フジバカマの育て方!水やりや肥料など基本管理から増やし方まで解説!

フジバカマの育て方!水やりや肥料など基本管理から増やし方まで解説!

フジバカマは「秋の七草」の一つでよく知られていますね。現代環境の変化により自生のフジバカマは減りましたが、丈夫で育ちやすいため育て方も手がかかりません。ここでは、フジバカマの育て方や基本管理などについてご紹介していきましょう。

記事の目次

  1. 1.フジバカマの基本情報
  2. 2.フジバカマの育て方
  3. 3.フジバカマの増やし方
  4. 4.フジバカマの基本管理
  5. 5.フジバカマのマメ知識
  6. 6.まとめ

フジバカマの増やし方

増やし方①株分け

株分けの時期は植え替えと同時に行いますので、2月~3月です。庭植えの場合土の中で根茎が長くなり過ぎると株分けをします。堀り上げた根を2、3個に切り分けて、再び植え付けましょう。鉢植えの場合フジバカマの株を取出し、古い根や土を落とし、1株2~3個の芽がつくように切り分けます。切り分けた株は苗の鉢植えと同じ順番で行いましょう。

増やし方②挿し木

挿し木の時期は5月~6月です。茎の先端を2~3節くらいのところで切り、切り口を水に30分浸けます。この時下の方の葉は取っておきましょう。水に浸けておいた茎を挿し木用土の土(赤玉土(小)など)に挿し、明るい日陰に置き、土が乾かないように水やりをします。たくさん根が生えてきてから鉢に植え替えましょう。

フジバカマの基本管理

基本管理①病気

フジバカマがかかる病気は「うどんこ病」です。夏~冬の間にかかる病気で、株全体が白い粉を被ったようになり、光合成ができなくなって株が弱っていきます。病気にかかったところは切り捨て、薬剤をまいて拡がるのを防ぎましょう。予防としては、置き場所に気を付けます。日当たりのよい場所で適度な湿度を保てる環境で育てるといいですよ。

基本管理②害虫

アブラムシ

フジバカマは「アブラムシ」や「ハダニ」のつきやすい植物です。「アブラムシ」は新芽や茎葉に寄生して株の栄養分を吸い取る害虫で、排泄物はすず病を誘発するかもしれません。見つけたらすぐに薬剤をまいて駆除しましょう。アブラムシ退治と肥料と同時にできる「ハイボネックス原液殺虫剤入り」がおすすめです。
 

「ハダニ」は乾燥した状態が続いた時に葉の裏に寄生する害虫です。「ハダニ」は水が苦手ですので、水やりの時に葉に霧吹きで水を吹きかけると予防になります。大量発生した時は殺虫剤で駆除しましょう。

 

基本管理③剪定

剪定の時期は5月~6月です。いくらでも伸びていく草丈を放置していると、花や実を育てるための栄養分まで取っていきます。花や実の栄養分を確保するために、成長しそうなところや草丈を抑えたい場所を、株の1/3のところを切っていきましょう。切った枝は挿し木に使えます。

フジバカマのマメ知識

古くから親しまれてきたフジバカマ

フジバカマは【源氏物語】の「藤袴の巻き」で登場していたり、万葉集で歌われていたりと、古くから現代まで和歌や俳句の題材として使ったり、また鑑賞したりして人々に親しまれてきました。

フジバカマの2度目の楽しみ方

フジバカマの葉と茎は乾燥させると桜の葉に似た香りがします。中国では「蘭草」「香水蘭」と呼ばれ、ポプリとして使われてきました。また現代でもアロマとして使われています。花が咲き終わった後はポプリとして香りを楽しんだり、ドライフラワーとして楽しんだりすることもできます。2度も楽しむことができるのは、とても魅力的ですよね。試してみてくださいね。

まとめ

フジバカマは寒さと暑さに強く、手間がかかりませんのでとても育てやすい植物です。水やりや害虫予防、根の成長、置き場所などに注意して大切に育てると、次の年にも花を咲かせてくれるでしょう。フジバカマの花は優しい色をしていますので、寄せ植えにガーデニングに活躍してくれることでしょう。

花が終わった後はドライフラワーやポプリで香りを楽しむこともできますので、試してみてくださいね。

Nao
ライター

Nao

アラフィーで駆け出しですが、楽しくやって行こうと思っています。 よろしくお願いします。

関連記事

Article Ranking