梨の旬な時期はいつ?主な品種の収穫時期や食べ頃の見分け方を解説!

梨の旬な時期はいつ?主な品種の収穫時期や食べ頃の見分け方を解説!

夏や秋に出回る果物、梨。そんな梨の旬の時期は一体いつでしょうか。その旬の時期は品種によって異なります。梨にはどんな品種があるのか、収穫時期はいつなのか、いつ食べたら美味しいのか、冬にも梨が食べられるのかなど合わせて紹介します!

記事の目次

  1. 1.梨の旬はいつ?
  2. 2.美味しい梨の選び方・見分け方
  3. 3.梨の主な品種と見分け方(赤梨系)
  4. 4.梨の主な品種と見分け方(青梨系)
  5. 5.冬に食べられる梨
  6. 6.梨の産地
  7. 7.梨ってどんな樹木?
  8. 8.まとめ

梨の旬はいつ?

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梨の主なシーズンは8月~9月です。夏・秋の季節の果物として知られています。梨の旬は品種によって異なり、早い物は7月から収穫が始まり一番遅い梨は11月に収穫します。食べたい品種によっては、旬の時期も異なるため、どの梨が食べたいのかチェックしてから買いに行きましょう!

美味しい梨の選び方・見分け方

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どんな梨が好きですか?シャキシャキした食感の梨ですか?柔らかい梨ですか?人によって、好きな梨は変わります。甘さ重視なのか、食感重視なのか。甘さも食感も品種によって変わりますが、ここでは食感、甘さに焦点を当てて美味しい梨を紹介します!

シャキシャキ系が好きな人向けの梨

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シャキシャキ系の食感が好きは人は、まだ少し青い梨を選ぶとちょうどいいシャキシャキ感を味わうことができます。青くて、甘さは大丈夫なの?と思いますが、問題ありません。収穫期の最盛期は、十分に熟しているため青い梨でも甘くて固めの美味しい梨を味わうことができます。

柔らかい梨が好きな人向けの梨

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柔らかい梨が好きな人はシャキシャキ系の梨の反対で確実に色づいている梨を選びましょう。甘さも十分柔らかくて美味しい梨を味わうことができます。

甘い梨が好きな人向けの梨

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甘い梨を食べたい人は「南水」がおすすめです。糖度が14~15ほどあり、非常に甘い梨です。酸味が少なく、幸水よりも甘いです。

一番甘い梨

実は「南水」より甘い梨があります。ただし、その梨は栽培が難しく市場ではあまり出回っていません。その梨は「かおり」という品種で、糖度は「南水」を超えています。

さっぱりした梨はどの梨?

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さっぱりした梨が食べたい人は「20世紀」がおすすめです。糖度は11~12と非常にさっぱりした梨です。食感はシャキシャキとしています。

梨の主な品種と見分け方(赤梨系)

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梨の種類には、赤梨系と青梨系の二種類あります。ここでは、赤梨系の種類と品種ごとの見分け方、いつから収穫時期なのか、シーズン時期はいつからなのか紹介します。

幸水

幸水は、生産数が多い梨です。味は、甘さの中にさっぱりとした酸味があり、食感はシャキシャキとしていてとても食べやすいです。果汁も多く、一番人気のある梨です。

収穫時期

7月頃から収穫が始まり、8月下旬まで続きます。最も収穫が遅いところは9月まで続きますが、9月頃に収穫できるのはまれです。

食べ頃の時期

ピークは8月です。お盆を過ぎると、段々と数を減らしていきます。シーズンの幸水は、梨の表面が緑っぽくても十分に熟しているので、甘いです。

他の梨との見分け方

他の梨よりお尻が大きくへこんでいることから見分けることができます。表面が黄色~褐色であり、つぶつぶとした模様があるのも特徴です。

日持ち

日持ちしません。購入から冷蔵庫で5日前後です。購入したらなるべく早めに食べるようにしましょう。

豊水

豊水は、幸水に次に生産量が多い種類の梨です。幸水よりも酸味があり、甘さもあるので酸味とのバランスがとてもよく、幸水より豊水が好きという人も少なくありません。果肉も柔らかく、果汁もたっぷりと濃厚な人気品種です。

収穫時期

収穫時期は8月中旬から始まり、9月頃まで続きます。幸水の収穫が少なくなってきた頃から出始めます。最も収穫が遅いものは10月頃までありますが、10月に収穫されるのはまれです。

食べ頃の時期

収穫ピークは9月です。9月になると、出始めの時よりも梨が大きくなり、どっしりとした重さもありたっぷりと果汁を含んでいるので、美味しいです。

他の梨との見分け方

幸水より一回り大きいのが特徴です。また、豊水の表面は熟すとオレンジ色っぽくなります。幸水よりも、表面の色はオレンジ色です。

日持ち

幸水よりは日持ちする種類の梨です。冷蔵庫で1週間以上は持ちますが、梨は収穫してから日がたつと鮮度が落ちてくるので、なるべく早めに食べるのがおすすめです。

あきづき

あきづきは、2001年に品種登録されたまだ新しい種類の梨です。豊水と新高を掛け合わせて作られた品種にさらにそこに幸水を掛け合わせて作られた品種です。糖度が高く、食感は幸水に似て、シャキシャキしています。果汁は、豊水のようにたっぷりです。まさに、掛け合わされた梨のいいとこどりをした梨です。

収穫時期

収穫は9月上旬から始まります。名前の「あきづき」の由来も秋に収穫できる梨ということでつけられました。遅いところだと、10月上旬まで収穫が続きますが10月で収穫できるあきづきはまれです。

食べ頃の時期

収穫のピークは9月中旬から下旬です。豊水が出始めて、しばらくしてから出荷されるようになります。全体的に丸く、お尻が広いものが美味しいあきづきです。完熟すると表面が褐色になるので、より甘いあきづきを食べたいのであれば、9月中旬から下旬のあきづきで、程よい色付きのものがおすすめです。

他の梨との見分け方

月のようにまん丸い形をしていて、豊水よりも大きくなります。あきづきの一番の特徴は、お尻の部分に、豊水や新高、幸水にはないくしゃくしゃっとした皮みたいのがついています。

日持ち

日持ちする種類の梨です。日持ち期間は豊水とほぼ同じで冷蔵庫で1週間前後です。

新高(にいたか)

新高は、幸水・豊水に次いで人気な種類です。新高の一番の特徴は、梨のサイズが大きいことです。大きいものでは1kgを超える梨です。食感は、シャキシャキというよりはざっくりとした食感です。酸味は少なく、甘みのある梨です。

収穫時期

収穫は9月頃から始まります。豊水・あきづきよりは少し遅く収穫が始まります。遅いものは11月上旬まで収穫が続きますが、11月に収穫ができるのはまれです。

食べ頃の時期

旬は9月下旬から10月までです。持ったときに重いと感じる新高は、果汁がたっぷりと含まれています。表面に張りがあり、ムラがないものが美味しい新高です。

他の梨との見分け方

他の梨より大きくなります。大きすぎるため、あきづきのように真ん丸というよりは、形が少しゴツゴツしているのもあるのが見分けるポイントです。

日持ち

日持ちします。冷蔵庫にいれてお正月まで持ちます。冷蔵庫に入れないと1週間前後しか日持ちしないので、食べるのが1週間より先であれば必ず冷蔵庫に入れて保管しましょう。

南水

長野県で誕生した梨「南水」は、梨の中でも非常に甘く、果汁も豊富でとてもジューシーな梨です。酸味も少なく、とにかく甘い梨が食べたい!という人におすすめな梨です。

収穫時期

収穫時期は9月下旬から10月上旬までと約1カ月です。ピークは、9月下旬です。

食べ頃の時期

食べ頃は、収穫ピークである9月下旬です。ずっしりと重たいものを選ぶと果汁がたくさんあり、とても美味しく食べられます。

他の梨との見分け方

丸い形をしていません。ミカンのような、少し潰れた丸い形をしていることから見分けられます。

日持ち

よく日持ちする梨です。常温で2週間、冷蔵庫で2カ月は持ちます。持つといっても、収穫してから徐々に鮮度は落ちていくので、なるべく早めに食べるほうが美味しいです。

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梨の主な品種と見分け方(青梨系)

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