ニオイバンマツリの育て方!植え替えの仕方や剪定方法・増やし方など!

ニオイバンマツリの育て方!植え替えの仕方や剪定方法・増やし方など!

ニオイバンマツリはジャスミンに似た甘い香りから、「匂蕃茉莉」と漢字で書きます。育て方は、植え替えと剪定の手入れをしっかりすることです。毒性はありますが、とても美しい花木です。これから特徴や増やし方などニオイバンマツリの育て方について、ご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ニオイバンマツリはどんな花?
  2. 2.ニオイバンマツリの名前の由来
  3. 3.ニオイバンマツリの花言葉
  4. 4.ニオイバンマツリの育て方①基本
  5. 5.ニオイバンマツリの育て方②植え替えの仕方
  6. 6.ニオイバンマツリの育て方③剪定方法
  7. 7.ニオイバンマツリの育て方④挿し木による増やし方
  8. 8.ニオイバンマツリの枯れる理由
  9. 9.ニオイバンマツリの冬越し方法
  10. 10.まとめ

ニオイバンマツリの育て方②植え替えの仕方

Photo byMemoryloon

庭植えの場合は、植え替えする必要はありません。ただし、鉢植えの場合は、根詰まりするため植え替えが必要となります。

植え替え時期

比較的成長が早いニオイバンマツリは、鉢植えだと根詰まりを起こしやすい花木です。そのため、1年~2年を目安に植え替えが必要となります。適期は4月~6月です。

植え替えサイン

Photo byArtTower

鉢の中で根詰まりが、起こっていると判断できる状況が2つあります。1つ目は、鉢の底から根が出ている状況です。2つ目は、水やりをしていて、土に水が染み込まなくなったときです。

植え替えの手順

  1. 使用している鉢よりも一回り大きなサイズの鉢を用意します。また、植え付けの時に使用した水はけのよい用土を使います。鉢の3分の1ぐらいにまで用土を入れます。
  2. 苗を鉢から出し、根に付いている古い土を取り除きます。この時に、古い土はできるだけ取り除くと、植え替え後の成長がよくなります。
  3. 鉢の中心に苗を置き、そのまわりに土を詰め株を安定させます。
  4. 最後に、水やりをたっぷりし苗をなじませます。

ニオイバンマツリの育て方③剪定方法

Photo byCarlottaSilvestrini

花が咲かない理由は、剪定の失敗が大きな要因です。また、剪定をせずに何年も放っておくと、樹形が乱れてしまい株のバランスが悪くなります。ニオイバンマツリの剪定は、毎年行います。

剪定時期は花後

剪定の時期は、7月中旬~下旬の花が終わったころが適しています。夏までに済ましておくことが大切です。また、増やし方として剪定で出た枝を挿し木として活用します。

剪定する枝

Photo by Starr Environmental

剪定する枝は、細い枝と伸びすぎている枝です。細い枝は、付け根から切り戻しします。伸びすぎている枝は、他の枝とバランスを見て短く切り揃えます。状態のよい枝は、挿し木として活用します。

剪定で花付きが変わる

樹形を整える程度で、毎年少しずつ剪定をします。剪定をしすぎると、翌年に花付きが少なくなってしまうからです。細い枝と伸びすぎている枝以外は、切り戻しせずにそのまま残します。冬の時期は、剪定はしません。

ニオイバンマツリの育て方④挿し木による増やし方

Photo by Starr Environmental

増やし方は挿し木

ニオイバンマツリの増やし方は、挿し木による方法が一般的です。4月~9月が適期ですので、その間に行います。増やし方の一環として7月中旬~下旬に剪定時期に、ちょうど合わせることもできます。剪定の時に出た枝を挿し木として利用します。

用意するもの

  • その年伸びた新しい枝(挿し木用)
  • 用土
  • 発根促進液
  • バケツ

増やし方のポイントに発根するまでの方法

Photo by yto

  1. 挿し木用として、その年に伸びた新しい枝を10cmほどの長さに切ります。
  2. バケツに水と発根促進液を入れ、1時間ほど挿し木の切り口を水に浸けておきます。
  3. 鉢に用土を入れ、挿し木を土に挿します。
  4. その後は、日陰で管理し、土が乾かないように水やりを行います。1ヶ月ほどすると発根をするので、植え替えます。

増やし方のポイント

  • 挿し木は、その年に伸びた新しい枝を使用する
  • 用土は、バーミキュライトや川砂、赤玉土(小粒)など清潔な土を用意する
  • 根が出てくる確率を上げるために、発根促進剤を使用する

ニオイバンマツリの枯れる理由

Photo byjeonsango

夏場は乾燥に注意

夏場は、乾燥で枯れる恐れがあります。その対策方法として、朝晩毎日、土の状態を確かめます。乾いていたら、たっぷり水やりをします。土が固くなり水が染み込まなくなった場合は、熊手やフォークなどを使って土の表面を軽く耕します。

鉢植えでは根詰まりに注意

Photo by Plant pests and diseases

鉢植えの場合、根が張ると、鉢の中が根でいっぱいになります。そうなると、必要な水分や養分が中に染みこまなくなり枯れてしまいます。1年~2年を目処に、植え替えを行います。

葉が落ちても枯れてはいない

半耐寒性のニオイバンマツリですが、常緑性です。そのため、気温が5℃を下回ると葉が落ちます。葉が落ちてしまうと枯れてしまったかのように思えますが、春が訪れると芽吹き始めます。

ニオイバンマツリの冬越し方法

Photo bystux

ニオイバンマツリは、寒さに比較的強い植物のため、暖かい地域では戸外でも冬越しできます。ただし、霜に当てないように注意する必要があります。株の具合によっては、室内に移動した方が無難です。寒い地域では、日当たりのいい室内で管理します。室温が20℃以上だと花が咲き始めてしまうので、10~15℃が適しています。この時期は、肥料は不要で、水やりは控えめにします。

まとめ

Photo by Starr Environmental

ニオイバンマツリは、花色が楽しめ、香り豊かな花木です。毒性を持っていますが、栽培する分には人体に影響はありません。日当たりがよく、乾燥しないように水やりさえすれば育てやすい植物でもあります。また、増やし方もコツさえ身に付ければ、繁殖することができます。ぜひ栽培してみてください。

Toyosho
ライター

Toyosho

バラの花束よりも、スイトピーの花束の方が好きです。

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