トウモロコシの栽培方法:受粉
トウモロコシの穂は風媒花です。風に運ばれて受粉しますが、場合によっては人が手助けしてあげる必要があります。ここでは、トウモロコシの受粉について紹介します。
トウモロコシは風媒花
トウモロコシは風媒花で、風を媒介して受粉しています。それぞれ雄穂と雌穂があり、見分け方はかんたんです。トウモロコシについているヒゲのようなものが付いていれば雌穂です。両方とも緑色ですが、このヒゲで見分けることができます。また、他の見分け方としては雄穂と雌穂は全く姿が異なるのでここでも見分けることができます。
人工授粉
トウモロコシの株が多く植えてあれば風を媒介としてある程度の受粉はできます。ですが、株数が少ないと風に頼らず人口で受粉する必要があります。受粉する方法はそれほど難しくはなく、花が咲いた雄穂の株をゆすって花粉を雌穂にかけるという方法で行います。こうすることにより、受粉しやすくなり収穫量もあがります。
トウモロコシの栽培方法:収穫
無事、実り収穫を迎えます。ここでは、トウモロコシの収穫について説明します。
収穫できるトウモロコシの見分け方
穂が出てから約20~25日前後の日数で収穫できるようになります。収穫できるトウモロコシの見分け方は、雌穂についているヒゲの部分で見分けます。この見分け方も一目でわかる見分け方であり、ヒゲが茶色く枯れるようになってきたら収穫できます。白いヒゲのはまだ収穫できないのでしばらく実らせておきましょう。
収穫の時期
トウモロコシの収穫は穂が出てから20~25日前後の日数で収穫しきってしまうのがポイントです。ヒゲが茶色くなったトウモロコシの皮を少しだけむいて、中身の実を確認しながら収穫します。トウモロコシの収穫には日数が大切で、早取りしてしまうとしなびるのが早く、逆に遅すぎてしまうと甘みが少なく実も硬いということがあるのでこの日数期間で収穫できるようにしましょう。また、収穫するのは早朝がいいとされています。
トウモロコシの収穫は大体8月ころの時期から始まります。
収穫方法
収穫方法は、ヒゲが出ている部分を片手でつかみ、そのままもぎ取ります。収穫の際のポイントはトウモロコシをしっかりつつかむことです。
収穫したトウモロコシの保存方法
皮をつけたまま保存
収穫したあと、すぐに食べないのであればトウモロコシの皮はむかないでおきます。皮とつけたまま冷蔵庫にいれておくと、常温で保存するよりも長持ちします。長持ちするといっても1~2日ですので、収穫したらはやめに食べるようにしましょう。
すぐに茹でる
それでも、どうしても食べきれない場合は収穫したらすぐに茹でてしまいましょう。トウモロコシは収穫してからどんどん鮮度が落ちていきます。茹でることによって、皮つきで保存するよりも日持ちするようになります。
冷凍保存
どうしても、食べきれない場合は冷凍保存がおすすめです。冷凍保存することで、日持ちがぐんとのび2~3か月は日持ちするようになります。
鳥に食べられないように
収穫時期になったトウモロコシは鳥に食べられることがあります。鳥に食べられないようにするには、トウモロコシをネットで覆ってしまうのが有効な手段です。ネットを張ることにより、鳥はトウモロコシまで届かなくなるので鳥に食べられたくない場合はネットを張りましょう。
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雄穂を切り取って雌穂にこすりつけるやり方もあります。