シロツメクサの花冠とは?
子どものころ、原っぱでシロツメクサをで摘んで冠や指輪を作った記憶はありませんか?春に白い花をつけるシロツメクサは、草花遊びに最適の野花です。シロツメクサを丸く編んだ花冠を頭にのせて、お姫様になったような気分を楽しんだのではないでしょうか。ここでは冠の編み方やアレンジ方法を詳しく紹介します。
ボタニ子
作り方を忘れている方も大丈夫。簡単に作れる編み方をお教えしますよ。
シロツメクサの特徴
シロツメクサはクローバーとも呼ばれる、マメ科シャジクソウ属の植物です。繁殖力があり丈夫のため、公園のグランドカバーとして使われたり、野原や土手などでも見られたりする身近な野花です。花の時期は4月から6月ですが、暖かい地域では秋頃まで見られます。似た種類で赤い花のアカツメクサや黄色い花のコメツブツメクサもあります。
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3つ葉のクローバーの中から4つ葉のクローバーを探すのも楽しいですよね。
シロツメクサの花冠の編み方
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まずは、両手にシロツメクサを1本ずつもち、左を下に右を上にクロスさせます。
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次に右手に持っていたシロツメクサを左のシロツメクサにくるっと1回転させ、左手に2本持ちます。このとき、シロツメクサの花のすぐ下で茎をまわすようにしましょう。
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同じ要領で繰り返し編んでいきましょう。ゆるまないように隣どうしをつめて編みます。
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途中でクローバーを編み込んでもアクセントになってかわいいですよ。
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どんどん編んでいくと裏側は上の画像のようになっています。ハルジオンやヒメジョオンなど、いろいろな草花を入れてアレンジしましょう。
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ある程度の長さまで編んだら、くきの束と最初に編んだシロツメクサの花を合わせます。このとき、くきの束がシロツメクサの花の裏側にくるようにしてください。
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最初のシロツメクサとくきの束を一緒にまとめるように編みます。編んだ後の端は隣の編み目に差し込んで処理します。他のあまったくきも、編み目に差し込んで目立たないようにしましょう。
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これで完成です!今回はシロツメクサが少なくて小さな花飾りになりましたが、長さを変えて作ってみてくださいね。
シロツメクサの花冠を編むときのポイント
なんとなくしか編み方を覚えていなかった方も、記事を読み進めるうちに思い出すかもしれません。ポイントは、茎がなるべくしっかりした長めのシロツメクサを選ぶことです。加えて、ゆるまないように詰めて編んでいくこと。慣れてくれば簡単に手作りできるようになりますよ。まずはたくさん編んで慣れていきましょう。
シロツメクサの花冠のアレンジ
シロツメクサの花冠のアレンジ方法はいくつかあります。他の草花を一緒に編み込むのもよいですね。同じ時期に咲くタンポポやハルジオン、アカツメクサなどを入れてアレンジしてみてください。また、クローバーを多めに入れて男性用に王冠をつくるのもよいですよ。次に花冠以外のアクセサリーも一緒に作ってみましょう。
シロツメクサの指輪
小さなお子さんでも簡単に手作りできるのが、シロツメクサの指輪です。シロツメクサをくるっと指に巻き付け結ぶだけです。また3本のシロツメクサを3つ編みして、端を結べば指輪が完成します。小花を加えてアレンジしてもよいですよ。こんなにも簡単な指輪ならすぐに手作りできるため、親子や友達、好きな人と交換するのも楽しそうですね。
シロツメクサのブレスレット
シロツメクサのブレスレットも素敵です。ブレスレットは花冠よりは短く、はじめてシロツメクサを編む方におすすめですよ。作り方は花冠と同じですが、お花が小さめなものを選んで小花をプラスすると、よりブレスレットらしくなります。クローバーを入れてアクセントするなど、アレンジして作ってみてくだいね。
シロツメクサのリース
シロツメクサのリースもおしゃれです。スイカズラのつるをくるっとまいたリースに、シロツメクサをバランスよくあしらいます。シロツメクサの白くて丸いお花がアクセントになったかわいらしいリースです。また、花冠をそのままリースとしても使えます。玄関先に飾ったり、お部屋の中の花飾りにしたり、キャンドルリースとして使ったりするのもよいですね。
シロツメクサのドライフラワー
シロツメクサで花飾りを作った後、そのままにしておくのはもったいないですよね。もっと長く楽しみたい場合は、ドライフラワーにするのがよいでしょう。作った花飾りを、室内の日の当たらない風通しのよい場所にぶら下げておくだけで、ドライフラワーが作れます。お花は少し茶色ぽくなってしまいますが、それもナチュラルな風合いとして楽しんでください。
シロツメクサの花冠の花言葉
クローバーの花言葉は「約束」です。そして4つ葉のクローバーの花言葉は「幸運」。ラッキーアイテムとしても有名ですよね。それでは、シロツメクサの花冠の花言葉をご存知ですか?実は「私を思って」「復讐」といった花言葉があるのです。花冠を贈った後「私を思って」が叶わなかったとしたら...。復讐という嫉妬心の意味もあるのです。少し怖い気もしますね。
まとめ
シロツメクサの花冠は、編み方を覚えれば誰でも簡単に手作りできます。自分なりのアレンジを加えてオリジナルの花飾りを作ってみてください。少し怖い花言葉もあるシロツメクサですが、雑学の1つとして誰かに教えてあげるのも面白いかもしれません。
出典:写真AC