プリンセチアの育て方
プリンセチアの育て方①用土
用土は市販の培養土か観葉植物用の培養土を用意します。土を自分で配合する場合には赤玉土7:腐葉土3の割合で配合するとよいでしょう。また、水はけを高めるために鹿沼土やパーライトを混ぜるのもおすすめです。
プリンセチアの育て方②苗の選び方
プリンセチアの苗は秋の終わり頃から出回ります。苞の色合いで置く場所の雰囲気ががらりと変わるので、お好みや用途によって選び方は異なります。プリンセチアは苞の色やタイプ(スタンダードか八重咲か)でさまざまな種類があるので、種類を知り、実際に店頭や写真などで花姿を確認すると選び方が決まります。
プリンセチアの育て方③水やり
水やりの基本は土が乾燥してから
プリンセチアの水やりは少々難しく、水切れしても枯れますし、水やりをしすぎても根腐れを起こします。必ず土の表面が乾燥したのを確認してから水やりを行うのがポイントです。初夏から吸水力も増しますので、様子を見ながら水やりの量や頻度を調整します。
ボタニ子
夏は水切れに注意!冬は控えめに水やりを
夏は特に水切れのために枯れることが多いので注意しましょう。朝か夕方に1回、または朝と夕方の2回、鉢底から溢れるくらいたっぷりと水やりしましょう。また冬はやや控えめに、表面の土が乾いてからさらに2日~3日待ってから水やりします。冬場は午前中からお昼頃までに済ませるようにしましょう。
ボタニ子
水やりをしすぎても根腐れで枯れるし、乾燥させすぎても枯れる原因に…水の管理は大切なお手入れポイントですね!
ボタニ子
水が葉っぱにかかると病気になりやすくなります。水はできるだけ葉っぱにかからないように株元に与えましょう。
プリンセチアの育て方④肥料
生育期間中は追肥しよう!
5月~10月はプリンセチアにとって生育期間にあたります。この間に追肥すると、成長を促し、葉っぱの色や艶もよくなります。与える肥料は液体肥料でも緩効性肥料でも大丈夫です。液体肥料は効き目が長くは持たないため、一週間に一度くらいを目安に与えるとよいでしょう。また、生育期間外は肥料焼けを起こすことがあるので、追肥を避けます。
プリンセチアの育て方⑤植え付け・植え替え
入手したときも植え替えるの?
鉢に植えられた状態で入手した場合も、小さめの鉢に植えられていることが多いので、できれば一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。小さな鉢のままだと根詰まりしやすいからです。根鉢の3分の1ほど土を崩して植え付けると根が安定しやすくなります。
冬越し期間中の植え替えは避けて
植え付け・植え替えは真冬を避けます。冬越し中の植え替えは株の負担になり、枯れる原因になるからです。できれば春がベストですが、根詰まりを起こしているようであれば、冬越し期間中を避けて行いましょう。
プリンセチアの育て方⑥病気・害虫
病気はカビ、すす病に注意!
プリンセチアに水やりをし過ぎて過湿状態が続くとカビが発生します。その上風通しの悪い場所に置かれていると、害虫が発生し、その後すす病にかかって枯れてしまうことがあります。水の与えすぎに注意し、万一カビが生えてしまったら、土を新しいものに取り換えて植えなおしましょう。
害虫はオンシツコナジラミ、アブラムシ、カイガラムシに注意!
気を付けたい害虫は、オンシツコナジラミとアブラムシ、カイガラムシです。オンシツコナジラミは葉裏に、アブラムシは新芽に、カイガラムシは葉っぱと茎に発生しやすい特徴があります。いずれも風通しのよい場所に置いてあげることが予防策になります。害虫が発生してしまったら殺虫剤で駆除しますが、カイガラムシにはブラシでこそぎ取る方法が有効です。
次のページではプリンセチアの増やし方とお手入れのコツを紹介します!
下のほうの葉っぱが枯れて落ちてしまうのは水切れのサインです!