皮ごと食べたい!人気のぶどうの品種
ぶどうは、皮の色が「濃い黒」「薄い紫」「緑」の3種類に分けられます。種無しタイプや粒が大きいものなど非常にたくさんの種類があり、味わいも歯触りもさまざまです。日本で流通している多くのぶどうは皮を剥いて食べるタイプのものですが、皮ごと食べられる品種も数多く出回っています。
品種①ナガノパープル
ナガノパープルは名前のとおり長野県原産のぶどうです。巨峰とリザマートを掛け合わせて作られた品種で、大粒で黒みがかった紫色をしています。強過ぎない心地よい甘みと落ち着いた酸味を持っており、種無しで食べやすいのも魅力です。皮は薄く渋みも少ないことから、皮ごと食べられる種類のぶどうの中でも、高い人気を誇っています。
品種②ブラックビート
ブラックビートは黒ぶどうを代表する「藤稔(ふじみのり)」と「ピオーネ」を掛け合わせて作られたぶどうです。名前から想像できるように皮は黒みの強い紫色で、大粒でインパクトがあります。味は渋みが少なく甘みと酸味のバランスがよいため食べやすく、果肉は弾力があり食べ応えがあります。皮は薄く種無しで、皮ごとパクパク食べられるのも嬉しいポイントです。
品種③レッドグローブ
レッドグローブは、皮ごと食べられるぶどうの中でも特に人気のある種類のぶどうです。巨峰のように大粒で赤紫色をしており、皮が非常に薄く口当たりが優しいのが魅力です。皮部分に渋みがありますがほんのわずかで気になりません。強い甘みの中にすっきりとした酸味があり、そのままデザートにしてもゼリーなどに加工しても、おいしく食べられます。
品種④ベニバラオー
ベニバラオーは、一粒一粒が楕円形をしているのが特徴の種無しの赤ぶどうです。皮は薄くはありませんが口当たりがよく、噛むとパリッとした歯ごたえを楽しめます。香りは控えめで酸味が少なく、しっかりとした甘みが魅力的です。ぶどうの中でもあっさりとしたタイプですが、決して物足りないわけではなく、飽きの来ない不思議な魅力があります。
品種⑤ナイアガラ
ナイアガラは果皮が黄緑色をしており、一粒4gほどの小ぶりなタイプのぶどうです。皮は少し厚めですが、その分果汁がしっかりと閉じ込められており、みずみずしくてジュースを飲んでいるかのような食べごたえを楽しめます。数あるぶどうの種類のなかでも芳香がずば抜けてよく、濃厚な甘さと香りを同時に楽しめるのが魅力です。
ボタニ子
品種⑥シャインマスカット
シャインマスカットは、「安芸津(あきつ)21号」と「白南(はくなん)」を掛け合わせて作られた、鮮やかな黄緑色が特徴の種無しぶどうです。しまりのある大粒の果肉は果汁が豊富で、皮は薄くハリがあり、心地よい歯ごたえを楽しめます。酸味が少なく糖度が高く、マスカットの芳香も魅力的な品種です。
ボタニ子
シャインマスカットは種無しで皮ごと食べられるから、ケーキやタルトに使うのも人気だよ!
品種⑦ゴールドフィンガー
ゴールドフィンガーは、「ピッテロビアンコ」と「ピアレス」と呼ばれる海外品種を掛け合わせて作られたきれいな黄緑色をしているぶどうです。輝くような色の果実一粒一粒が長細く少し反ったような形をしており、しなやかな女性の指に似ていることから名前がつけられました。見た目の華やかさに負けないほど、甘さとジューシーさを兼ね備えています。
皮ごと使ったぶどうのおすすめの食べ方
皮ごと使ったぶどうの食べ方は、とてもたくさんあります。皮ごと丸ごと使えるレシピは見栄えがよいだけでなく、皮を剥く手間が省けるのも嬉しいポイントです。数ある皮ごと使えるぶどうレシピの中から、作りやすくて人気のある3つを見ていきましょう。
①スムージー
材料
皮ごと凍らせた巨峰20粒(お好きな量)
水約100cc
作り方
- ぶどうは房から外し、よく洗って水気を切る
- ラップなどで包んで冷凍庫で凍らせる
- 凍らせたぶどうを半分にカットし、種を取り除く
- 3と分量の水をミキサーに入れて撹拌する
作るときのポイント
- 種無しぶどうを使うと、手間がかからず作りやすい
- 甘さが足りなければ、お好みで砂糖を加えて調整する
- 皮ごと食べられる簡単レシピで、おいしく栄養補給できておすすめ
ボタ爺
巨峰のように皮が硬めの種類のぶどうで作っても、ミキサーで粉砕するから口当たりは滑らかに仕上がるぞ!
②コンポート
ぶどう1.5kg
砂糖100g
ワイン100cc
水400cc
作り方
- ぶどうをよく洗い、ザルに上げておく
- 鍋に1と砂糖と水を入れて火にかける
- 砂糖が溶けてきたらワインを加える
- アクを取りながら、約10分間煮詰める
- 粗熱を取って保存容器に入れ、冷蔵庫で保管する
作るときのポイント
- ワインは白でも赤でもおいしく仕上がる
- 種無しぶどうを使うのがおすすめ
- 種ありぶどうを使う場合は、食べる際に飲み込まないように気をつける
- 皮が軟らかくなるため、子供でも皮ごと食べやすい
③ゼリー
材料
シャインマスカット適量
白ぶどうジュース300cc
砂糖20-30g
ゼラチン5g
作り方
- シャインマスカットをよく洗い、水気を切る
- 鍋に白ぶどうジュース、砂糖、ゼラチンを入れて混ぜ合わせ、中火にかける
- 人肌ほどに温まりゼラチンが溶けたら火からおろす
- ゼリー容器にシャインマスカットを入れ、上から3を流し入れる
- 冷蔵庫で固まるまで冷やす
作るときのポイント
- シャインマスカットは、ほかの種類のぶどうに置き換えてもおいしく仕上がる
- 板ゼラチンを使う場合は、水でふやかしてから使う
- 白ぶどうジュースは赤ぶどうジュースに置き換えても大丈夫
ぶどうを皮ごとおいしく食べよう!
ぶどうは甘くてジューシーで、デザートやおやつに人気の食材です。甘くておいしいだけでなく栄養豊富な点も魅力的なポイントです。捨ててしまいがちな皮部分にもたくさんの栄養素が詰まっており、美容や健康に嬉しいメリットがたくさんあります。ぜひ好みのぶどうを見つけて、皮ごとおいしく食べてみてくださいね。
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ナイアガラには緑のタイプだけじゃなくて「レッドナイアガラ」っていう赤色のぶどう品種もあるよ!