ブーゲンビリアの育て方!剪定の時期・コツや上手な植え替え方法を解説!

ブーゲンビリアの育て方!剪定の時期・コツや上手な植え替え方法を解説!

ブーゲンビリアは躍動的な花姿が印象的で、夏を感じる植物の代表格です。園芸品種が多いのも人気の理由で、花色も多く八重咲や四季咲きもあります。この記事ではブーゲンビリアの剪定や植え替えなどの手入れのコツ、挿し木による増やし方などを見ていきます。

記事の目次

  1. 1.ブーゲンビリアの特徴
  2. 2.ブーゲンビリアの種類
  3. 3.ブーゲンビリアの育て方
  4. 4.ブーゲンビリアの剪定方法
  5. 5.ブーゲンビリアの植え替え方法
  6. 6.ブーゲンビリアの増やし方
  7. 7.ブーゲンビリアの冬越し
  8. 8.まとめ

ブーゲンビリアの育て方

ブーゲンビリアは熱帯の植物らしく生育欲旺盛で育てやすい植物ですが、いくつかポイントを押さえておくとさらに元気に育ってくれます。ここでは育て方のポイントを見ていきます。

水やりの方法

ブーゲンビリアは水を与えるほど枝葉が増えて、花芽の生育が悪くなるという性質があります。4~10月に花芽をつけ始めたら乾燥ぎみに育てるのがコツです。真夏の時期であれば、生育期なので葉がしおれてきてから水をたっぷり与えるくらいで大丈夫です。花が咲いている時期に水を与えすぎると花数が減り、残った花の芽がトゲになってしまいます。

肥料のやり方

出典:写真AC

ブーゲンビリアは枝の伸びが早く開花も年2回ですから、1年のうちのほとんどの期間で生長を続けています。長期に渡って効いていく緩効性の化成肥料が最適な肥料です。5~9月の間、花後、剪定後、芽吹き後に化成肥料を施肥してください。開花前に窒素成分の多い肥料を施肥すると花付きが悪くなります。

病気や害虫について

Photo by k14

ブーゲンビリアに目だった病気はありませんが、幼木や苗木に立ち枯れ病に似た症状がでることがあります。過湿によるカビ菌の発生が原因とされていますから、早いうちに殺菌剤を散布してください。虫についてもさほどの心配はいらないのですが、風通しの悪い場所でアブラムシが発生することがあります。アブラムシに効用のある水和剤を散布して処理します。

手入れのポイント

花が咲かない理由

出典:写真AC

ブーゲンビリアの花がつかない理由は、陽当りの過不足、水や肥料の与えすぎ、枝の伸び過ぎなどが原因です。この3点は季節に関わらず注意しなければならない手入れのポイントです。

花を増やすためのポイント

出典:写真AC

ブーゲンビリアはなるべく午前中に日が当たり、午後は直射日光が当たらない場所がよく育ちます。生育環境がよすぎて枝がどんどん伸びると栄養がそちらに取られて花がつきにくくなります。そういったときはスコップの先などで伸びすぎた枝の根を切ると花がつきやすくなります。これが花つきをよくするポイントです。

一年中花を楽しむためのコツ

出典:写真AC

ブーゲンビリアは元々暖かく乾燥した地域の植物ですから、季節を通して乾燥気味にして育てるのが手入れのコツです。葉が少ししおれるくらいまで乾燥させてから、たっぷり水やりしてください。そのほうが花もつきやすくなります。手入れのコツをつかみ温暖な環境を維持できれば一年中花をつけて楽しませてくれます。

ブーゲンビリアの剪定方法

植物の剪定は見栄えをよくするだけでなく、季節を通して植物を健やかに育てるために重要な手入れの一つです。ブーゲンビリアの場合も同じです。元気に生長させ、華やかで鮮やかな花を繰り返し楽しむためには正しい剪定が欠かせません。

剪定する理由

ほかの庭木と同じように、ブーゲンビリアも生長とともに枝が不揃いになり、他の枝の生長を妨げる枝がでてきます。そうなると枝や葉が混んできて日の当たらないところが増え、風通しが悪くなります。これらはブーゲンビリアの生長を妨げ、病気を発生させ害虫がつきやすくなる原因にもなります。これらを防ぐための手入れとして剪定が必要なのです。

基本的な剪定の種類

ブーゲンビリアの剪定には大きく2種類あります。切り戻し剪定と間引き剪定です。切り戻し剪定は強めの剪定で、枝の先端を切って新芽をだす目的でする剪定です。間引き剪定は透かし剪定ともいわれ、不要な枝を根元から切り詰めて残した枝の生長を促すための剪定です。

剪定する時期

ブーゲンビリアはうまく育てば春と秋、年に2度花を咲かせます。切り戻し剪定は春の花が咲き終わった6月~8月が適期になります。間引き剪定は10月~11月の秋の花が咲き終わる時期が適期です。時期を間違えると花芽や葉芽がつきにくくなります。季節の移ろいに注意しながらブーゲンビリアを見守り、この時期に剪定してください。

剪定する枝の見極め方

樹形を乱し花付きも悪くする枝は2種類あります。徒長枝とひこばえです。徒長枝とは木の幹や太い枝から上に向かって伸びる枝です。ひこばえは木の根元から生えてくる若い茎のことです。大切な栄養を吸収してしまうので早めに取りのぞきます。

剪定のコツと注意点

上手に剪定するためのコツ

ブーゲンビリアは枝の真上に花がつきますから、できるだけ横にボリュームをだすように育てていくとバランスよく花がつくことになります。剪定するときは幹ができるだけ日に当たるように茂り過ぎた葉や枝を剪定するのがコツです。

剪定するときの注意点

ブーゲンビリアを剪定するときはもちろん、その他の手入れのときに注意したいのがトゲです。必ず園芸用の手袋などをして作業してください。先にトゲを切ってしまってから剪定や手入れをはじめるほうが無難です。このトゲは、葉っぱが出はじめた頃、水をやりすぎて蕾(つぼみ)になりそこねた花芽がトゲに変わったものです。

次のページでは、ブーゲンビリアの植え替え方法と増やし方、冬越しについてご紹介します。

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ブーゲンビリアの植え替え方法

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