11月に咲く・咲いている代表的な花10選！各種、特徴や花言葉を紹介！

マリーゴールドはキク科の一年草です。明るい色をしたボリューム感ある花を、春から秋と長期間咲かせます。丈夫で育てやすいこともあって、ガーデニングでは人気が高いです。品種も多いので好みや演出の傾向に応じて選べます。名前の由来は1年に10回ある聖母マリアの祭日に、いつも咲いていることから「聖母マリアの黄金の花」という意味を込めてつけられました。

マリーゴールドは、コンパニオンプランツとしても有名です。マリーゴールドが持つ独特の香りと根の周囲に住む菌には、一部の害虫を遠ざける効果があります。この虫よけ効果を利用して、農薬を減らしたり、害虫に弱い植物の生長を助けたりすることが可能です。ガーデニングで人気があるのは、この虫よけ効果によるところも大きいでしょうね。

マリーゴールド全般の花言葉は「勇者」「健康」「信頼」「生命の輝き」「友情」「生きる」「濃厚な愛情」「変わらぬ愛」「嫉妬」「絶望」「悲嘆」「悲しみ」「別れの悲しみ」です。ポジティブな意味とネガティブな意味の両方があります。

黄色いマリーゴールドの花言葉は「可憐な愛情」「健康」「下品な心」です。そしてオレンジのマリーゴールドには「真心」「予言」といった花言葉がついています。

竜胆は秋の山野草の代表格として知られている多年草です。薬草としても有名で、昔は根が民間薬として用いられていました。変種が多く、仲間の数は世界に約400種類ほどだと言われています。品種改良によって誕生した園芸品種も多く、秋になると鉢植えや切り花がたくさん出回ります。

竜胆全般の花言葉は「勝利」「正義感」「あなたの悲しみに寄り添う」「寂しい愛情」です。「勝利」と「正義感」は、竜胆の根が漢方薬として用いられてきたことに由来しています。竜胆の根から作った薬で、病気に打ち勝つことから、これらの花言葉がつけられました。「あなたの悲しみに寄り添う」「寂しい愛情」は、竜胆の青紫の花色と、群生せず単独で自生する性質が由来です。

紫の竜胆の花言葉は「満ちた自信」です。昔、紫色は高貴な人だけが身に着けることを許されていたことに由来しています。白い竜胆の花言葉は「貞節」「的確」です。竜胆が天気がよく太陽の光を存分に受けられる日だけ開花し、曇りや雨の日には花を閉じている性質に由来しています。

ポットマムは、1950年代にアメリカで作出された菊の園芸品種です。名前の由来は、鉢植えに向いた矮小品種として生み出されたことからきています。日が短くなると花芽ができる性質を利用して開花を調整できるため、通年で開花株が販売されていますが、本来の開花時期は9月から11月です。日本産の和菊よりも生長が早く、花色や咲き方もバラエティに富んでいるので、ガーデニングでも人気があります。

ポットマムの花言葉は「高潔」「清らかな愛」「気持ちの探りあい」です。「高潔」は菊の花言葉でもあります。ポットマムは花色豊富な園芸品種ですが、色別の花言葉はありません。

晩秋から冬へと移り変わる11月は、何気に寂しさを感じる時期でもあります。そんな中でも鮮やかな花を咲かせる植物たちは、とても健気で愛おしく映りますね。そんな花たちを庭で美しく咲かせて、晩秋の風景を華麗に演出してみましょう。