ドライガーデンに合う植物10選！お洒落な庭にするためのコツもご紹介！

南アフリカ原産の、耐寒性が強いアロエです。ロゼット状に葉を展開し、成長するにつれて幹立ちしながら茎が分岐して群生するため、見ごたえのある姿となります。古くから栽培されるキダチアロエにも似ていますが、高さがあり、葉の色も濃いため、少し違った雰囲気を出すことができます。

アロエ・ストリアツラは、夏は生育が盛んなため、日照不足になると徒長しやすいです。しっかりと日光に当てたうえで、水と肥料を与えると、よりワイルドな姿に成長していきます。反対に冬は乾燥気味に管理すると、凍結などのダメージを減らすことができます。

メキシコ原産のダシリリオン・ロンギッシマは、放射状に延びる葉が特徴で、ユッカにも似た雰囲気を持つ植物です。成長すると幹立ちし、2mほどに成長します。乾燥に非常に強く、晴れの日が続く夏場でも水やりをしなくても耐えられるほどです。ユッカやアガベより数が少ないため、オリジナリティの高い庭作りをしたい方にはおすすめの植物です。

耐寒性が非常に強い植物ですが、メキシコの乾燥地帯が原産地のため、湿った寒さは苦手です。そのため、日当たりのいい場所に植栽し、冬場は水やりを控えるようにしましょう。シンボルツリーに向く植物ですので、庭の一番環境のよい場所に植え、そのほかの植物を添えるように植栽してみてはいかがでしょうか。

多肉植物として人気のユーフォルビアの仲間です。太い茎にらせん状の水色の葉がつくのが特徴的です。春になると黄色い花を咲かせ、水色の葉と黄色い花のコントラストが楽しめます。さらに、寒さに当たると葉がピンクに紅葉し、それぞれの季節で違った顔を見ることができます。花壇の主役になる植物ではないですが、ワイルドな雰囲気を和らげることのできる植物です。

春に花が咲いた後、地際（じぎわ）に新芽が多数出てきます。新芽の上で花茎を短く切り戻すと、新芽が勢いよく伸びて、株がリフレッシュされます。カットした花茎は挿し木することで新たな株を増やすことができます。ゆっくりと成長する植物が多い中では、成長が目に見えて楽しむことができる植物です。

名前の通り、柱状に成長するサボテンです。大きくなると高さ2ｍほどになります。サボテンの中では耐寒性が強く、関東以西であれば、ドライガーデンでも栽培できます。胴切りをすると、そこからいくつもの新しい脇芽が出て、より複雑でダイナミックな姿に仕立てることも可能です。

柱サボテン鬼面角は、ほかのサボテンに比べて成長が早い反面、日当たりが悪いと徒長しやすい性質を持っています。そのため、日当たりのいい場所に植栽するようにしましょう。よく日の当たる場所で育てると健康に育ち、たくさんの花を咲かせます。

ウチワサボテンの仲間の大丸盆は、名前の通り、大きなウチワ状のサボテンです。サボテンの中では耐寒性が強く、ドライガーデンで育てることが可能です。非常に生育が早く、1枚の葉っぱから次々と新しい葉を出して、いくつも連なるように上に伸びていきます。大きくなると古い葉は木質化し、木のような雰囲気になります。

大丸盆は、耐寒性が強いサボテンですが、夏の多湿な環境が苦手です。植える場所は水はけのよい土作りをして、梅雨や夏の時期の雨に備えるようにしましょう。また、風通しのよい場所に植栽するとより効果的です。

ドライガーデンを作ると、世話の手間はそれほどかからずに、お洒落な庭や花壇を維持することができます。成功させるポイントは植物選びと土作り、そして方角です。また、お洒落な作り方のポイントは石や岩をうまく使うことと、植物の配置です。作り方は決して難しくありませんし、一度作ってしまえば長く楽しめますので、ぜひチャレンジしてみてください。