管理方法
室内での置き場所
耐陰性があるゴムの木は室内で育てられる観葉植物として人気がありますが、もともと日光を好む植物なので、日当たりのよい明るい場所で育てるのが理想です。真夏は直射日光を避け、レースカーテン越しや長時間陽が当たらない場所に置きます。また、冷暖房の風に直接当たると葉が乾燥してしまい、落葉の原因になるので風が当たらない場所に置くようにしましょう。
屋外での置き場所
冬以外は屋外でも育てられます。しかし真夏は直射日光に当たりすぎると葉焼けしてしまうので、軒下などの半日陰で管理するのが望ましいです。ゴムの木は寒さにやや弱く、耐寒温度は5℃前後です。温暖地で霜が降りない地域では屋外で越冬することも可能ですが、基本的に冬場は室内の陽が当たる暖かい窓際などに移動させたほうがよいでしょう。
水やり
水のやりすぎは根が傷むので注意しましょう。ゴムの木は乾燥に強い性質をもっているので、基本的に土が乾ききってからたっぷりと水を与えるようにします。しかし夏場は水分の蒸発もはやく水切れを起こしやすいので、様子を見ながら毎日水やりを行いましょう。逆に休眠期である冬は、乾燥気味に育てます。土表面が乾燥してから2~3日後に与えるだけで充分です。
お手入れ方法
伸びすぎた枝は剪定する
成長し伸びすぎたまま放置すると、ムダな枝が多くなり成長の妨げになったり、風通しが悪く害虫被害を受けやすくなったりします。また樹形が崩れ、インテリアとしてのおしゃれさにも欠けてしまいますので、必要に応じて剪定を行いましょう。剪定時期は成長期の5~9月に行うとよいです。込みあっている枝や傷んでいる枝を優先的に剪定し、イメージの形になるように整えていきます。
定期的なお手入れで美しさを保つ
冷暖房をつける室内は特に乾燥しやすく、水やりをしていても大きな葉の表面から水分が蒸発してしまい葉が落ちることがあります。その際は葉に霧吹きなどで水をかける「葉水」をしましょう。また葉に溜まってしまった埃は定期的に布で拭いてあげることもゴムの木を丈夫に美しく保つために必要なお手入れのひとつです。
葉水をすることで葉を艶やかにするほか、害虫被害を防ぐ効果もあるので一年を通して行いましょう。
まとめ
観葉植物をお部屋に飾りたいと思ったとき、いろんな種類があってどんなものを置いたらよいのか迷ってしまいますよね。ゴムの木は、どんなお部屋にも合わせやすく、お手入れもあまり手間がかからず育てやすいので、お部屋に初めてお迎えする観葉植物にもおすすめです。シンボルツリーとしてダイナミックに飾ったり、おしゃれな雰囲気を高めるインテリアグリーンとして飾ったりと、サイズや種類によって飾り方のバリエーションも広がりますよ!
受け皿に溜まっている水は病気の原因になるのでこまめに捨てましょう。