コンボルブルスの育て方！植え替え・剪定方法や肥料の与え方など

コンボルブルスは比較的育てやすい植物です。品種によって育て方が違う部分もありますのでご注意ください。

コンボルブルスは日当たりがよい所を好みます。乾燥気味の環境を好み過湿に弱いので、水はけのよい風通しのよい場所が適しています。

地植えの場合は、酸性の土が苦手なので植え付け前に庭土に石灰を混ぜて中和しておきます。また腐葉土やピートモスなどを混ぜ込んで水はけのよい土に改良します。鉢植えの場合は、山野草向けの土を使用するとよいでしょう。一年草のトリカラーは、草花用の培養土でかまいません。

4月～5月または9月下旬～10月が適期です。幼い苗は、寒冷地では越冬の管理が難しいので春に植えたほうが安心です。コンボルブルスは直根性なので土を崩さずそのまま根を傷つけないように植えます。

鉢植えの場合は、根詰まりを起こしたら植え替えをします。植え替えに適した時期は植え付けと同じ時期です。一回り大きな鉢を用意して、土を崩さず根を傷つけないようそのまま新しい鉢に植え替えます。

コンボルブルス・トリカラーは、苗はほとんど流通していませんが、種が販売されています。秋まきか春まきをします。寒冷地では越冬の管理が大変なので春まきがよいでしょう。発芽温度は20～25℃です。直根性なのでポットに直接種まきをして、ポット内に根が回るまで育てたら植え付けます。

地植えの場合は、降雨のみでかまいません。雨が少なく土が乾燥しすぎた場合には、たっぷりと水やりをします。鉢植えの場合は、土が乾いたら水をやるようにして乾かし気味に管理します。

肥料は、春から初夏と秋に液体肥料を月に1～2回与えます。真夏は高温多湿で株が弱るため、肥料は与えません。病害虫の発生はほとんどありません。

コンボルブルスは、挿し木で増やすことができます。挿し木は、5～6月ごろが適期です。茎の先を10cm程で切り、上部の葉を2～3枚残して取り除き挿し穂にします。30分ほど水揚げをしてから挿し木用の土に挿しましょう。その後は乾燥させないように日陰で管理し発根させます。

アルタエオイデス種は、株分けや根伏せで増やすことができます。株分けする時期は、挿し木と同じく5～6月ごろが適しています。また、一年草のトリカラーは種で増やします。

多年草の品種は、春先に枝先の摘芯をして枝を増やしましょう。枝が増えることによって、たくさん花を咲かせることができます。

多年草の品種は、花後に茎を半分くらいに切り戻しをします。傷んだ葉や込み合っている茎なども切って風通しをよくして夏越しをさせます。

クネオルム種は花後に根元から5cmくらいで剪定します。また、春から秋までは乱れた茎をその都度剪定して整えます。株が成長してくるとこんもりと茂ってくるのでドーム状に整えるように剪定します。

多年草のサバティウス種は－3℃くらいまでは耐えます。暖かい地域では地植えでも越冬が可能です。寒冷地では鉢植えにして気温が高くならない室内で管理します。

低木のクネオルム種は寒さに強く、耐寒温度が－10℃です。戸外で越冬が可能ですが、心配なようなら根元にマルチングをするとよいでしょう。

一年草のトリカラーは秋ごろには枯れます。秋に種まきをした場合は、耐寒温度が5℃ですので寒さに当てないように霜よけをして管理します。

アルタエオイデス種は、半耐寒性なので暖地では地植えでも越冬が可能です。寒冷地では、鉢植えにして室内で冬越しをします。

コンボルブルスのサバティウス種の花色はバラとの相性がよいのでバラの手前に植えると映えます。また、クネオルム種やアルタエオイデス種はシルバーの葉が美しいのでリーフプランツとして利用できます。ぜひいろいろに楽しんでみてください。