ヤマモモ(山桃・楊梅)とは?特徴や見分け方から食べ方までご紹介!

ヤマモモ(山桃・楊梅)とは?特徴や見分け方から食べ方までご紹介!

ヤマモモは赤く表面がつぶつぶしているのが特徴の果物です。季節限定の果物で産地以外で市場に出ることが少なく、甘さと酸味が絶妙なおいしさです。都会だとヤマモモは幻の果物、高級な果物ともいいます。今回はヤマモモの特徴や見分け方、育て方や食べ方などをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ヤマモモとは
  2. 2.ヤマモモの特徴
  3. 3.ヤマモモの見分け方
  4. 4.ヤマモモの品種
  5. 5.ヤマモモのおいしい食べ方
  6. 6.ヤマモモの育て方
  7. 7.ヤマモモの収穫
  8. 8.まとめ

ヤマモモの品種

Photo by kanonn

ヤマモモは、庭木や果樹用に品種改良されたものも多くあります。森口(もりぐち)という品種は生でも甘く、おいしい実で非常に人気な品種です。瑞光(ずいこう)は、大きめな実が魅力的で人気な品種になります。果実酒やジャムなどの主に加工品で使われることが多いヤマモモです。東魁(とうかい)は、中国原産の品種のヤマモモで人気な品種で、ヤマモモの中でもトップクラスに実が大きな品種となり、果実は非常に甘みが強く食べ応えのあるヤマモモとして知られています。

ヤマモモのおいしい食べ方

出典:写真AC

ヤマモモは様々な方法でおいしく食べられますが、高知県ではヤマモモに塩を振り酒のつまみにすることもあるようです。素材の味を生かした食べ方もいいですね。他にも果実酒にしたり、アイスのトッピングやジャムにしたりとヤマモモをおいしく食べる方法はたくさんあります。いろんな食べ方を楽しみたいですね。今回そんなヤマモモのレシピを2つほどご紹介します。

ヤマモモのシロップ漬け

出典:写真AC

【分量】
ヤマモモ500g
砂糖100g
レモンスライム3枚
水(ヤマモモが浸かるくらい)

  1. ヤマモモを洗い深めの鍋に入れます。
  2. 砂糖を100gのうち少しだけ加え、レモンスライムと水をヤマモモが浸かるくらいまで入れます。

  3. ヤマモモを火にかけて、沸騰してきたら弱火にし、5分程度おきに少量ずつ残りの砂糖を数回に分けて加えていきます。少しずつ砂糖を加えることで果肉を縮ませることなく煮ることができます。20分から30分程煮る間に少量ずつ加えていきます。

  4. 熱いうちに保存用の耐熱瓶に移し、煮沸消毒をして密封すれば保存性が高まります。

ヤマモモのお酒

【分量】
ヤマモモ1kg
氷砂糖200g
ホワイトリカー又はブランデー1.8リットル

  1. ヤマモモを水でよく洗い、吸水性の良いタオルなどで水気を十分に拭きとります。
  2. 丈夫な保存瓶にヤマモモ、氷砂糖、ホワイトリカーまたはブランデーの順に入れていきます。

  3. きちんと蓋をして冷暗所に保存しておく。約3ヶ月くらいからヤマモモ酒として飲めるようになります。

ヤマモモの育て方

Photo by harum.koh

ヤマモモは自分でも育てることができます。ヤマモモの木は育て方に少し癖があり見た目もよいので、育てるのも楽しくなることでしょう。ガーデニングとしてもおすすめな果樹です。苗から育てる際は、幹の状態がしっかりとしているもので、葉や枝の状態もよさそうなものを選びましょう。植え付けの時期は3月〜4月頃に植えます。また、大きく成長していくことも考えて、広さに余裕があるスペースに植えることをおすすめします。

ヤマモモの水やり

Photo by sorarium

ヤマモモの育て方は、庭に植える場合は水やりをしなくても雨の水だけで育ちます。しかし夏場などで雨が少なく地面が乾燥しやすい場合は、育て方に注意が必要です。土の状態を確認して乾燥しているようなら、土に十分に浸透するまで水をたっぷりと与える育て方にしましょう。鉢に植えている場合は乾燥に注意をし、水切れにさせないようにします。乾燥の見分け方は表面の土の色が変化した位が目安です。肥料に関しては1年に2回ほどのペースでヤマモモの収穫後と冬頃に与えると良いです。

Photo bystux

ヤマモモは自然のなかで手入れをされずに育つと、15~20m前後までの大きいものに成長をします。きちんと手入れをすれば剪定次第で4~5m程度の大きさにとどめることもできます。剪定は4月〜5月頃にするのが向いているとされ、透かし剪定をします。透かし剪定とは増えた枝を切り離し枝に無駄な栄養をいかないようにしたり風通しをよくする育て方により病害虫を寄り付かせなくする効果もあります。

ヤマモモの摘果

Photo by Shigeyama

ヤマモモの剪定作業としてもうひとつ重要なのは摘果です。ヤマモモは年間を通しての収穫量が安定しないので、前の年に多くの実をつけ過ぎると、翌年に反動で実の付きが悪くなってしまいます。これを隔年結果といいます。隔年結果にならないように、1年で採れる実を摘果しコントロールをするのです。ヤマモモの摘果は5月頃で目安はヤマモモの自然落果が終わった頃くらいになります。こうすることで、安定した収穫ができるようになります。

ヤマモモの収穫

出典:写真AC

ヤマモモは6月~7月にかけて真っ赤に実が完熟していきます。熟していない実は緑なので見分け方は簡単です。梅雨になると雨に当たってしまい実が痛み実の味が落ちてしまいます。したがって梅雨の間に迅速に収穫してしまうのが、甘くおいしいヤマモモの実を堪能するコツです。育て方を工夫することでヤマモモは安定して収穫することができます。他の果物より少し痛みやすいヤマモモは市場にはあまり出回らないため、自分で育てることで新鮮なヤマモモを味わう楽しみ方もあります。

まとめ

出典:写真AC

ヤマモモは痛みやすく市場ではあまり見かけないような果物ですが、ネット通販で実や苗が購入ができ、生食で食べたり調理をしたり、自ら育てることもできます。見た目がかわいらしいヤマモモは、味も絶妙な甘みと酸味のバランスでおいしい果物です。今回はヤマモモの魅力や特徴、見分け方などをご紹介いたしました。みなさんもぜひヤマモモを食べてみたり、育ててみたりしてヤマモモのある日常を楽しんでみてください。

みけ
ライター

みけ

ハンドメイドや植物が趣味で癒されているみけです。 よろしくお願い致します!

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