • メリット…半永久的に飾れる、水やりの手間がない、軽い
  • デメリット…花束やアレンジメントに比べるとコストが高い

楽屋花の贈り方・マナー

出典:写真AC

楽屋花はお祝いや応援の気持ちを贈るためのものだからこそ、マナー違反に気をつけましょう。贈り方やマナーが悪い楽屋花は、かえって出演者や主催者の負担になってしまいます。ポジティブな気持ちがきちんと伝わるように、思いやりのある準備が大切ですよ。基本的なマナーを押さえて、自分や贈った相手はもちろん、生花店にも主催者にとっても気持ちのいいプレゼントにしましょう。

贈り方・マナー①花を贈ってもいいか確認する

出典:写真AC

まずは花を贈ってもよいかを確認しましょう。コンサートホールやライブハウスによっては、楽屋花の配送を許可していない場合があります。楽屋が小さくて置く場所がない、混乱が予想されるなどの理由から、公演主催者が事前にアナウンスしているケースもしばしばです。舞台やライブの主催者に必ず問い合わせましょう。「小さいサイズのアレンジメントなら可」「フラワースタンドは不可」など、条件付きの場合もあります。

贈り方・マナー②注文は早めに

出典:写真AC

花を贈ることが決まったら、生花店やインターネットサイトの注文を早めに行うことも大切です。万が一持ち込み不可となってしまったときにも、花材や配送のロスを減らせます。また直前に注文すると、生花店側で準備が間に合わないこともあります。使いたい花や全体の色合いなど、希望どおりの舞台花に仕立てるためにも、遅くとも公演の1週間前までには注文を済ませておくと安心ですよ。変更があった場合も、すぐに連絡しましょう。

贈り方・マナー③宛名の読み方や漢字に注意

出典:写真AC

生花店へ花束や鉢植えを注文するときは、宛名を正しく伝えましょう。誤った宛名は大変失礼ですし、受け取った相手も恥ずかしい思いをしてしまいますよ。特に芸名は間違えやすい上に、看板やカードでも大きく書かれるものです。注文の際は、聞き取りづらい名前や似たような文字に注意してくださいね。受け渡しの際に正しく読めるように、名前の読み方も伝えると安心です。

贈り方・マナー④生花店から手渡しで渡す

出典:写真AC

楽屋花は生花店から手渡しするのが基本です。宅配便で届けると、指定した持ち込み時間に間に合わなかったり、配送中に破損したりする恐れがあります。花ではない別の荷物と勘違いして、すぐに開封してもらえないのも困りますね。コンサートホールで複数の舞台を同時に開催していることも想定される事態です。確実に相手の手元に届くように、宛名には「会場名」「公演名」に加え、「〇〇様楽屋気付」と記載すると安心ですよ。

贈り方・マナー⑤回収についても確認を

出典:写真AC

たくさんの楽屋花が贈られた場合や主催者側の方針などによっては、公演終了後に花を撤収しなければならないこともあります。そうしたときに回収してもらえるかどうかも、事前に生花店に確認・依頼しておくといいでしょう。あらかじめ依頼しておかないと、主催者や会場に余計な費用をかけさせてしまうことがあります。出演者が持ち帰り、自宅でも楽しんでくれるのがベストですが、万が一に備えておくことは大切ですね。

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楽屋花を贈るときに気をつけたいポイント

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