チチコグサとは?その特徴や芝生に生えた場合の駆除方法をご紹介!

チチコグサとは?その特徴や芝生に生えた場合の駆除方法をご紹介!

ひょろっと伸びた茎のてっぺんに、茶褐色の花と綿毛をつけた雑草に見覚えはありませんか?それはチチコグサといって、芝生に生えると抜きにくく、厄介な雑草です。この記事では、チチコグサの特徴やチチコグサの仲間、芝生に生えてしまったときの対処法をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.チチコグサとは?
  2. 2.チチコグサが芝生に生えたときの駆除方法
  3. 3.芝生のチチコグサ発生予防方法
  4. 4.まとめ

チチコグサとは?

 出典:写真AC
 

チチコグサ(父子草)とは、キク科ハハコグサ属に分類される、在来種の多年草です。学名をGnaphalium japonicumとされるように日本全土に見られ、中国や朝鮮半島にも分布します。花期を迎えるまで草丈は低く、花も茶褐色で見た目に地味な植物ですが、繁殖力が強く一度生えると厄介な雑草です。

チチコグサの基本情報

科名 キク科 
属名 ハハコグサ属
学名 Gnaphalium japonicum
和名 チチコグサ(父子草)
花期 5月~10月

チチコグサの特徴

高さ10c~30cm程度、根出葉がロゼット状の姿で越冬し、花期まで残ります。葉の大きさは2.5~10cm程度で、先が尖った線型が特徴です。茎や葉など全体に白い毛が生えていて、うっすら白みを帯びた緑色に見えます。5月~10月に茎の頭頂部に直径4mm程度の茶褐色の花を付けます。

チチコグサの生育環境

土壌を選ばず、日向から半日陰の草地に生えます。庭先や、乾燥したグラウンドや駐車場、ゴルフ場の芝生など場所を問わずさまざまな場所で繁殖しています。

匍匐茎と綿毛でどんどん広がる

根元から生える匍匐茎で広がるため、数本が叢生している様子がよく見られますが、同じキク科のタンポポのように綿毛がついた種子を飛ばして、離れた場所にも伝播します。春に咲かなかった蕾が、その年の秋や翌年の春に咲いて種子を付けることもあり、とても強い生命力があるといえるのです。ロゼット状の根出葉は柔らかい葉ですが、踏みつけられるような環境でも枯れません。

チチコグサの種類

チチコグサモドキ

北米からの外来種で、葉はへら型で波打っています。花期にロゼット状の葉は残りません。茎の先端に一つの頭状花をつけるチチコグサと違い、茎上部の葉の根元にも花序を付け、薄い褐色の花を咲かせます。キク科ウスベニチチコグサ属に分類されます。

ウラジロチチコグサ

アメリカ原産の外来種で、葉は縁が波打っていて細長いへらのような形をしています。ウラジロチチコグサという名前のとおり、裏に白い毛が密集して生えているため、葉のうらが白く見えることが特徴です。花期にロゼットが残ります。花茎上部に穂状に付き、開花する前は赤みを帯びた紫色、開花後は茶褐色になります。以前はハハコグサ属の分類でしたが、ウスベニチチコグサ属に分類が変わり、ウスベニチチコグサやチチコグサモドキの仲間に含まれます。

ウスベニチチコグサ

アメリカ原産の外来種で、葉は先端が尖った細いへら型です。葉の表よりも、裏に白い毛が密集していて白っぽく見えますます。ウラジロチチコグサに似ていますが、花期にロゼットは残りません。茎先の葉の根元につく、紅色の花が特徴的で比較的見分けやすい種類です。チチコグサモドキなどと同じ、キク科ウスベニチチコグサ属に分類されます。

タチチチコグサ

アメリカ原産の外来種で、先が尖った、やや広めの線形の葉は全体的に白い毛が生えています。花期にロゼットは残りません。チチコグサとは、茎の上部に穂のように花を付ける点で見分けがつきやすいです。チチコグサモドキの仲間とされていて、キク科ウスベニチチコグサ属に分類されます。

チチコグサとハハコグサの違い

出典:写真AC

チチコグサとよく似た植物に、ハハコグサがあります。春の七草の「ゴギョウ・オギョウ(御形)」といった方がわかりやすいかもしれません。ハハコグサも、キク科ハハコグサ属の在来種の植物で、名前も父と母でよく似ていますが、見た目が大きく違うのです。ハハコグサの葉は、チチコグサよりもやや幅のあるへら型で、葉や茎の白い綿毛が密で白っぽく見えます。花は4月~6月に茎の先端に黄色の頭状花を付け、鮮やかな黄色でよく目立ちます。

チチコグサが芝生に生えたときの駆除方法

出典:写真AC

チチコグサは厄介な雑草です。退治する方法にはどのようなものがあるのでしょうか?

除草道具を使って駆除する

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チチコグサは花期以外、草丈も低く、ゴボウのように根がまっすぐ深く張っています。手で引っ張ると茎や葉だけちぎれてしまうため、根から抜くことが困難です。地面に差し込んで細く深い穴をほって根から抜くタイプの除草器具や、先端が二股に分かれた株元から引き抜くタイプの雑草抜きで、根や地表に這っている匍匐茎から退治しましょう。

除草道具と除草剤のダブル使いがおすすめ

芝生に生えたチチコグサが広がってしまった場合はもちろん、雑草の刈込みをしても、匍匐茎や地面に広がったロゼットが残ってしまうことがあります。除草道具で引き抜いた後にも、除草剤を使って退治するのがおすすめです。もちろん、芝生を枯らしてしまってはいけないため、必ず芝生専用の除草剤を使用してください。

チチコグサは除草剤に強い?

チチコグサは、スルホニルウレア系除草剤やホルモン型除草剤に感受性が低く、効き目が弱いとも言われています。除草剤の効果を高めるためにも、発芽直後の小さい芽の間に散布する、気温が低い日は避ける、雨が降った後に散布するといった点に気を付けましょう。

芝生のチチコグサ発生予防方法

Photo byMonsterkoi

発生すると完全に退治することが難しいチチコグサ。発生を予防することが大切です。まずは、芝の密度をしっかり保ちましょう。どうしても芝が薄くなると、どこからか綿毛で飛んできた種が根付きやすくなります。こまめな除草と除草剤で駆除する方法が一番ですが、範囲が広く、除草に手間をかけられないときは、花期の少し前に花茎を摘むだけでも種による伝播を軽減できます。

まとめ

出典:筆者撮影

チチコグサは黄色い花が可愛いハハコグサとは違い、地味であまり目立たな雑草です。しかし、繁殖力が高く、芝生で増えると美観を損ないます。ロゼット状の根出葉と、真っ直ぐ深く張る根で、草刈りや草抜きだけでは完全に退治できません。発生予防とこまめな除草で防ぎたいものですね。

yukijcw
ライター

yukijcw

半日陰の小さな庭でガーデニングを始めました。野の花と青い花が好きです。

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