トウダイグサとは?特徴や毒性をご紹介!ユーフォルビアとの関係は?

トウダイグサとは?特徴や毒性をご紹介!ユーフォルビアとの関係は?

トウダイグサとはかわいい黄色い花を咲かせる野の花ですが、葉や茎を切ると有毒な白い乳液を出し、種子にも有毒な成分を持つ植物です。そこでトウダイグサの特徴や毒性をご紹介すると共に、ユーフォルビアとの関係についても解説します。




トウダイグサとは?

Photo byPeggychoucair

春になると日当たりのよい道端や畑などで、花なのか葉っぱなのか、どちらか分からない黄緑色の植物を見かけたことがあると思います。雑草のように見えるこの植物を「トウダイグサ」と言います。漢字では「灯台草」や「燈台草」と書き、椀状の葉の中に黄色い花が咲く姿が昔の照明器具「燈明台(とうみょうだい)」に似ていることから名付けられました。

ボタニ子

ボタニ子

トウダイは岬にある灯台ではなく、照明の燈台なんだね。

トウダイグサの基本データ

分類 トウダイグサ科 トウダイグサ属
学名 Euphprbia helioscopia
別名 鈴振花(スズフリバナ)
分布 本州から九州、北半球
植物のタイプ 越年草
生育地 日当たりのよい道端や畑
高さ 20~30cm
開花時期 4~6月

トウダイグサの花言葉

Photo byHans

控え目な花言葉

トウダイグサの花言葉は「地味」と「控え目」という意味があります。どちらも花言葉としては控え目の言葉になります。トウダイグサはよく見ると、とてもかわいい形をしていますが、野原に咲く雑草のような印象からこのような控え目な花言葉になったようです。

明るく照らして

控え目な花言葉の他に「明るく照らして」と言った花言葉もあります。燈台に合わせたかわいい花言葉と言えます。黄色い小花が電球のようにも見え、群生している様子から周りを明るく照らしているように見えます。

ボタニ子

ボタニ子

控え目でかわいい花言葉だね!

トウダイグサの特徴

トウダイグサは対生した葉にかわいい黄色い小花を咲かせます。野に咲く控え目な花ですが、強い毒性を持つ特徴があります。見た目に惹かれて花を摘むと茎から白い乳液を出し、かぶれてしまうため注意が必要な植物です。そこで、雑草と間違えないためにトウダイグサの葉や花の特徴をお伝えします。

葉の特徴

有毒

トウダイグサの葉はヘラ状になっていて茎に互い違いに生えます。葉の長さは1~3cmで、茎先は少し大きめの葉が5枚輪生します。葉や茎を傷つけると切り口から白い乳液を分泌します。この白い乳液は有毒のため、触れるとかぶれことがあり注意が必要です。

花の特徴

黄色い小花

トウダイグサの花は黄色い小花です。花径5mm程度の小花を3cm程度の輪生した葉の中央に咲かせます。杯状の総苞に包まれているため杯状花序(はいじょうかじょ)と言います。花というより葉っぱのように見えます。開花時期は4~6月頃、春から初夏の時期に道端や畑に咲いているのを見かけます。

種子の特徴

3つに裂ける

トウダイグサは春に花が咲いた後、初夏のころになると実ができます。丸い形の緑色の実が熟すと下部が3つに裂けて種子が散布されます。この実にも毒性があり食べると痙攣(けいれん)を起こすため危険です。

トウダイグサの毒性

Photo byirenne56

トウダイグサは有毒成分「ユーフォルビン」を含む植物です。かわいい控え目な印象からは想像がつかないため、切り花にしようと摘んでしまうと危険です。茎や葉から出る白い乳液に触れてしまった時の症状と対処法をお伝えします。

白い乳液

かぶれる

トウダイグサの葉や茎を切ると白い乳液がでます。この白い乳液が皮膚に触れると強い刺激がありかぶれて水疱ができます。白い乳液が皮膚についた時は水でしっかり洗い流し、抗ヒスタミン剤入りの軟膏を塗るようにしましょう。

中毒症状

吐き気や痙攣(けいれん)

トウダイグサの種子を食べると、痙攣したり吐き気、腹痛や下痢など中毒症状を起こします。食べることは危険な植物なため、もし口に入れてしまった時は、すぐに病院で診察を受けてください。犬や猫が散歩中に誤って食べてしまった時も同様です。

ボタニ子

ボタニ子

とっても強い毒性を持つ植物なんだね!

ユーフォルビアとの関係は?

トウダイグサ科は約335属、約7500種以上を含むとても大きな科です。その中でも最も種類の多いトウダイグサ属は学名「ユーフォルビア」とも呼ばれ、2000種類以上もあり世界中に分布しています。形も一年草や多年草の他、多肉植物やきれいな花を咲かせるものなどさまざまです。そこで幾つか面白いユーフォルビアの仲間をご紹介します。

ユーフォルビアの仲間

ポインセチア

Photo byangelinaelv

ポインセチアは、ユーフォルビアを代表する花です。11月~12月ごろ茎の上にある葉が赤やピンクに色付くことからクリスマスフラワーと呼ばれています。元々はメキシコなど熱帯に自生し3~5mの大きさに成長する植物ですが、園芸用に品種改良され鉢植えとして販売されていることが多いです。

オペサ

多肉系のユーフォルビアは、約500種も種類があります。サボテンのような玉の形のオペサは、南アフリカに自生している希少な品種になります。お饅頭のように丸い形から「キリン玉」や「バスケットボール・プランツ」などとも呼ばれています。

ダイヤモンドフロスト

白い小さい花を咲かせるダイヤモンドフロストもユーフォルビアになります。日当たりのよい場所に置いておくと4~11月と長い期間咲いています。あまり手入れの必要がないため、鉢植えや地植えにして管理するのがおすすめです。

ユーフォルビアの特徴

有毒植物

ユーフォルビアは種類が豊富で見た目や性質、花の様子もさまざまです。中でも多肉系のユーフォルビアははよくサボテンと勘違いしてしまうほど似ています。しかし、共通の特徴は葉や茎を切ると白い乳液を出すことです。この乳液の毒性の強さは種類によって異なりますが、ユーフォルビアは有毒植物であることを忘れないようにしましょう。

まとめ

Photo byWikimediaImages

トウダイグサは控え目でかわいい見た目に反し、葉や茎、種子に強い毒性を持つ植物であることをご紹介しました。群生している様子は辺りを明るく照らす燈明のようですが、手に採ることは止めておきましょう。その立ち姿を見て楽しむ植物です。

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