シロタエギクの増やし方
挿し木での増やし方
シロタエギクの増やし方は挿し木がおすすめです。初心者でも簡単に成功します。古い株はだんだん美しい草姿ではなくなり、葉色も悪くなってくるので、挿し木をして新しい株を作って増やしていきます。
挿し木の時期
シロタエギクの挿し木に適した時期は春から初夏、秋です。真夏や冬の時期は避けます。比較的簡単に成功しますが、特に梅雨時や9月の長雨のころなど、暖かくて湿度が高い時期に挿し木をすると成功しやすくなります。
挿し木の方法
シロタエギクの先端の部分をを10cmほど切り、水につけて挿し穂に水を吸わせた後、用土に挿します。挿し木には養分のない清潔な用土を使います。用土に有機物や肥料分があると、雑菌が繁殖しやすく、挿し穂の切り口から雑菌が入り込み、挿し穂を腐らせてしまうからです。挿し木用の土を使うと問題ありません。約1ヶ月で発根します。発根するまでは風通しのよい日陰におきましょう。
摘芯(ピンチ)での増やし方
摘芯(ピンチ)は増やし方というよりは、大きな枝分かれした株に育てるという方法です。シロタエギクの苗の真ん中の1本がのびてきたら、先端を摘芯(ピンチ)します。少しもったいない気がしますが、そうすると下部から新しい脇芽が出て枝分かれした大きな株に育ちます。
シロタエギクの寄せ植えのポイント
シロタエギクは花壇などでの寄せ植えに人気があります。レース状のシルバーリーフは季節を問わず、どのような花とも相性が抜群です。むしろ単独で植えると見栄えがしない植物ともいえます。寄せ植えにするにあたって、ポイントをご紹介します。
大きく育ちすぎたら剪定
シロタエギクは花壇で主役の花を引き立てる脇役として使います。非常に丈夫な植物ですので、寄せ植えで主役の花より大きく育ちすぎたら切り戻し剪定をして主役の花とのバランスをよくします。
シロタエギクで冬の寄せ植え
シロタエギクのシルバーのレース状の葉で冬っぽさを演出できます。ダスティーミラーとよばれるゆえんの白い粉をふいた感じが雪のようにも見えます。また冬の寒さに強く、霜や雪に当たっても元気に生育し、雪に埋もれていても雪が溶けたら元気に生育します。
シロタエギクで春の寄せ植え
シロタエギクをパステル調の花と寄せ植えて、春らしい可愛いイメージに寄せ植えします。冬の寄せ植えと同様にダスティーミラーとよばれるゆえんの白い粉っぽさ感やレース状の葉も可愛らしさを演出します。
シロタエギクで夏の寄せ植え
元気で鮮やかな夏の花とコントラストをつけて、夏の寄せ植えにします。高温多湿に弱いので、詰め詰めにならないように風通しを考えて寄せ植えします。
シロタエギクで秋の寄せ植え
秋の寄せ植えにはボルドー系のものとあわせると秋らしい寄せ植えになります。
シロタエギクでカラーリーフだけの寄せ植え
シロタエギクをカラーリーフで合わせると、とても爽やかな寄せ植えになります。同系色でまとめてもいいでしょう。
シロタエギクの害虫や病気
シロタエギクは病気や害虫に比較的強い植物ですが、風通しが悪かったり、多湿であったりするとアブラムシが発生することがあります。アブラムシは見つけたら早急に駆除することが肝心です。初期であれば粘着テープなどで取り除き、株間の風通しをよくして、シロタエギクにまんべんなく日が当たるようにするとよいです。
シロタエギクの花言葉
シロタエギク(ダスティーミラー)の花言葉は、「あなたを支えます」、「穏やか」です。 柔らかいレース状の白い葉が穏やかなイメージを与え、花壇や寄せ植えでは他の花を引き立てる存在ですので、このような花言葉がついています。
まとめ
シロタエギクとは?育て方と寄せ植え
- 英名でダスティーミラーともよばれる
- レース状のシルバーリーフ
- 育て方はとても簡単で人気がある
- 夏の高温多湿に気をつける
- 適宜切り戻し剪定をする
- おすすめの増やし方は挿し木
- 花壇や鉢植えで主役の花を引き立てる
- 花言葉は「あなたを支えます」「穏やか」
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出典:筆者撮影