5月に旬を迎える野菜は?
5月は冬と違い、さまざまな野菜の収穫時期を迎えます。中にはその時しか食べられない野菜もあり、時期を逃してしまうと来年まで待つ必要があるのです。そんな5月に旬を迎える野菜の食べ逃しがないよう、全てではありませんが5月に旬を迎える美味しい野菜を紹介します。
5月に旬を迎える野菜①<山菜>
山菜とは、野山に生えているシダ植物やタケノコのことです。それらの種類は野菜に分類され、5月しか味合うことのできない春の味覚となります。ここでは、5月に旬を迎える山菜を紹介します。
ワラビ
学名 | Pteridium aquilinum |
分類 | コバノイシカグマ科 |
食べ頃 | 4月~5月(東北では6月) |
種類 | シダ植物 |
ワラビは山菜の一種で、春から初夏に食べ頃を迎えます。ただし、毒性があるので生では食べられません。また、あくも強いため食材にするときは必ずあく抜きと加熱してから食べるようにしましょう。ワラビの根にはデンプンが多く含まれていて、このデンプンからワラビ餅のもととなるワラビ粉が作られています。
ワラビの旬は?
ワラビは春先に出てきた若芽を食材にします。そのためワラビの旬は春です。気温によっての地域差はありますが、早いところでは4月~6月、北海道や東北地方では7月まで続きます。
ワラビのレシピ
ワラビは、お浸しや天ぷらなどの食べ方があります。うどんやパスタの具材として食べても美味しいです。どの食べ方でも共通していることは、必ずあく抜きをするということです。あく抜きの方法は沸騰したお湯の中に重曹を入れ、その後ワラビを入れるという方法が一般的です。
フキ
学名 | Petasites japonicus |
分類 | キク科 |
食べ頃 | 3月~5月 |
種類 | 多年草 |
フキは山菜の一種で、日本原産の植物でもあります。やや湿った場所を好んで自生しています。フキノトウは、春一番に地下茎からでてくるフキのつぼみのことで、こちらも食材にできます。
フキの旬は?
天然ものフキは春の3月頃から旬を迎え、5月まで続きます。ハウスものでは、10月~5月まで出荷されています。栽培されているものは愛知県産のものがほとんどです。
フキのレシピ
フキはお浸しや煮物・炒め物・天ぷらにして食べられます。特にフキノトウを食べるときは、天ぷらにすると美味しい春の味覚を味わえます。フキは葉柄も食材にでき「きゃらぶき」という料理が有名です。フキもあくが強いので、食べる前にはあく抜きを行ってください。また、フキは収穫してから日がたつとどんどんあくが強くなっていくので、早めにあく抜きだけでもすませておくのがおすすめです。
ゼンマイ
学名 | Osmunda japonica |
分類 | ゼンマイ科 |
食べ頃 | 4月~5月 |
種類 | シダ植物 |
ゼンマイは山菜の一種で、全国に自生しており、若い芽が食用です。また、ゼンマイには男ゼンマイと女ゼンマイと呼ばれるものがあり、男ゼンマイは胞子葉のため、山菜採りのルールでは採ってはいけません。
ゼンマイの旬は?
ゼンマイの旬には地域差はありますが春です。早いところでは4月から始まり、その後東北地方へと移り6月まで続きます。自生しているゼンマイの旬は、ほぼワラビと同じです。
ゼンマイのレシピ
ゼンマイの食べ方は、お浸し・ナムルなどがおすすめです。しかし、ゼンマイもあくが強いので、食材にするときはあく抜きをしてから食べるようにしましょう。あく抜きの方法は、ワラビと同じです。だたしゼンマイはあく抜きをした後、乾燥させる食べ方がおすすめです。
ボタ爺
つぎは「タケノコ」について紹介じゃ。