ブラックゴジベリーの食べ方や飲み方
そのまま食べる
くせのない黒クコは、赤クコと同様に、ドライフルーツとしてそのまま食べられます。黒クコは1日に1〜5g(5〜20粒)の摂取が適量といわれています。黒クコについている柄やヘタも、そのまま食べてしまってさしつかえありません。黒クコを食べた後は指先や口の中が紫色になるため、特に外出前は注意したいですね。
飲み物に入れる
飲み方①水やお湯に入れる
黒クコ5〜20粒を水や60℃以下のお湯に入れ、1時間ほどおいてから早めに飲みきります。
飲み方②お酒に入れる
黒クコ1〜2gに対し、ホワイトリカー30mLの割合で数時間漬けこみます。抗酸化作用が非常に高く、翌日には変色してしまいます。できれば半日以内に飲みきるのが理想です。食前酒や薬膳酒として、1日30mLを目安に飲みましょう。
飲み方③豆乳に入れる
黒クコ5〜20粒を豆乳に入れるのもおすすめの飲み方です。冷たい豆乳は黒クコが戻るのに時間がかかるので、大さじ1〜2ほどのぬるま湯で黒クコを戻してから豆乳を注いでもよいですね。
お菓子や料理に活用
黒クコは赤クコと違い、熱湯を使う飲み物や、加熱する料理に使用するのに向いていません。熱を加えても食べるのにはさしつかえありませんが、黒クコの効能は損なわれてしまいます。黒クコは冷たいスープやデザートに活用できます。熱湯を使わないゼリーに入れるのもおすすめですよ。
黒クコは甘味も酸味も強くありません。砂糖を控えめにして薄味でゼリーを仕上げると、黒クコの滋味を味わえます。また、ほかの漢方食材をプラスしたり、しょうがやレモンのシロップをかけたりすると、アジアンデザートの趣が楽しめますよ。
黒クコゼリーの材料
- 黒クコ:20粒
- 蓮の実:30g
- ゼラチン:5g
- 60℃以下の湯:250mL
- 水:50mL
- 白砂糖:大さじ1
- (シロップ)レモン汁:大さじ1/2
- (シロップ)グラニュー糖:大さじ1
- (シロップ)しょうが汁:小さじ1
- (シロップ)湯:大さじ2
ボタニ子
蓮の実や白木耳などの薬膳食材をゼリーに入れると、栄養素がアップするほかに、食感に変化があって美味しいわ。
手順
- ゼラチン5gを50mLの水でふやかす
- 60℃以下の湯に黒クコ、砂糖大さじ1を入れる
- ゼラチンを2に入れ、完全に溶かす
- 3と蓮の実を容器に入れる
- シロップの材料を全部混ぜ合わせ、茶こしなどでこす
- 4と5を冷蔵庫で冷やす
ブラックゴジベリー摂取時の注意点
①妊娠中や授乳中の場合
赤クコや黒クコに含まれるベタインは、生理周期に影響したり早産のリスクが高まったりする場合があります。妊娠中や授乳中の方は、念のためクコの摂取を控えるのが安心です。
②アレルギーのある場合
クコの実でアナフィラキシーを起こす可能性がないわけではありません。特にトマトやピーマンや桃にアレルギーのある人は注意が必要です。ほかの食物でもアレルギーかある場合、事前に主治医に相談するのがおすすめです。
➂胃腸が弱い場合
クコの実はナス科のため、食べすぎると体を冷やしたり、下痢になる場合があります。黒クコは1〜5g、赤クコは20gまでが1日の摂取目安量です。目安量を大きく超えないように気をつけましょう。また、お腹を下しやすい人や、胃腸の弱っているときは注意して食べたいですね。
低血圧の方や服薬中の場合
クコの実には、血圧を下げる作用があるとされます。また、ほかの薬を服用している場合、黒クコにあるといわれる効能が、薬と相互作用を引き起こす可能性があります。血圧や糖尿病の治療薬、抗凝血剤などを飲んでいるときは、クコの実との飲み合わせについて主治医と相談しましょう。
ブラックゴジベリーできれいになろう
ブラックゴジベリーは高価ではありますが、栄養素や美容効果が優れています。究極のスーパーフードと言われる黒クコパワーで若々しさを保ち、健康な毎日を過ごしましょう。
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出典:筆者撮影