ボンザマーガレットの育て方【特別な管理】
ボンザマーガレットを美しく育てるためには、日頃の管理に加えて季節ごとの管理も必要です。ただしボンザマーガレットの特別な管理に難しいものはなく、多くの植物とかわりません。ガーデニング初心者でも安心して育てられますよ。
夏越し
まずは春の花期前に肥料を与えて、丈夫な株を作っておくのが夏越しのコツです。直射日光を避けて半日陰で管理、高温多湿にならないよう枯れた葉や花後の処理で風通しをよくしましょう。花壇や地植えの場合は、日よけを取り付けるのもおすすめです。夏越しが無事にできたら、秋の開花前に肥料を与えましょう。
冬越し
ボンザマーガレットは非耐寒性の植物であるものの、冬越しは可能です。ただし、気温が0℃以下になる地域では屋外の冬越しは難しいです。それ以外の地域であれば、雪や霜に当たらない場所で管理することで冬越しできます。移動ができない地植えの場合、ビニールや苗ドームをかぶせるなどの対策をしましょう。
病害虫対策
かかりやすい病気
ボンザマーガレットがかかりやすい病気は立ち枯れ病です。特に高温多湿の時期に多く見られる傾向があり、茎や葉の部分に斑点が出ることで発病しているかがわかります。立ち枯れ病にかかったら抜き取るしかないため、かからないための予防が大切です。風通しをよくするように栽培環境を整えましょう。
つきやすい害虫
市販のアブラムシ用の殺虫剤で駆除します。ボンザマーガレットにつきやすいのはアブラムシです。春から秋にかけて多く見られます。放っておくと株の栄養を吸って株を弱らせてしまうため、見つけ次第殺虫剤で駆除しましょう。またハダニの被害にも要注意です。ハダニは株の勢いが弱まっている夏越しの間に発生しやすく、葉の裏側に蜘蛛の糸のようなものがつきます。ハダニも殺虫剤で駆除しましょう。
ボンザマーガレットの育て方【トラブル対処】
大切に育てているはずのボンザマーガレットでも、生育の様子に異変がみられることがあります。そういったトラブルの際は、栽培環境や管理方法を見直してみましょう。
つぼみが枯れるとき
せっかくつぼみをつけたのに、枯れてしまう場合はがあります。そんなときは、まず栽培している環境が整っているか確認しましょう。ボンザマーガレットは日光が好きな植物で「つぼみが枯れる」「花がしおれる」といった場合、日光不足が原因だったことが少なくありません。枯れたつぼみは切り取り、直射日光に当てすぎないよう日当たりのよい場所で育ててみてください。
水やりにも注意が必要
ボンザマーガレットの花やつぼみは、水に当たると腐りやすいです。水やりの際は株元に水を与え、花やつぼみに水をかけないように注意しましょう。雨の日には軒下に移動させるとさらに安心ですよ。
花が小さいとき
「花は咲いたものの、少し小さく元気がない」「栽培環境はよいのに花が大きくならない」というときもあります。花が小さすぎる、花に元気がないというようなときは肥料不足が考えられます。液体の肥料を与えて様子を見るのがおすすめです。復活してきたら、月に1回を目安に固形の緩効性肥料を与えると開花時に大きな花を咲かせるでしょう。
かわいらしいボンザマーガレットを楽しもう!
ボンザマーガレット育て方のまとめ
- 基本は日当たりのよい場所での管理、長時間直射日光が当たる場所は避ける
- 花付きをよくするために追肥をする
- 夏越しをさせるときは栽培場所や管理に気をつける
- 冬越し可能な地域でも雪や霜には注意する
- こまめな花がら摘みで病害虫を防ぐ
サントリーフラワーズのボンザマーガレットは、花つきがよく華やかさで優れています。栽培環境や水やりの管理方法などを間違えなければ、初心者でも育てやすい品種です。色とりどりのかわいらしいボンザマーガレットを、ガーデニングに取り入れてみましょう。
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出典:写真AC