ユキヤナギの増やし方
ユキヤナギの増やし方には、挿し木と株分けがあります。ユキヤナギは生育旺盛で、どちらも比較的簡単に増やせます。
増やし方①挿し木
ユキヤナギの挿し木の適期は3月です。前年に伸びた枝を先端から20cmくらいのところで斜めに切り取り、一日ほど水につけておきます。挿し穂の先にルートン(植物成長調整剤)を付けて、赤玉土などに挿します。たっぷり水やりをしたら日陰で乾かないように管理します。1~2カ月で発根し、新芽が出たら庭や鉢に植え替えます。
苗が小さいうちは鉢植えでもOK
挿し木をしてまだ小さい苗の間は鉢植えにして、成長したら庭に植え替える方法もあります。
ルートンとは?
ルートンは、挿し木の際に使う発根促進剤です。挿し穂の先端にルートンをまぶすことで発根が促進されます。
切り花の枝で挿し木
生け花などに使ったユキヤナギの枝でも挿し木ができます。花を楽しんだ後に、ユキヤナギの枝を使って、挿し木の方法と同じやり方で土に挿します。挿しているうちに、花瓶の中で発根している場合もあり、手軽な増やし方といえます。
増やし方②株分け
もう1つの増やし方は株分けです。株分けの適期は、10~11月と2月中旬~3月です。株を掘り上げたら、3~5本の枝ごとにハサミやスコップを使って切り分けます。多少傷がついても心配はありません。苗の植え付けと同じ方法で植え付けます。
ボタ爺
その他に種で増やすという増やし方もあるぞ。こぼれ種で増えることもあるのじゃ。
ボタニ子
ユキヤナギは手入れも楽だから、増やしてみようかな。
まとめ
ユキヤナギは大変丈夫な植物で、剪定のコツさえつかめば、毎年春先に雪のようなたくさんの白い花がしだれる姿を楽しめます。庭にスペースがあれば、ぜひ植えたい庭木の一つです。春先にはこんなかわいいつぼみを見つけられますよ。
出典:筆者撮影