ブーゲンビリアの育て方!剪定の時期・コツや上手な植え替え方法を解説!

ブーゲンビリアの育て方!剪定の時期・コツや上手な植え替え方法を解説!

ブーゲンビリアは躍動的な花姿が印象的で、夏を感じる植物の代表格です。園芸品種が多いのも人気の理由で、花色も多く八重咲や四季咲きもあります。この記事ではブーゲンビリアの剪定や植え替えなどの手入れのコツ、挿し木による増やし方などを見ていきます。

記事の目次

  1. 1.ブーゲンビリアの特徴
  2. 2.ブーゲンビリアの種類
  3. 3.ブーゲンビリアの育て方
  4. 4.ブーゲンビリアの剪定方法
  5. 5.ブーゲンビリアの植え替え方法
  6. 6.ブーゲンビリアの増やし方
  7. 7.ブーゲンビリアの冬越し
  8. 8.まとめ

ブーゲンビリアの植え替え方法

鉢植えのブーゲンビリアは定期的に植え替えが必要です。ここでは植え替えに失敗しないためのポイントを見ていきます。

植え替えする理由

ブーゲンビリアは大株になり鉢が小さくなると根詰まりを起こします。そうすると葉芽の伸びが悪くなり、ついている葉は黄色く変色してきます。植え替えしてひと回り大きな鉢で育てることで根が伸びやすくなり葉も元気になります。特に鉢の底から根がでてくるようになったら、植え替えを急ぐべきです。

植え替えの時期

鉢植えのブーゲンビリアは2~3年に1回くらいの頻度で植え替えます。植え替えに適した時期は5月~7月で、季節でいえば春から初夏にかけてということになります。最低気温20℃以上の頃が最適です。ただ、枝につぼみが付いている場合や開花中の場合は、落花するのを防ぐため花の終わりを待ちます。毎年の植え替えや株に対して大きすぎる鉢への植え替えは、株が生長しても花つきが悪くなるので注意してください。

植え替えのための土作り

ブーゲンビリアを育てるには水はけがよく通気のよい土が必須です。自分でブレンドする場合は、赤玉土(小粒)が4割、腐葉土3割、小軽石(小粒)2割、鹿沼土1割の比率で作ります。植え替えの2週間前には作り、落ち着かせておきましょう。市販のものを使用する場合は草花用培養土を選んでください。

植え替えの手順

鉢植えの場合

ブーゲンビリアを育てて冬越しする場合は鉢植えがおすすめです。直径15cm(5号鉢)の植木鉢に1株を目安としてください。5~7月頃、深さのある底に軽石を敷き、土を入れます。前の鉢から根を傷めないように掘り上げましょう。苗を鉢の真ん中において周りに土を入れます。

地植えの場合

地植えも手順は同じです。5~7月頃に植え替えてください。高めの畝を作って根を傷つけないようにすることがポイントです。地植えの場合は一度定植してしまえば、その後の植え替えは必要ありません。

ブーゲンビリアの増やし方

季節を通して鮮やかな色彩をもつ花が魅力のブーゲンビリアを増やして、庭を華やかにしたいと思う方も増えています。ここではブーゲンビリアの増やし方と最適な時期について見ていきます。その前に植物全般の増やし方について確認しておきましょう。

植物の一般的な増やし方

植物の増やし方で一般的なのが種や球根から増やす方法です。その他の増やし方としては、植物の一部を切り取り、土に挿して増やす方法があります。これを挿し木といいます。茎や葉、根を切って使います。また、植物の途中から根を出させ、切り離して新たな株にする取り木、土台になる植物に増やしたい植物を挿し込んで増やす接ぎ木などがあります。

挿し木で増やす

ブーゲンビリアは、挿し木での増やし方がおすすめです。まず、鉢に培養土を10cmほど入れます。このとき土に水をたっぷりかけておきます。親木から挿し穂を10cmほどの長さで切り取り、コップに入れた水で水あげします。鉢土に割りばしなどで3~4cmの深さで穴を開け、発根促進剤をつけたさし穂を挿して完成です。

最適な時期

ブーゲンビリアの増やし方で一番成功率の高い挿し木に最適な時期は、地域より多少の差はありますが、6月~8月の季節でいえば夏の時期です。挿し木には最低気温が20℃を下回らない日がよく、冬や朝晩の気温が低い時期は発根しにくくなりますので挿し木には適しません。

失敗しない挿し木のコツ

ブーゲンビリアを挿し木で増やすときに一番大事なのが、一連の作業を手早く行うことです。水分を不用意に蒸散させないことがこの増やし方のポイントになります。また、挿し穂は生育力が旺盛な芽がついているものにしてください。挿し木で増やせる確率が格段に上がります。

ブーゲンビリアの冬越し

ブーゲンビリアは熱帯原産ということもあり、寒さに弱い植物です。九州以南では屋外で冬越しできますが、九州より寒い地域では屋内で冬越しさせる必要があります。ブーゲンビリアの冬越しを鉢植えと地植えに分けて見ていきます。

鉢植えの冬越し

ブーゲンビリアは気温が10℃以下になると枯れはじめます。冬の期間は室内の暖かい場所に移動させ、10℃以上の室温を保つようにしてください。ブーゲンビリアを育てるコツは乾燥気味にすることです。冬は室内の湿度に注意して管理してください。

地植えの冬越し

地植えのブーゲンビリアは九州以南の暖地では冬越ししますが、ビニールやバークチップを株元に敷いて防寒することが必要です。ブーゲンビリアは根が横に張らないので根元に乾燥に強い地被植物を植えてカバーする方法もあります。

まとめ

出典:写真AC

ブーゲンビリアの手入れの第一のポイントは乾燥気味に育てることです。そして低温に弱い植物ですから、いかにうまく冬越しするかが元気に育てるための手入れの二つ目のポイントになります。ブーゲンビリアのおすすめの増やし方は挿し木です。挿し木でブーゲンビリアを増やし、鮮やかな花びらで庭を華やかに飾ってください。

佐藤主計
ライター

佐藤主計

植物と暮らして、心にやさしさを育てましょう。

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