フランスギクの育て方
フランスギクはマーガレットよりも育てやすい植物で初心者向けです。繁殖力が強いので植えっぱなしでも大丈夫。肥料も管理も簡単なフランスギクの育て方を詳しく説明します。
育て方①:植え方と植え替え
空き地や道端でも見かけることのあるフランスギクは、生命力が強い多年草です。地下茎でも増えますが、春か秋に種をまいて育てるのが一般的です。寒冷地では春に種まきしましょう。水はけと日当たりの良い場所を選び、腐葉土を混ぜた園芸用土に植え付けます。暖かい地域では西日が当たる場所は避けましょう。鉢が小さくなったら植え替えます。
増えすぎに注意しましょう
寒冷な気候が大好きなフランスギクは、北海道などでは増えすぎて防除対象になることもあります。暖地ではあまり増えすぎることはないようです。お住いの地域の気候に合わせて適度に間引きをしましょう。
育て方②:水やりと肥料
耐寒性は高いフランスギクですが、高温多湿には弱い特徴があります。夏場はできるだけ風通しを良くして水やりも夕方にしましょう。土の表面が乾いたら水を与えます。肥料は、庭植えの場合は植え付け時に緩効性の化成肥料をあげます。それ以降は必要ありません。鉢植えの場合は春と秋に液肥をあげましょう。
育て方③:病害虫対策
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アブラムシがつくことがあるので、春から夏の季節は注意が必要です。見つけたら市販のスプレー剤や粒剤を散布しましょう。病気に強いフランスギクですが蒸れて高温多湿になると弱ってしまうので、病害虫対策にも風通しを良くしましょう。
次のページでは、フランスギクの季節ごとの管理についてご紹介します。
フランスギクの季節ごとの管理
フランスギクは管理にもあまり手がかからない植物です。植え替えや種まきなど、主な管理は春に行います。夏の切り戻しもフランスギクを弱らせないために重要です。それぞれの季節の管理ポイントをみていきましょう。
春
フランスギクを種から育てるときは春まきをおすすめします。ポットにまいて苗になってから植える方法でも、庭に直接まく方法でも大丈夫です。こぼれ種からも増えますので、フランスギクの芽を見つけたら周りの雑草を抜いておきましょう。鉢植えの場合は数年に一度、春に植え替えをします。
夏
初夏に開花時期を迎えるフランスギク。鉢植えの場合、夏場は西日や直射日光に当たらない場所で管理しましょう。花が終わった後には、切り戻しをすることで株が弱るのを防ぎます。蒸れるのを防ぐために夏の水やりは夕方に行いましょう。
秋
鉢植えで育てている場合は、秋に液体肥料を与えます。庭植えの場合は肥料は必要ありません。花が終わったフランスギクの周りは、すっきりとさせて病害虫の発生を防ぎましょう。
冬
フランスギクは耐寒性が強いので雪や霜の対策は必要ありません。鉢植えの場合は冬場、日当たりの良い場所へ移して管理しましょう。
まとめ
初夏の季節をさわやかに彩るフランスギク。育て方も簡単で初心者向けの多年草です。切り花としての利用もしやすく、草丈もあるので寄せ植えにもぴったりですよ。道端や草原で見かけるマーガレットはもしかしたらフランスギクかもしれません。ぜひ近づいて葉っぱを観察してみてくださいね。
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出典:写真AC