全国の有名ななんじゃもんじゃの木
全国の有名ななんじゃもんじゃの木は、その場所ごとに種類が違い、名前の意味や由来があります。そのほかに白い花が美しく、立派なヒトツバタゴが植えられていることから「なんじゃもんじゃの木」という名で紹介されている場合もあります。
有馬のはるにれ
有馬のはるにれは、神奈川県海老名市にある樹木です。徳川家の御典医、半井驢庵(なからいろあん)が朝鮮半島から持ち込んで、屋敷の庭や門に植えた中の1本だと伝えられています。樹高は15m以上、幹周約8.6m、樹齢360年以上(推定)の巨木で1984年に「かながわの名木100選」に選ばれました。
ボタニ子
植えられた当時樹種がわからず、親しみをこめてなんじゃもんじゃと呼ばれるようになりました。
ボタ爺
ハルニレは北日本を中心に分布する落葉樹で、開花しても木が高くてあまり目立たないそうじゃ。
所在地 | 神奈川県海老名市本郷 |
アクセス | 小田急海老名駅より、神奈川中央交通バス恩馬ケ原下車、徒歩15分 |
神武寺のなんじゃもんじゃ
神武寺のなんじゃもんじゃは、神奈川県逗子市にある天台宗の寺院、神武寺の山門脇にあるホルトノキです。樹高約20m、幹周2.8m、樹齢約400年の巨木で1984年に「かながわの名木100選」に選ばれています。
ボタニ子
神武寺のなんじゃもんじゃの木も樹種がわからなかったことが、名前の由来です。
ボタ爺
ホルトノキは西日本や沖縄に自生する常緑樹で開花は6月、古い葉が紅くなるのが特徴じゃ。
所在地 | 神奈川県逗子市沼間2-1402・神武寺 |
アクセス | JR横須賀線東逗子駅、徒歩約30分 |
神崎の大楠
神崎(こうざき)の大楠は千葉県にある、交通、航空、産業の守り神が祭られている神崎神社の敷地内に生えるなんじゃもんじゃの木です。古くから町のシンボルとして親しまれていた、樹高19m、幹周13mのクスノキで、1926年に国の天然記念物に指定されました。
ボタニ子
神崎の大楠は、水戸光圀公が「この木はなんというもんじゃろか」と自問自答したという言い伝えがあります。
ボタ爺
クスノキは樹齢が1000年を超えることから、縁起のよい木とされることが多いぞ。
所在地 | 千葉県香取郡神崎町神崎本宿1944・神崎神社 |
アクセス | JR成田線下総神崎駅、徒歩約20分~(ハイキングコース複数あり) |
佐々伎神社のなんじゃもんじゃの木
佐々伎神社のなんじゃもんじゃの木は兵庫県豊岡市の佐々伎神社の御神木で、木を撫でると愛情が芽生えて恋人ができたり、家庭が円満になるといわれています。正式な木の種類はクスノキ科のカゴノキ(鹿子の木)です。
ボタニ子
佐々伎神社のカゴノキは案内板に「古くからなんじゃもんじゃの木と呼ばれています」と書かれています。
所在地 | 兵庫県豊岡市但東町佐々木482番地・佐々伎神社 |
アクセス | (最寄り駅無しのため)但東シルクロード観光協会へ問い合わせ |
天津神明宮のまるばちしゃの木(別名なんじゃもんじゃの木)
天津神明宮(あまのしんめいぐう)の御神木、まるばちしゃの木(別名なんじゃもんじゃの木)はムラサキ科の樹木で、千葉県指定天然記念物の指定木です。まるばしゃちの木は関東より西に自生する落葉樹で、世界的に千葉県が北限といわれています。小さな白い花が咲き、花後にできた実は秋に美しい黄色になります。
ボタニ子
この御神木は、見慣れない珍しい木としてなんじゃもんじゃの愛称がついたとされています。
所在地 | 千葉県鴨川市天津2950番地・天津神明宮 |
アクセス | JR外房線安房小湊駅下車、鴨川日東バス神明神社前下車 |
沙沙貴神社のなんじゃもんじゃの木
佐々木源氏発祥の地とされる沙沙貴神社にある有名ななんじゃもんじゃの木は、ヒトツバタゴの木です。境内の立派なヒトツバタゴは、奉納された苗が大きく育った木で自生ではありません。開花時期になると、なんじゃもんじゃの木のプロペラのような形をした白い花が描かれた、御朱印がもらえます。
所在地 | 滋賀県近江八幡市安土町常楽寺1番地・沙沙貴神社 |
アクセス | JR琵琶湖線安土駅徒歩15分 |
なんじゃもんじゃの木を楽しもう
なんじゃもんじゃの木は古い木や大きな木が多く見ごたえがあります。また、ヒトツバタゴの木はプロペラのような形の白い花が多数咲き、花の時期はどこの場所も大変美しいと評判です。近くに名所がなければ、園芸店で苗を購入して庭に植えて楽しむのもおすすめですね。
ボタニ子
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ボタ爺
自然災害などで立ち入り禁止になる場合があるぞ。
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出典:写真AC