メドーセージ(サルビア・ガラニチカ)の育て方
ここからは、国内では「メドーセージ」としても流通しているサルビア・ガラニチカの育て方をご紹介します。宿根サルビアや観賞用のセージとの共通点が多くあるため、それらを育てるときの参考にもしてください。
育て方①植え付け
弱雨やむ
— 風の駅の伝言板/そよかぜ鼓太郎 (@tokyo21211) September 28, 2017
つくば、どんより
メドーセージ、ゆれて
午後の静寂 pic.twitter.com/49n6HkxBQL
メドーセージ(サルビア・ガラニチカ)は庭植え(地植え)がおすすめですが、鉢植えや寄せ植えにしても育てられます。3.5号のポット苗を鉢植えにする場合、やや大きめの6〜8号の素焼き鉢に植え付けます。庭植えではしっかりと根が張れるよう、30cm以上掘り起こしましょう。
育て方②用土と肥料
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メドーセージ(サルビア・ガラニチカ)は用土のpHを中性に整えると、よく育ちます。お花の培養土に有機石灰や苦土石灰を混ぜてから植え付けましょう。ブレンドする場合は、赤玉土の中粒に腐葉土やpH調整済みのピートモスを混ぜ込みます。肥料は春と秋に有機質肥料を与え、開花中は継続して液肥や活力液を与えましょう。
育て方③水やりと日当たり
Salvia guaranitica (Meadow Sage)
— Hiro Kitsukawa (@zepkit) June 2, 2017
サルビア・ガラニチカ(メドーセージ) pic.twitter.com/JmhRNkjsSa
メドーセージ(サルビア・ガラニチカ)は日当たりのよい場所を好みますが、半日陰でもよく育ちます。暑さには比較的強いですが、蒸れに弱いため剪定や切り戻しで蒸れ対策をします。鉢植えは風通しのよい場所で、しっかりと水やりして枯らさずに育てましょう。
育て方④病気と害虫
メドーセージ(サルビア・ガルニチカ)は丈夫で育てやすく、病気の心配はほとんどありません。香りが虫除けになるともいわれますが、アブラムシやカイガラムシが発生することもあります。害虫予防のためにも殺虫剤をスプレーしましょう。野菜やハーブ類にも安心して使える、天然成分や食品成分の殺虫剤がおすすめです。
メドーセージ(サルビア・ガラニチカ)の管理方法
丈夫で育てやすいメドーセージ(サルビア・ガラニチカ)は、季節にあわせたお手入れをすると、花をより長く咲かせられます。ここでは、お手入れのコツをわかりやすく解説します。
初夏・切り戻し剪定で蒸れ対策
おはようございます🐥
— mariko🍎(。☌ᴗ☌。)💐🌹✨ (@marysophy630) September 18, 2019
剪定されたあと、また咲きだした公園のメドーセージさん✨ pic.twitter.com/pGUcD6yUOk
ツボミのついた状態で切り戻し剪定するのは、とても勇気が入ります。6月ごろ地上から20〜30cmで全体を切り詰め、肥料を与えましょう。鉢植えの場合には、枝数を少なくして風通しをよくする方法があります。夏の蒸れを防いで、秋の花上がりがよくしましょう。コンパクトに楽しみたい方にもおすすめです。
夏〜秋・早めの剪定で次々咲かせよう
花穂が次々に上がってくるメドーセージ(サルビア・ガラニチカ)を、より長く花を咲かせるコツは剪定にあります。花穂のツボミが全て咲き終わらないうちに、早めに花穂の下でカットしましょう。横から出ている次の花穂が咲き終わったら、花茎の元でカットします。こうして早めの剪定を繰り返すと、より長く花を咲かせられます。定期的な肥料も忘れないでくださいね。
晩秋・マルチングして冬越しの準備
メドーセージ(サルビア・ガラニチカ)はやや耐寒性があり、-5℃までは耐えられます。花が終わったら剪定して整え、株元をマルチング剤で覆って冬越しの準備をしましょう。鉢植えは軒下などで管理するのがおすすめです。乾燥しすぎないよう、時々水を与えます。
メドーセージ(サルビア・ガラニチカ)の増やし方
庭植え(地植え)したメドーセージ(サルビア・ガラニチカ)は、地下茎で自然に増えてきます。鉢植えの増やし方は、植え替え時期の株分けか、挿し木(挿し芽)です。この品種は苗から育てるのが基本で、種まきからの育て方や増やし方はありません。
株分けでの増やし方
青色のセージを4つに株分け。
— 左門凶作(ビゼンニキ) (@houkoku213) May 4, 2019
種から育てうどんこ病に耐えた唯一の生き残りのバーベナをちょこんと pic.twitter.com/EFKKDfFLx0
鉢植えは春の4〜5月ごろが植え替え・株分けの適期です。根詰まりしやすいので、鉢植えは毎年の植え替えがおすすめです。二回り大きな鉢に植え替えるか、株分けでサイズを維持しましょう。
挿し木(挿し芽)での増やし方
初夏の5〜6月ごろに、剪定した茎を挿し木(挿し芽)にして増やせます。下のほうの葉を整理して挿し木用の用土に挿し、用土を乾燥させないように明るい日陰で管理します。1年目は鉢で育て、2年目以降に庭植えにしましょう。
まとめ
夏から秋にかけて長く花を咲かせるメドーセージ(サルビア・ガラニチカ)をご紹介しました。青紫の花穂が揺れる様子は涼しげな雰囲気を漂わせ、寄せ植えにしても長く楽しめます。夏の庭やベランダを、メドーセージ(サルビア・ガラニチカ)でさわやかに彩りましょう。
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出典 写真AC