ピンクッションのアレンジ術
ピンクッションは赤色、黄色、オレンジ色、ピンク色があり、花色はあまり多くはありませんが、種類は多い方です。最近ではネイティブプランツ、ワイルドフラワーとして人気が出てきましたね。生花で飾ってもドライフラワーにしても個性的な姿を楽しむことができるピンクッションのアレンジをご紹介します。
鉢花で楽しむ
初心者の方でも育てやすく管理しやすい鉢花は、湿気と風通しに気をつければ室内でも十分楽しむことができます。個性的でユニークなピンクッションはお部屋のアクセントにもなる植物です。花の形が個性的すぎてアレンジするのが難しく感じる場合は、観葉植物と一緒に置くだけでもサマになるのでぜひトライしてみてください。赤や黄色の花と組み合わせると南国風になるのでおすすめです。
生花のアレンジ
個性的な花の形は一輪だけで飾っても存在感があります。アレンジが難しいと感じたら、まずは一輪で楽しんでみましょう。他の植物とアレンジするなら柔らかいお花と組み合わせるのがおすすめです。ピンクッションの花びら(雄しべ)は弾力があるので、対照的に柔らかい植物と合わせることで馴染みがよくなります。葉物を組み合わせて、ヒペリカムのような小さい実をアレンジに加えると華やかな印象になります。
生花・花器とアレンジする
ネイティブプランツ特有のワイルドさを演出するなら特別な花器を用意する必要はありません。身近にあるボトルや雑貨屋さんで売っているようなブリキに生けるだけでもかっこよく決まります。花の形や葉のつき方がユニークなので、陶器の花器を使うなら形や色はシンプルな方がアレンジしやすいでしょう。ピンクッションは生け花にも使われる植物です。アレンジに慣れたら和風、洋風とチャレンジしてみてくださいね。
ドライフラワー
花持ちのいいピンクッションは生花としても十分楽しめますが、ドライフラワーにしてお部屋に飾るとまた違った魅力を味わえます。ネイティブプランツはドライにしやすく、はじめての方でも簡単に作ることができます。生花のときはピンっとしていた花びら(雄しべ)も、ドライにするとくしゅっと収縮してシャビーな雰囲気に変わります。
ドライフラワーの作り方
生花で楽しみながら少しずつ水を少なくしてドライにする方法もありますが、より綺麗に仕上げるには、お花屋さんで買ってきてすぐにドライにした方が茎も真っ直ぐになり、色が綺麗に出ます。くっきりした生花からドライになって褪色していく様子も楽しむことができます。
ドライフラワーを作るポイント
- 麻紐や輪ゴムなどで茎をまとめる
- 湿気が少なく、直接日光が当たらない風通しのよい場所に吊す
ドライフラワー・アレンジ
スワッグ
ドライフラワーのまま吊すだけでも素敵ですが、少しアレンジを加えてスワッグにしてみましょう。スワッグは吊すというより壁面に付けて飾ることが多いので、後ろになるドライフラワーを長く、手前を短くバランスを取りながらまとめていきます。英字新聞や麻布などに巻いて飾ってもおしゃれです。
ガーランド
壁に紐を張ります(横向き)。数本に分けたドライフラワーを間隔を開けながら紐に吊していきます。ドライフラワーの本数を少なくすればシンプルなアレンジになり、本数を増やして他のネイティブプランツと一緒に飾れば立体的な空間が生まれます。ドライフラワーの隙間に写真やお気に入りのポストカードをピンチでぶらさげてもおしゃれです。
ピンクッションをプレゼントに
花言葉
ピンクッションの花言葉
- どこでも成功を
花言葉に思いをたくして
花言葉のルーツ
花言葉のルーツには諸説ありますが、中世のヨーロッパでは花を贈るとき言葉や文字の代わりに、花言葉に思いをたくして贈る風習がありました。明治の初めには日本にもこの風習が取り入れられ、日本独自の花言葉が付けられています。
送別会などにピンクッションを
ときにはあまり嬉しくない花言葉もありますが、ピンクッションの花言葉は贈る相手の未来を応援するような言葉です。送別会などで花束を贈るときはピンクッションをアレンジして『どこでも成功を』と思いを込めてプレゼントしたいですね。
花束にしてプレゼント
ピンクッションを加えるだけで華やかでボリュームのある花束になります。暖色系が多いのでシックな植物とも相性がよく、同系色の花で統一すれば個性的だけど甘すぎない大人の花束に仕上がります。プレゼントする方の雰囲気に合わせてアレンジを考えるのも楽しいですね。
ドライフラワーの花束
花束にしてプレゼントするのは生花だけとは限りません。お祝いや送別会に贈るのには向きませんが、おしゃれな雑貨をプレゼントする感覚で気軽に贈るならドライフラワーはぴったり。最近ではお花屋さんや雑貨屋さんでもラッピングされたドライフラワーが売られています。ご自分で作ったドライフラワーを花束にして贈るのも素敵ですね。
まとめ
高温多湿の日本では栽培するのにコツがいるピンクッションですが、けっして弱い植物でも順応性がないわけでもありません。気温や水やり、肥料の与えすぎに気をつければ個性的で綺麗な花を咲かせてくれます。栽培する楽しみもありますが、ピンクッションは生花としても楽しめる植物です。花束に加えるだけでぐっとおしゃれ感が増すのでぜひ取り入れてみてください。ピンクッションの花言葉『どこでも成功を』を添えて大切な方へプレゼントしてくださいね。
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出典:写真AC