ルドベキアの増やし方
ルドベキアは種まきや挿し芽、苗植えで育てます。挿し芽は、また咲かせたいときに使うことができ、翌年以降もルドベキアの栽培を楽しめます。
挿し芽
挿し芽用の茎は、茎を10㎝ほど斜めにはさみで切り、水に(発根剤を入れてもよい)数時間つけます。育苗ポットや鉢に挿し、明るい日陰で土が乾いたら水やりをして、本葉が出れば植え替えします。挿し芽で増やすときは春から秋頃がよいです。
注意点
ルドベキアは暑さにとても強く、日の当たる屋外でもよく育ちます。育てやすいのですが手入れしないと簡単に増えてしまい、草丈も1m近くまで伸びて雑草化してしまいます。「ルドベキア・ラシニアタ」などの特定指定外来種の植物を見つけても持ち帰り育てないようにしましょう。
ルドベキアは病害虫の被害は少ないですが、枯れた花や葉をそのままにしておくと、「うどんこ病」や「アブラムシ」、「ハモグリバエ」などに食害されてしまいます。発症した葉は切り落とし、殺虫剤や防虫剤をまき駆除しましょう。
ルドベキアに似た植物
ルドベキアは30種類ほどありますが、ここではルドベキアに似た植物を紹介します。
ディモルフォセカ
キク科の1年草。種が大きく秋まきで、2月中旬~6月上旬ごろまで黄色・オレンジ・白・複色の花が咲きます。夜や天気の悪い日には花を閉じたり、開花中に雨に降られると枯れてしまいます。
オステオスペルマム
多年草で開花時期は1月中旬~5月と9月中旬~11月中旬、黄色・オレンジ・白・紫・ピンク・複色の花が咲きます。ディモルフォセカと交雑により黄色やオレンジの花が咲きます。
ヘリオプシス
別名「ヒメヒマワリ」「ヒマワリモドキ」「キクイモモドキ」と呼ばれている1年草・多年草のキク科で「ルドベキア・ラシニアタ(ハンゴンソウ)」に似て草丈50~150㎝と高いです。濃い黄色の大輪の花が咲き、開花時期は6~10月ごろです。
キクイモ
キク科のヒマワリ属で多年草。根の部分は食べれます。別名「ブタイモ」「カライモ」「ハッショウイモ」と呼ばれ「ルドベキア・ラシニアタ(オオハンゴウソウ)」に似ています。要注意外来種の植物に指定されています。
まとめ
ルドベキアは手入れもかんたんで手軽に育てることができますが、増えすぎると草丈も高くなり、他の植物の栽培・生育の邪魔になります。ルドベキアは今後「ルドベキア・ラシニアタ(オオハンゴンソウ)」のように、特定指定外来種の植物に指定されてもおかしくない繁殖力です。そうならないためにも増やし方、手入れの仕方に気をつけて、かわいいルドベキアの花を育てましょう。
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