オーガスタの育て方とは?増やし方や剪定方法を解説!葉が枯れる原因はなに?

オーガスタの育て方とは?増やし方や剪定方法を解説!葉が枯れる原因はなに?

オーガスタは学名を「ストレリチア・ニコライ」といい、ストレリチアの種類です。バナナの葉のような大きな葉が特徴的で、生命力が強く増やし方も簡単で観葉植物のなかでも人気があります。ここではオーガスタの育て方や増やし方、大きな葉をきれいに保つ方法などを紹介します。

記事の目次

  1. 1.オーガスタとは
  2. 2.ストレリチアとは
  3. 3.ストレリチアの種類
  4. 4.オーガスタの基本的な育て方
  5. 5.オーガスタの育て方のコツ
  6. 6.オーガスタの植え替え方
  7. 7.オーガスタの増やし方
  8. 8.オーガスタの葉のトラブル
  9. 9.オーガスタの剪定
  10. 10.オーガスタの葉が枯れる理由
  11. 11.まとめ

オーガスタの基本的な育て方

出典:写真AC

オーガスタに適した環境

日当たりが良く湿気の少ない場所

本来のオーガスタは直射日光を好み多湿を嫌うので、日当たりが良く湿気の少ない場所を選びましょう。耐陰性があるので日陰でも育つことはできますが、だんだん元気がなくなってきます。置き場所にあまり日が当たらない場合は、定期的に日当たりの良い場所に移動して日に当てるようにしましょう。

土選び

水はけの良い土を選ぶ

オーガスタは多湿が苦手なため、水はけが悪いと根腐れを起こしやすくなります。市販されている観葉植物用の土だけでも栽培できますが、環境に応じて赤玉土や鹿沼土などの通気性や排水性の高い園芸用土をブレンドして水はけの良い土を作るとよいでしょう。

水やり

水やりは土が乾いてからたっぷりと

水やりは土がしっかり乾いてから2~3日置いておこないます。水が鉢底から流れでるまでたっぷりとあたえましょう。また、鉢底から流れ出た水を受け皿に溜まったままにしておくと、根腐れを起こしてしまう原因になるので水やりの後に溜まった水はすぐ捨てるようにしましょう。

肥料の種類とタイミング

春から秋の間に液体肥料や緩効性の固形肥料を置き肥する

オーガスタの成長をサポートする肥料のあたえ方は、水やりの水に適量の肥料を混ぜて使用する液体肥料と、水やりのときに少しずつ溶け出す緩効性の固形肥料を土の上に置いて使用する方法があります。どちらもオーガスタが成長する春から秋ごろに使用しましょう。化学肥料を使用すれば、コバエの発生を予防できます。

大きくなりすぎたり、根腐れしないように注意

オーガスタはもともと成長が早いので、肥料をあたえると大きくなりすぎて見栄えが悪くなることもあります。室内用であまり大きくしたくない場合は液体肥料は使用しない方がよいでしょう。また、肥料のあたえすぎは根腐れの原因になることがあるので、肥料をあたえる頻度は春から秋の間に2~3回程度にしましょう。

オーガスタの育て方のコツ

出典:写真AC

葉水をあたえる

葉水をあたえて葉のツヤだしや病害虫を予防する

オーガスタの特徴のひとつである大きな葉は、葉の表面を霧吹きしたり濡れたティッシュで拭くなど、葉に水を与えてあげるとツヤのあるきれいな葉色を保つことができます。また、葉に発生しやすい病気や害虫を予防することもできるので、葉水はできるだけ毎日おこなうようにしましょう。

冬場の育て方

冬場の水やりは少なめに

オーガスタは気温が低いと成長が遅くなるため、水分をあまり吸収しなくなります。水やりは土の表面が乾いてから約一週間おいて水をたっぷりあたえましょう。多湿が苦手な植物なのでとくに冬場はほかの季節より水やりの回数を減らして乾燥気味に育てるようにします。

冬場の栽培は室内で

オーガスタは耐寒性が少し弱いので、気温が5℃を下回ると育つことが難しくなります。雪が降ったり霜が降りる地域でベランダや庭など屋外で育てている場合は、冬の間は置き場所を室内に変えましょう。また、室内でも日当たりの良い場所や暖房器具の風が当たらない場所を選びます。

害虫対策

早めに見つけて駆除する

オーガスタにつきやすい害虫の種類は、カタツムリやナメクジ、カイガラムシです。カタツムリやナメクジはオーガスタの新芽を食べてしまいます。カイガラムシも放っておくとすす病の原因になるので、幼虫のうちに見つけてブラシなどを使いこすり落とします。葉水をあたえながら、できるだけ毎日葉のチェックをして害虫は早めに駆除してしまいましょう。

植え替え

根詰まりを防ぐために植え替えが必要

オーガスタは根をはる植物なので、成長すると根が詰まってきたり鉢底から根が飛び出してきます。根が詰まると水を吸収しにくくなるため、枯れてしまう原因になります。定期的に植え替えをすることは、オーガスタの栽培を長く楽しむために必要な作業です。

オーガスタの植え替え方

植え替えのタイミング

5月~7月ごろ2年に1回を目安に

オーガスタは成長とともに根が太くなり、よく広がります。栽培を始めてから2年に1回を目安に植え替えをして根の詰まりをほぐしてあげましょう。ひと回り大きいサイズの鉢に植え替えるか、子株が増えてくるので株分けをして植え替えます。植え替えの時期は、暑くなる前の5月から7月ごろがおすすめです。

植え替え方

無理に引っ張らず土をすこしずつ掻き出す

オーガスタを植木鉢から抜き出すときは、無理に引っ張らず土をすこしずつ掻き出します。葉が割れないように注意しながらおこないましょう。鉢底から飛び出した根や傷んでいる根はハサミで切り落とします。抜き出した根についている古い土を手で少し払い落とし根をほぐします。

ひと回り大きいサイズの鉢を用意する

ひと回り大きいサイズの鉢を用意します。鉢底には水はけを良くするため軽石を敷き、その上から土を平らに3~4cm敷きます。オーガスタの株を鉢の真ん中になるように入れ、そのまわりに土を入れていきます。根の間にも土が入るように鉢を軽くゆすりながら鉢の9分目あたりまで土をいれましょう。

植え替えたあとは風のあたらない場所に置く

オーガスタを植え替えたあとは、根の全体にしっかり水分が届くように土全体に水やりをおこないます。植え替え直後のオーガスタの株は弱っているので、約2週間は風があまりあたらない明るめの日陰で休ませましょう。肥料はあたえず、水やりは土がしっかり乾いてからおこないます。葉は乾燥しやすいので葉水はこまめにおこないましょう。

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オーガスタの増やし方

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