ブバルディアのアレンジ①切り花
ブバルディアは切り花としての流通が盛んな植物です。鉢植えから切ったものや、切り花として購入したものを花瓶やガラス容器に飾りましょう。1本に花がたくさんついているものも多く十分に見栄えしますが、ほかの花との相性もよいためいろいろな組み合わせが楽しめます。切り花として購入すれば、どの時期でも楽しめるのが魅力的です。濃い赤なのか、白なのか、そのときの気分に合わせて色を選ぶとよいでしょう。
切り花を長く楽しむ方法
ブバルディアは水が下がりやすい植物です。乾燥すると葉っぱがカリカリになってしまいます。特に夏場は花もちが悪いため、水をこまめに取り替えてください。水切りや深水をしたり、長さを短めにしたりすると水揚げがよくなります。また水につかる部分の葉っぱは必ずとってから飾りましょう。数日が過ぎて、一部状態の悪い葉っぱや花がある場合には、その部分だけを取り除くともう少し長く楽しめます。
ドライフラワーには向かない
ブバルディアにはドライフラワーは向いていません。変色や形状を保ちづらいことが理由です。水が下がりやすいため、あっという間に状態が悪くなってしまうのです。花束などにブバルディアが入っていても、悪くなった花や葉っぱをとり、生花として楽しみましょう。
ブバルディアのアレンジ②アレンジメント
切り花のブバルディアはアレンジメントにもよく使われています。長さを保って利用されることもありますが、高低差を出しつつほかの花の隙間をうめる役割も果たします。輪の大きいメインの花の邪魔をせず、かわいらしさも演出してくれるためおすすめです。
ギフトに最適なアレンジメント
アレンジメントなら水揚げなどの知識がなくても、ブバルディアを楽しみやすいでしょう。悪くなってしまった場合は抜き取りますが、扱いに慣れていない人にはシンプルでわかりやすいといえます。八重咲きのものは存在感もあり、バラやガーベラといったメインの花にも見劣りしません。
ブバルディアのアレンジ③花束
多くの花にとってポピュラーなアレンジ方法である花束は、もちろんブバルディアに向いています。複数の色があるため、雰囲気に応じて花色を合わせられるのです。はっきりとした赤やピンクなどの濃い色は華やかさや元気さを、白や緑、淡いピンクなどは柔らかさや優しい印象の花束を作る花材として重宝されます。
茎の長さに注意!
切り花として販売されている場合、枝が短いもの長いものと種類によって丈がさまざまです。大きな花束を作る場合には、短いものでは長さが足りないこともあります。作る前に花束の大きさに適しているか、またどの位置にブバルディアを配置したいのか考えておくのがおすすめです。
ブバルディアのアレンジ④ウエディングブーケ
ブバルディアは白や淡いピンク、緑などの色に加え、十字架を連想させる形から、近年ウエディングのシーンでも広く利用されるようになりました。特にウエディングブーケでは、バラやブルースターなど人気の花との相性もよく重宝されています。多くの花材を組み合わせなくても、ブバルディアとかすみ草だけといったシンプルなブーケでも、十分にかわいらしさや清楚な雰囲気を演出できます。
ブバルディアのアレンジ⑤鉢花ラッピング
お祝いの場面では花束やアレンジメント以外にも、鉢のお花を贈ることも少なくありません。豪華なお花をイメージしがちですが、小さな鉢花なども喜ばれます。ブバルディアも苗でプレゼントしたいときや、来客で玄関にお花を飾りたいときに、鉢にラッピングを施すと華やかです。
ラッピング方法
フラワーショップでは鉢に受皿をし、セロハンで水漏れ予防をしてラッピングペーパーで包んでいることが多いです。しかし自宅であれば、よく水を切って鉢に合わせ簡易に袋などで覆い、ペーパーで下から包むようにして輪ゴムでとめれば十分です。何日もそのままにはしておけませんが、一時的な飾り方としておすすめといえます。
まとめ
名前が学名や和名のまま呼ばれていることで覚えやすいブバルディア。交流を意味する花言葉や誕生花をふまえれば、より広くこの植物を楽しめます。近年では、赤、白、ピンク以外も色味が増え、八重咲き品種なども親しまれるようになってきました。ガーデニングのほか、いろいろなアレンジ方法も試してみてはいかがでしょうか。
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