ラケナリアとは？特徴・種類や鉢植えでの基本的な育て方などを解説！

葉は光合成に必要となりますので、間違って切らないよう注意してください。花が終わったあとは花がらを摘みましょう。花茎のつけ根の部分から茎を切り取るようにして、花がらが残ったりしないことを意識しながら丁寧に剪定してください。そのままにしておくと結実して球根が小さくなってしまい球根の役目を果たさなくなってしまいます。

ラケナリアは、やや乾燥した地帯の植物なので土を過湿してしまうと「白絹病」が出ることがあります。掘ってみたら球根が用土中で腐ってなくなってしまっていたり、半分だけ部分的に腐ったりすることがあるので土を過湿にしないことが重要です。水やりを忘れて植物体を乾かすと花穂や葉裏に白い糸を出す「赤ダニ」がつきます。水で洗い流すだけで薬剤を使わずにダニを防げ、取り除けます。

ラケナリアは葉ざしや種蒔きという方法でも、もちろん増やすことができますが、分球以外の方法を選ぶと花が咲くまでに数年かかってしまいますので今回の記事では分球での増やし方について紹介しています。ガーデニング上級者の人はラケナリアの育て方や増やし方に慣れてきたら難しいといわれている「種蒔き」や「葉ざし」での増やし方にも挑戦してみてもよいのかもしれません。

ラケナリアがまだ春～秋の植え付け時期ではないときは子球（まだ若い球根）を外して貯蔵しておき植え付け時期がきたら植え付けましょう。ラケナリアは自然に分球する（新しく球根ができる）球根植物です。増やし方としては植え替えの時に球根を掘って、小さな球根を外して植え付ければ、あとは先ほどまでの項目で触れた通りに育てるのを繰り返していくことでラケナリアを増やせます。

ラケナリアは春～秋が寄せ植え可能な時期で、他の植物に比べて寄せ植えができる期間が長いので、割と自由に好きなように植え替えが可能な品種です。寄せ植えこそがラケナリアの醍醐味ともいえます。ガーデニング中級者でも比較的簡単に庭をデザインできます。難易度は少し高めですが、まだガーデニング上級者とはいえないけれど豪華な寄せ植えに憧れている人におすすめです。

ラケナリアは少し手のかかる品種なので初心者向けだとはいえませんが、ガーデニングハウスがある場合は初心者にもおすすめします。アフリカ原産なだけあって目に楽しい色とりどりの花が見られます。ラケナリアを購入するときは自分の好みの品種をおよそ100種類の中からインターネットや、品種を多く取り扱う実店舗で納得して購入するのがおすすめです。