沈丁花の香りとその用途!アロマや香水にも利用されるってホント?

沈丁花の香りとその用途!アロマや香水にも利用されるってホント?

冬が終わり暖かな春の陽射しを感じ始める季節になると、沈丁花の香りの便りが届きます。三大香木と呼ばれるほどによい香りの沈丁花は比較的簡単に育てられ、ポプリにすると長く香りを楽しめます。赤や白い色が美しい沈丁花の香りや育て方について、詳しく見ていきましょう。

    記事の目次

    1. 1.沈丁花とは
    2. 2.沈丁花の育て方
    3. 3.沈丁花の香りはアロマや香水に使える?
    4. 4.モイストポプリで長く香りを楽しむ
    5. 5.まとめ

    沈丁花とは

    沈丁花の木の特徴

    フリー写真素材ぱくたそ

    沈丁花は樹高1~1.5mくらいで、冬の間も葉を落としません。丈夫に見えますが、根っこが土の中深くまで張らないため乾燥に弱い植物です。よく見かけるのは、花びらの表が赤く、裏が白いツートンカラーの花が咲く品種でしょう。赤と白のほど見かけませんが、白い花の品種も人気が高まってきています。どちらも甘いにおいが強い芳香の品種です。

    三大香木と称されるほどの香り

    2月~3月ころのまだ肌寒い季節に、沈丁花の甘い香りが漂い始めます。沈丁花はその強い香りから、夏のクチナシ、秋の金木犀とならんで三大香木と呼ばれています。また、三大香木のなかでも、沈丁花はその香りをどの木よりも遠くへ届けられるそうです。

    100種類以上の香り成分

    沈丁花の香りの成分は複雑で、100種類以上のたくさんの成分から成り立っています。なかでもリナロールやシトロネロールの成分は、聞いたことがある方も多いでしょう。リナロールにはリラックス効果、シトロネロールは華やかな甘い香りから虫を引き寄せる効果があります。

    沈丁花の育て方

    沈丁花の植え付け

    新芽が伸び始める2月下旬から3月の初春か、花も終わり暑さも落ち着く10月ごろの秋に植え付けます。沈丁花は植え替えを嫌がるため、大きめの鉢に植え付けをして植え替えの回数を減らすようにしましょう。土は水はけのよい土を使用します。

    置き場所

    日光を好みますが、根元に日が当たってしまうと根っこが傷んでしまうため、西日が当たらない場所に置きます。陽射しの強くなる季節には、株元に背丈の低い花を寄せ植えして遮ってもよいですね。寄せ植えをする花も植え替えをしなくても育つ丈夫なものにするなどして、沈丁花の繊細な根っこを傷めないように注意してください。

    挿し木の季節と注意点

    沈丁花は種ができないため、増やしたい場合には挿し木で増やしましょう。時期は花が終わり成長期に入る5月~6月です。5月から6月には新しい芽が伸びてきます。新しい芽を切り取って新しい用土に挿し木しましょう。春は陽射しが強い日も多いため、乾燥させないように注意してください。

    沈丁花の香りはアロマや香水に使える?

    残念ながら、沈丁花はその香りそのものを使用した香水やアロマは製造されていません。製造していない理由は、天然の精油成分の抽出が難しく、安定して抽出できないからです。そのうえ、毒性も強いことから、沈丁花の天然のにおいをアロマや香水には利用できません。

    モイストポプリで長く香りを楽しむ

    モイストポプリをご存知ですか?沈丁花は乾燥をさせると香りが飛んでしまうため、半生の状態で塩を使って保存します。この保存方法を、モイストポプリと呼びます。上手に保管すると、何十年も甘いにおいを楽しめるのです。

    モイストポプリの作り方

    1. 花を摘み、新聞紙などに広げて1時間くらい乾燥をさせる
    2. 塩と花を交互に瓶に詰める
    3. 口いっぱいまで詰めたら密閉をして1カ月冷暗所でねかせる
    1カ月ねかせた後は、においを楽しみたいときに瓶のふたをあけて香らせます。

    まとめ

    寒かった冬を越えて沈丁花の香りが届き始めると、「春が来る」とウキウキしませんか。残念ながら沈丁花の香りを身に着けて一年中楽しむことはできません。その代わりに、家でのリラックスタイムにモイストポプリの沈丁花を存分に楽しんでください。

    愛
    ライター

    ガーデニングが好きです。食いしん坊なので特に食べられるものを育てることが好き。

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