コバエの駆除方法(手作り編)
家の中にあるもので作る、手作りの防虫スプレーは、殺虫剤より穏やかに虫を駆除できます。皮膚についたり、手についてもあまり気になりませんので、お子様やペットがいると殺虫剤を使うのも心配、という方にはおすすめでしょう。ここでは、①洗剤、②酢、③重曹、④木酢液(竹酢液)を使ったもの、4つをご紹介します。
①洗剤を使った防虫スプレー
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台所用食器洗剤を1000倍に薄めます。そしてスプレー容器に入れて散布します。洗剤を使った防虫スプレーは、コバエやアブラムシなどのあらゆる害虫の駆除に効果的です。また台所用食器洗剤だけでなく、石鹼水を使ってもできます。
酢を使った防虫スプレー
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水1ℓに対して大さじ2杯の酢を入れてハンドスプレーの容器に入れて、葉に散布します。また希釈したものをキッチンペーパーにしみ込ませて、例えば葉の大きいモンステラの葉面を拭いても大丈夫です。観葉植物の葉や葉裏を水分補給を兼ねて拭くときは、ティッシュペーパーを使うよりキッチンペーパーの方が表面に凹凸があり、紙の厚みもあるので拭きやすいでしょう。
重曹を使った防虫スプレー
水1ℓに対して重曹小さじ一杯を入れて溶かします。しかし、重曹は水では溶けにくいので、お湯を使って溶かしていきましょう。使うときは、冷ましてから使ってくださいね。そして重曹を溶かした中に、台所用食器洗剤を洗剤を数滴入れます。こちらもハンドスプレーに入れて散布します。
木酢液や竹酢液を使う
木酢液や竹酢液はスモークしたような独特のにおいがあります。このにおいに害虫の忌避効果があるといいます。使い方は、木酢液や竹酢液を200倍に水で薄めて、ハンドスプレーに入れて使いましょう。こちらも、コバエなどの害虫駆除や、虫から植物などを守る対策として葉面に散布します。
害虫の発生を未然に防ぐには
観葉植物を常に気にかけて見ていれば、変化にもいち早く気が付き対策をとることができ、虫の発生を未然に防ぐことや虫の被害を最小限に抑えることができます。観察する以外にも、日々できる工夫・対策がありますので、具体的なものを3つご紹介します。
①水やりを工夫
観葉植物の土が常にジメジメしたような状態は好ましくありません。なぜなら、コバエが発生しやすい環境になってしまっているからです。そうならないように、土がしっかりと乾いてから、たっぷりの水をあげましょう。土を乾かしてからたっぷりの水をあげることにより、プランターの中の空気を入れかえることもできます。
②風通しよく管理
夏の高温の時は、風通しよくしておくだけでも、気温をさげることができます。そうすることで、観葉植物も暑さで株が弱るということを防げます。例えば、屋外の熱のこもった地面に直接、植木鉢やプランターを置くよりも、スタンドの上に鉢植えを置いたり、吊り鉢でぶらさげたりすることで風通しよくすることができます。
③害虫が出にくい土を使ってみる
観葉植物の土は、すでに「観葉植物の土」として袋に入って売られているものもあります。そういったものを使うのもいいでしょう。ただ、腐葉土や堆肥、といった有機質用土には虫が卵を産むこともあります。そのため、観葉植物には腐葉土や堆肥が入っている土は使わずに赤玉土や鹿沼土、バーミキュライトという土を使うのもおすすめです。
観葉植物につくコバエ以外の害虫
ハダニ
屋外に置いてあるプランターの周りや、鉢植えの周囲に小さい赤い虫がたくさん動いている、それがハダニです。気温が上昇し高温になると発生します。ハダニは水に弱いので、植木鉢ごとシャワーやじょうろの水で洗い流したり、スプレーで葉水をかけて流したりします。さいごは、ぞうきんで拭き取って退治しましょう。もちろん、薬剤の散布も効果的です。
アブラムシ
吸汗性害虫の一つです。つまり葉や茎について汁を吸います。しかも汁を吸うだけでなく、その時植物に傷をつけてしまい害虫のウイルスに植物が感染してしまうこともあるのです。比較的見つけやすいので見つけたらすぐに退治しましょう。例えば水をかけて洗い流したり、虫をつぶしたりします。茎ごと切り落とすという方法も害虫駆除の対策に効果的です。
まとめ
観葉植物のコバエ対策、その他の害虫の防除の方法はいかがでしたか? 観葉植物に虫を発生させないようにするためには、植物にあった適切な管理や、観察をして予防することにあります。水やりの工夫をしたり、殺虫剤や防虫スプレーをうまく活用したりして、元気な観葉植物に育てていきましょう。
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